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エシュ・アジュラス

皆様、お久しぶり(でもないですかね?)です、島北です。

実に執筆が楽しい時期です。僕の指が踊っています。

では、第20話「エシュ・アジュラス」、最後までどうぞ、お楽しみください!

「……ついに着いたな……」

セルディの押し殺したような独白が僕の耳に伝わる。僕たちを乗せた船はヴィディレス国領ソディー港を発ち、北上。時間は朝の5時。ついに、エシュ・アジュラスの拠点、闇の遺跡がある小さな小島に辿り着いた。

「それでは、我々はここにて待機します。ご武運をお祈りいたします」

船の船乗員は、島へと橋をかけ、僕たちを見送った。小島の海岸に立つ僕たち。朝5時なのに、日は昇っているはずなのに、周りは薄暗かった。

「……随分と警戒が浅いな」

ニーディさんは双剣を抜き、周りを見渡した。しかし、エシュ・アジュラスの団員も魔物も周りにはいない。

「とりあえず、先に進むしかないか」

ニーディさんは双剣を鞘にしまうと、ゆっくりと陸地へと進んだ。僕たちも周りに警戒しながら、闇の遺跡へと歩き始めた。闇の遺跡への道はほぼ一本道のような道筋だった。闇の遺跡の周りは崖のようになっていたので、そこへ行くのに迷う事は無いだろう。僕たちは陸地の奥へと進み、闇の遺跡が内包された崖の中へと入っていった。

「……いつ見ても不気味な遺跡だぜ……」

ニーディさんは闇の遺跡の入り口に辿り着くと、足を止めて、鋭い目つきを送った。

「……それじゃあ、まずは作戦通り、私の結界術で今張られている結界を相殺する。そしたらすぐに進入だ……行くぞ!」

そう言うと、僕たちは一度に武器を構えた。そして、ニーディさんは手を前方に構え、ブツブツと何かをつぶやき始めた。すると、闇の遺跡の入り口に張られていた結界がガラスのように割れ、行く手を遮っていた結界が消滅した!

「よし、行くぞ!」

ニーディさんも双剣を鞘から出して、闇の遺跡の中に進入した!僕たちもそれに合わせて、闇の遺跡の中へと進入した!闇の遺跡の中には、魔物を象った彫刻や、魔王、魔神を描いたとされるような壁画が、あちこちに見受けられた。不気味極まりない。

「ここから地下2階まで細い道が続く!大広間がある階層までは薙ぎ倒していくぞ!!」

闇の遺跡1階、進入してすぐ左に用意された扉を蹴り破り、すぐさま地下1階へと階段を下りた。

「キシャアアアアアアアアアッ!」

すると、階段を抜けた先に、角の生えた二足歩行の悪魔のような魔物が現れた!!

「邪魔だッ!!」

ニーディさんは双剣を一度に振りかざし、×字に魔物を叩き斬った!!

「ガハアアアアアアアアアッッ!?」

魔物は一瞬の剣戟に驚きの叫びをあげて消滅した!

「うっはあ……姉御、容赦ねえ……」

「ほら、セルディ!無駄口叩いてないで、今は突き進むんだ!!」

地下1階、厭らしいことに、3つの通路が用意されていた。恐らく、2か所は罠だろう。

「ここは左だ!ついてこい!」

ニーディさんは迷うことなく左の通路へと進んだ!僕たちもそれについていった。

「グウゥウゥゥゥッ!!」

「うげっ!オークじゃねーか!!」

ニーディさんが呻き声のような声を上げた。醜い豚のような姿が確かに気持ち悪い。

「煉公の轟炎≪スレイサ・ファイア≫!」

アイルさんは後ろ側から魔法を唱えた!炎の球はオークの身に浸る油に燃え移り、オークは激しい炎に包まれて消滅した!

「ナイスだ、アイル!」

ニーディさんはすくませていた身を動かし、再び通路を駆け始めた。なんで、ニーディさんがオークに苦手意識を持っているのかは、敢えて聞かないでおこう。そんな余裕もないしね。

通路を抜けると、大きな階段が現れた。階段を下りて、地下2階、今度は地下へと続く階段だらけの部屋に辿り着く。先ほどとは違って下の階層へ進む階段が見えているのだが、なかなか迷路のようだった。

「ここから先へは通さん!」

階段を下ろうとしたところ、伏兵と思われるエシュ・アジュラスの団員達が武器を構えて襲いかかってきた!

「ちっ……思い通りに事を運ばせてくれないか!!」


カアアァンッ!!


エシュ・アジュラス団員の振り下ろした剣が、ニーディさんの双剣と鍔迫り合いとなる!

