魅惑のミスコン
お久しぶりです、島北です。
まだまだ暑い夏が続いています。もう軽く溶けだしています。
どうぞ、伝説の神と勇者の冒険第8話「魅惑のミスコン」、最後まで楽しく読んでいただければと思います。
「みなさま、大変お待たせいたしました!!これより、ホレンツィエ王国主催、ミス・コンテストを開催いたします!!」
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!」」」
紳士服を着た若い男の司会がミスコンの開催を宣言すると、一斉に観客の男たちがどよめき始めた。
今の時間は朝の10時。どうやらセルディたちは朝早く宿を出ていたようで、僕が起きた時にはすでに彼女たちの部屋はもぬけの殻と化していた。僕は一人さみしく宿屋を発ち、ミスコンの会場に着くと、すでにたくさんの観客が女の子たち目当てに集まっていた。なので、僕は少し後ろの方の席に座ることになってしまった。
「さて、前置きは無しでサクサクと進めていきましょー!」
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!」」」
「それでは、まずは1番の方から、順に行きますよー!」
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおっっ!!」」」
「では、1番、ウィル・ヴァイスドンさん、どうぞーっ!!」
司会の人が呼ぶと、1番の女性が綺麗な服を着て舞台の上手からを現した。ミスコンに出るだけはあって、非常に美人な女性だった。司会は、ウィルさんの紹介を簡単に済ませると、ウィルさんは服を脱ぎ捨て、スカートを脱ぎ捨てると、中からなかなかに色っぽいビキニが姿を現した。
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」」」
水着になった途端、観客の男たちは一斉に声を荒げ、興奮の渦を作る。僕も男だから、興奮はした……けど、流石に叫びはしなかった。
ウィルさんの時間が終わると、2番、3番の女性たちの時間が続く。3人とも絶世の美人と言っても過言ではない女性たちだったので、観客の男たちの興奮は冷めやまぬことは無く、どんどんとヒートアップしていた。4番から7番は順にセルディ、アイルさん、ネーニャ、フランさんであるらしいが……。8番には個人的に優勝候補だと思われるメグさんがいた。というよりも、メグさんもミスコンに参加するなんて知らなかったよ……。審査員側だと思ってたからね。
「さーーて!!盛りあがってきましたミスコン!!続いては、なんと、魔王襲来戦争の勇者たち、魔王討伐主力隊の1人!!だけど可愛さは一級品!!セルディーーーー・コーーーーーレリンッ!!」
ついにセルディの番。観客の歓声の中、セルディは上手から現れる。いつもの服装とは違い、なんと、子供向けのプリンセスドレスのような服装を着ていた。……少し胸のあたりがぶかぶかしているように見えるのは、恐らくメグさんのお下がりだからだろう。だが、普段見られない可愛らしい服装に、僕も目を奪われた。
「おーーーーーっ!!めっちゃ可愛いじゃん!!」
「ザ・美少女って感じだよな!!」
「あの子が勇者級の1人なんて信じられねーぜ……」
周りの男たちはセルディを見てそれぞれ感想を述べる。どうやら普段のガサツな部分を知らないからか、かわいらしいと非常に好印象を受けている模様。確かに見てくれは非常にかわいらしい美少女ではある。僕も時々見せる表情やしぐさにはドキッとするくらいだからね。
すると、セルディはニっと笑い、ドレスを脱ぎ捨て、可愛らしいオレンジ色のワンピースタイプの水着を着るセルディに変身した。所謂、幼児体型ではあるがロリ属性萌えの観客には受けが最高らしく、大きな歓声が上がる。セルディは少し嬉しそうな顔を見せると、飛び跳ねて可愛らしいポーズを作る。
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」」」
そのかわいらしいしぐさに悩殺されてしまった紳士諸君は村全体に轟くかのような歓声をあげた。
「セルディさんっ!!可愛らしいパフォーマンス、ありがとうございましたーーっ!!」
セルディは笑顔で舞台の下手に去ると、観客の熱い声援に送られていった。
「さてーっ!次は大人の色気を携え、祖国シュヴェッラでは宿屋の娘として従事する若き美女、アイルーーーーーッ・ディショットーーーーーーーーーッ!!」
司会の紹介を預かると、アイルさんは普段着の魔法使い用の体のラインが目立つ水色のドレス状の服、そして富裕層が着るような綺麗に仕立てられたロングスカートを履いて舞台に現れた。
「うわあっ、あの子、おっぱいでけえ!!」
「めっちゃ可愛いじゃん!!なんかお嬢様みたいな感じだなー」
「うーむ……是非とも私も尽くされたいものだ……」
先程のセルディとは逆転した、幼い可愛さではなく、大人の色気を携えたアイルさんに、観客の興奮した声が向けられる。アイルさんは艶っぽくニヤリと笑うと、いつも身につけているドレスを頭上に脱ぎ捨て、その豊かなボディを強調する黒のビキニを姿が現した。
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」」」
興奮収まらぬ熱い声援を受けた自らの豊かな胸を強調するように前屈みになり、両腕を膝に直線状に伸ばし、胸を腕で挟み込むポーズをとる。所謂、悩殺ポーズというやつだ。これは刺激がなかなか強い……!!観客の興奮も最高に達し、僕の右前で見ていた観客に至っては鼻血を手で拭いながら見ているではないか。でも気持ちはわかるよ。僕も鼻血が出そうだ。彼女の大きな胸に目が向きがちだが、顔も美少女だし、身体のバランスも素晴らしい。このような女性が悩殺ポーズなんかしたら、そりゃあ男は堕ちちゃうよね。
「アイルさんっ!!色っぽいパフォーマンスをありがとうございましたーーっ!!」
アイルさんは投げキッスを観客に向けて放ち、ゆっくりと舞台の下手に退場する。投げキッスが影響したのか、右前の観客はついに鼻血を手で抑えられない勢いで噴出し、気絶して倒れてしまった。どうやら横にいた友達と思われる観客の人に肩車をされて会場後方のベンチに運ばれていった。
「盛りあがってまいりました!!この怪奇炎!!私も溶けてしまいそうです!!……さあっ!では次の女の子に行きましょう!!次は、子供ながらにして少し危ない雰囲気を醸し出す、けれども健康的な姿に心奪われる!!ネーニャーーーーーッ・ブルテーーーーーーーーーーーーンッ!!」
司会に紹介されたネーニャは、普段着ている露出度の高い服で登場する。……普段つけていない猫耳をつけて。
「うおおおおおおおおおっ!!猫耳キターーーーーッ!!」
「健康的な小麦色の肌がたまんねえ!!」
「なんなのだろうか……幼くも怪しいこの感じは……グへへ、なんか興奮するなあ……!」
ここで今までの女の子たちとは少し趣旨が異なる、妖しさを備えたネーニャの登場は、もうちょっと異なる反応が返ってくると思っていたが、やはり男は単純だった。猫耳をつけたら可愛い女の子はもっと可愛くなるのだ。妖しい笑顔を作って犬歯を見せると、ネーニャはいつもの服を脱ぎ捨て、なんと、豹柄のマイクロビキニが姿を現した!!
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっ!!!!」」」
熱い声援を受けたネーニャは、再びニヤリと妖しく笑うと、なんと手を頭に持っていき、片足をあげ、猫のポーズをやってのけた!最早、猫耳に豹柄のビキニってどうなの?という疑問は興奮で塗り替えられた僕は、初めてネーニャと会った時の猫被った彼女が彷彿としてしまい、ドギマギしてしまった。
「ネーニャさんっ!!ドキドキさせてくれるパフォーマンス、ありがとうございましたーーっ!!」
猫ポーズを終えると、ネーニャは笑顔で会場に向けて手を振って舞台の下手へと走り去って行った。
「さあっ!!ではでは次の女の子は!!……なんと!!神職者では知らぬ者はいない聖地、アメイラ修道院の若きシスター、フランーーーーーッ・エンジェーーーーーーーーーーッ!!」
司会の紹介が終わると、いつものシスター服を着て、顔を赤くしてもじもじしながら舞台の上手から現れた。
「うおーっ!癒し系キターーーッ!!」
「あの子もおっぱいでっけえなあ、おい!!」
「なんか汚すのが憚られるような無垢さがたまんねえ!!」
……最後聞こえて来た歓声の犯罪臭の高さはさておき、やはり観客の受けは非常に良かった。シスターと言う職業上、懺悔をするとき以外は神聖なイメージが付きまとって近寄りがたいものであるが、フランさんから放たれる優しいオーラが観客を掻き立てる。フランさんは水着に着替えようとシスター服を脱ごうとするも、どうにも恥ずかしいのかなかなか進まない。観客の人たちも少し心配そうな雰囲気を醸し出し始める。司会の男性も少し不安げな表情になりながらフランさんを見る。……数秒して、フランさんは何かブツブツとつぶやくと、バッと俯かせていた顔を観客の方に向け、目を閉じて一気にシスター服を脱ぎ始める!すると、フランさんの身を包むのは、桃色の、ひらひらレースの付いたビキニだけとなる。観客全員は一斉にダウンし始めていた熱気を取り戻し、フランさんに雄叫びのような大きな声が向けられる。
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ!!!!」」」
恐らく、一生見ることのないだろうシスターの水着姿。観客の男たちは無垢な美少女の恥じらう姿と可愛さと色気を備えた水着姿に興奮を抑えられていないようだ。もちろん僕を含めて。アイルさんには劣るものの豊かに膨らんだ胸と艶やかに大きなお尻、そして、いわゆるぽっちゃり体型とされる肉付きがついてる健康的なスタイル。まるでグラビアアイドルかのようなスタイルが男の興奮をさらにそそる。観客の目線がフランさんの水着姿に集中すると、フランさんはカーッと顔を紅潮させ、ついに自分のパフォーマンスタイムが終わっていないのにもかかわらず、おぼつかない足取りで涙目になりながら舞台の下手に走り去って行ってしまった!!
「ありゃりゃりゃ!?まだ時間は残っていたのですが……どうやらフランさんの恥じらいが最高潮に達してしまったようですね!」
司会の男性が慌てて場をつなげようと進行する。
「フランさんっ!恥じらうパフォーマンスをあるがとうございましたっ!!……では、次が最後の女の子になります……ラストを飾る女の子は!!ニュー農村の村長の娘でありながら、乳牛の飼育に精を出し、村の農業を活性化する働き者!!メグーーーーーッ、フリーーーーーーーーーーーシアンッ!!」
司会の紹介を受けて、ゆっくりと舞台の上手から登場するメグさん。ただ歩いているだけなのに揺れるその規格外の胸は、普段着ている服のはずなのにあまりにも強調されていて今にも破れそうだ。
「おっぱいでけえええええええええええっ!!」
「しかもめっちゃ可愛い!!」
「こ、これは良いミルクが出そうだな、グへへ……」
メグさんの登場に、会場の男達が燃え上がる。国の活性化を狙っていたこともあり、僕を含めホレンツィエ国外から来た人たちもいる。初めて見るだろうメグさんの爆乳は、外国から来た来場者を圧巻させる。メグさんはニコーっと穏やかに笑うと、メグさんは自身の胸の頂上辺りを掴み、少し苦しそうに、時間をかけて服を脱ぎ捨てた。
プルルルルンッッ!!
服を脱ぐ際に持ち上げられた爆乳が、服から解放されて重力に引きづられ揺れ動く。そして、姿を現した気になる水着。なんと、牛柄の際どめのビキニ!彼女の持つ爆乳ももちろんのこと、全体的に豊かすぎる乳房にバランスを取るためにムチムチに膨らんだお尻や太もも、そして、爆乳に合わせて少し肉付きがふっくらしているお腹周りが、メグさんの魅力をさらに掻き立てた。
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっ!!!!!!」」」
メグさんは、水着になると、笑顔でぐるりとその場をターンする。すると、自身の身体より少し遅めにまるでハンマーか何かのように揺れる胸。ターンを終えると、慣性の力で動き続けようと豊かすぎる胸は再びターンしようとするが、胸はメグさんの体に引っ張られて激しく揺れながら定位置に戻る。もはやメグさんの胸は別の生物なのでは無いかと錯覚してしまいそうだ。僕は、今の光景をしっかりと脳裏に焼けつけた。
「メグさんっ!!暴れまわるパフォーマンス、ありがとうございましたあっ!!」
メグさんは「暴れまわる」の意味を理解できなかったらしく、少しきょとんとした顔を見せると、観客の方に笑顔を向け、手を振った。すると……
ボンッッッッ!!!!
なんと、メグさんの牛柄ビキニが、彼女の規格外の爆乳を抑えつけること出来なくなったらしく、ついにビキニのボタンがはじけ飛んだ。しかし、見てわかるように、メグさんのビキニは胸の谷間にあたる部分に付けられた紐で前方も結われていた。要はボタンは紐が取れてしまった時の保険だったようだ。紐だけで彼女の豊かすぎる胸を抑えつけることができず、ゆっくりと紐はほどけ、ビキニはだんだん下へと下がってしまう。
「きゃあああああああああああああああああっ!!」
「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっ!!!!!!」」」
メグさんはあと少しで乳首が見えそうになったところでなんとか両腕でビキニごと胸を抑えつけた。あまりに大きすぎる胸を抑えるのが非常に大変そうだ。もし片腕で抑えていたら、胸の大きさに腕の長さが足りず、あわや惨事となっていただろう。メグさんは急いで舞台袖に退場しようとするも、恥ずかしさのあまり先程登場した上手の方に走り去ってしまった。
「い、いやあ、最後の最後に素晴らしいハプニングでした……私も興奮で鼻血が止まりません……」
司会の男性は手にしたハンカチで必死に鼻を抑えていた。白いハンカチのようだが、鼻を抑えている部分は赤く変色していた。
「さ、さて……私の鼻の調子も良くなりましたので……これから審査員の方々による審査が始まります!優勝者の発表はただ今の時刻より15分後を予定しておりますので、時間のお間違いがないようにご注意ください!!」
そういうと、観客席の左側に座っていた審査員の人たちが舞台裏に一列になって歩き始めた。司会の男性も舞台を横断して審査員たちが向かった舞台上手側に姿を消した。僕は、長い間立ちっぱなしで疲れてしまったので、水分が欲しくなっていた。せっかく前の方に居れたけど、熱中症になって倒れるよりかはマシだ。僕は、仕方なく、村の奥にある道具屋で牛乳を手に入れるためにその場を離れた。
僕は、牛乳を買って、道具屋を出る。
「うわあああああああああああああああああああああっ!!」
「な、なんだこいつら!?」
「やめろよ、このッ!!」
なんと、村の会場の方から観客の喚き声が響いて来る。しかも、よく見ると、会場の方から煙幕のような煙が立ち込めている。僕は、非常事態と察し、すぐさま会場に駆け付けた。
すると、会場の観客たちはみんな眠っているように倒れていた。口を抑えている人の中には意識がまだある人もいるようだ。僕は、先程の煙幕が催眠弾の影響と判断し、口を服の袖で隠し、意識ある観客のもとに急行する。
「いったい、なにがあったんですか!?」
「……いきなり武装してたやつらが会場に煙まきやがって……どうやら女目当てだったみたいだ……催眠ガスを巻いた途端に舞台裏に走り抜けやがった……」
「そうですか……ありがとうございます」
僕は、意識混濁の観客を安全なところに退避させる。そして、すぐさま、セルディたちがいるはずの舞台裏の待合室に急行した。
「アルタさん!!」
「ネーニャ!……アイルさんとフランさんも無事か!!」
僕は、待合室にいたネーニャ達と合流した。が、どこを見てもセルディが見当たらなかった。そして、メグさんも。
「……やられました……」
ネーニャは悔しそうに唇をかみしめる。
「……私、見えたの。武装した奴らの腕に彫られた紋章を……」
アイルさんはネーニャのことを見ながら言葉を続ける。
「左を向く馬の様な獣の顔、顔の下に描かれた一閃の槍……あれは間違いない、盗賊団サバーニャの紋章よ」
「そんな!?」
「あいつら、昏睡状態になったセルディさんとメグさんを気絶させて、どっかへ行ってしまったわ……」
僕は驚愕する。仮に名の知れた盗賊団だとしても、勇者級の称号を持つセルディが敗北するなんて……信じられない。
「……ネーニャ、何か知っていたんじゃないの?」
アイルさんは鋭い目線をネーニャに送る。ネーニャはひどく驚いた顔を見せたが、すぐに反論する。
「違いますよ!私はもう、サバーニャとは縁は切りました!!」
「……アイルさん、流石にそんなふうに攻めるのはかわいそうですよ……セルディが連れていかれて動揺する気持ちはわかりますけど……少し落ち着いてください」
「……ごめんなさい……」
アイルさんは、落ち着きを取り戻し、反省した顔を見せ、僕とネーニャに頭を下げる。そして、アイルさんは僕に目線を合わせぬように軽くそっぽを向いた。
「……アルタさん、信じて下さい……私はもう関係ないですからね……」
「わかってるよ」
僕は、流れそうなほど目尻に涙を蓄え、悲しい表情を浮かべたネーニャの頭をなでた。
「……やっぱり、アルタさんは優しいです……」
頭をなでると、ネーニャは嬉しそうな表情になり、僕にくっつき甘えるように頭を差し出す。僕は、あまりにネーニャが小動物的に可愛かったので、頭をなげ続けた。
「……とりあえず、今はセルディさんとメグさんを奪還しましょう」
「そうですねー……一体どこに連れてかれてしまったのでしょうか……」
アイルさんとフランさんは新しい国だということもあり、土地勘が全く分からず、項垂れた。僕も考えようとするが、やはり土地勘がつかめていないのもあり、どこにセルディたちがいそうか全く分からない。
「もしかしたら……」
僕の隣にいたネーニャが何かを考えるような顔で言葉を続ける。
「ニュー農村の西南に森がありまして……その中に仮のアジトを作るって聞いたことがあります……もしかしたら、そこにいるのかもしれません……」
「だったら、そこに向かうしかないわね」
アイルさんは晴れてきた煙の中、ハンカチを口から外して杖を構え、出発の準備を一目散に整えた。
「そうですね……それじゃあネーニャ、そのアジトまで、先導を宜しく頼むよ」
「わかりました!!」
僕たちは、荷物をまとめ、晴れた視界の中、村の入り口にかけられたアーチの下にたどりつく。
「それじゃあ……行きましょう……!」
僕の言葉に、周りのみんなも頷く。そして、ネーニャが僕たちの先に出て、先導を開始した。
波乱の中、収束を迎えることができなかったミスコンの会場だったニュー農村をあとにし、僕たちは、盗賊団サバーニャの団員に拉致されたセルディとメグさんの奪還の為、ネーニャの先導のもと、盗賊団サバーニャの仮アジトへと、向かうことにした。
第8話「魅惑のミスコン」、最後まで読んでいただきありがとうございました!!
さて、今回はニュー農村でのミスコンがメインで進みましたが……キーボードを打つスピードがいつもより1.5倍くらい早くなりましたね(笑)。女の子たちの魅力を必死に伝えようと僕の指が動きました。まるで指一本一本が別の意思で動いているようだ……!!(某干物妹的な)
そして、ついに物語に関わり始めた「盗賊団サバーニャ」、次回でどのような展開が繰り広げられるのか、楽しみですね。ちなみに、サバーニャという名前はお分かりの方もいたかもしれませんが、機動戦士ガンダム00に登場する機体からとりました。これに関しては特に意味のある名前とかではありませんが、語呂の良さなどから命名しました。盗賊団なのにかっこいい名前になりすぎて作者の僕もびっくりです(笑)。
さて、ここからは次回予告を。次回、第9話のサブタイトルは「盗賊団サバーニャ」です。次回は今回とは一転、かなり真面目な話に仕上がってます。僕の拙い文章も相まって、内容が難しい描写があるかもしれませんが、そこは読みごたえがある!っていうことにしただければ幸いでございます(笑)。
次回の投稿は、なんと、明日!明日投稿いたします!!……というのも、夏休みを利用して通常よりも速いスピードで執筆しているためにもう次回は出来上がっているのです。なので、今回と次回、続けて読んでいただければ嬉しいなと思います。
では、また次回にお会いしましょう~!ではでは、失礼します~!