「くっ……強い……!」

「たあっ!!」

ニーディさんが鍔迫り合いをしているところに、槍を持ったエシュ・アジュラス団員が、ニーディさんめがけて薙ぎ払った!!

「疾風瞬郷≪ウィンディネッド≫!!」

途端に、ネーニャは疾風の如き速さでニーディさんの脇に移動し、槍戟をサラマンダーで受け止めた!

「くそっ!」

不意を突かれた槍使いは、ネーニャに敵を固定し、素早い連続攻撃を放つ!!

「早いですが、一方向的な攻撃は私には通用しませんよー……!」

ネーニャは、素早く槍使いの背後を取り、サラマンダーで刺突した!!

「ぐあっ……!」

「心臓は外しておきましたよー。今は眠っていて下さいなー」

「くそっ……!」

槍使いの団員はその場に倒れてしまった!

「……だああっ!」

「ぐわアアアアアッ!!」

ネーニャの攻撃と同時に、ニーディさんも鍔迫り合いに競り勝ち、よろけた剣士の団員を斬りつけた!!

「うがあああああああああああああああっ……!!」

剣士の団員は、尋常じゃない激痛を受けたかのように轟く悲鳴を上げたと思うと、気を失うようにしてその場に膝から倒れた。

「私の勇者魔法双剣ベイリンの効果は装備者の異性に魔力が働いて通常よりも多くの痛みを与えるってやつなんだ。ま、死にはしないから安心しな」

ニーディさんは気絶した団員に説明するように見下して言った。恐らく……というよりは絶対に、団員に聞こえてはいないだろう。

「馬鹿めっ!!」

すると、魔法陣を展開しているエシュ・アジュラスの団員がもう1人、階段の陰から現れ、こちらに照準を定めていた!!

「いけえっ!!」

魔法使いの団員は、手から氷の刃を矢のように乱れ撃った!!放たれた氷の矢は、背を向けていたネーニャに飛翔する!!

「しまっ……!」

「煉公の轟炎≪スレイサ・ファイア≫!!」

最初から魔法使いの団員に気付いていたのか分からないが、氷の矢が放たれたと同時に、炎の弾丸を撃ち放った!!氷の矢は炎に溶かされ、遺跡の壁にぶつかって消火した!!

「ちっ……ならもう一度……!」

魔法使いは手を前に掲げ、再び魔法陣を展開した!

「淀みの力を留めたまえ、謙挫の洸≪アイメス・ディレクサー≫!!」

魔法陣を展開したと同時に、ニーディさんは魔法を唱えた!放たれた魔法陣が、魔法使いの団員を通過した!!すると、魔法使いの団員が唱えた魔法の氷が固形化せず、すぐに水となって団員の手に滴り落ちていった!!

「なにぃ!?どういうことだァ!?」

「魔力活性率を下げてやったのさ。これでまともに魔法は唱えられんだろうな」

「ちぃっ!」

魔法使いの団員は、目を血眼にして、メイスを手に取り、ニーディさんに襲い掛かってきた!!

「雑魚があっ!!」

「ぐわあああああああああああっ!!」

階段から駆けあがってきた団員を、手に携えた双剣で叩き斬った!!魔法使いの団員は、階段から転げ落ちていった!!

「……ここを守ってたのはこいつらだけか」

魔法使いの団員は、息を荒げて地に伏していた。ニーディさんの攻撃は、致命傷を与えてはいなかった。

「くぅ……お前たちは……一体……」

近寄る僕たちに、魔法使いの団員は痛みに悶え、意識混濁の中、呟くように問いかけてきた。

「名乗るほどのものじゃないさ。お前たちのリーダーに用があるだけだ」

ニーディさんが冷淡な声で応答する。

「総帥が……お前たちに負けることは無い……!」

「そうかな?」

「ああ……そうとも……魔神様を、復活させるその時までは……グフッ!!」

魔法使いの団員は血を吐いて、ついに気絶した。

「……早いところ先へ進もう」

ニーディさんは、ベイリンに付着した血を払うと、すぐさま階段を駆け下りていった。僕たちも、すぐさま階段を駆け下りる。階段の迷路を攻略し、辿り着いた地下3階……大広間がある階層だ。

「……それじゃあ、作戦通り行くぞ……!」

アイルさんは息をのむ。重要な一撃に焦りを感じているようにも見えた。アイルさんは精神を集中させる。大広間の方からは、大人数の人間の足音と魔物の呻き声が響いて来る。確かに多くの戦力が、大広間に集中しているようだった。

「まずは私が結界術を応用した魔力活性率を底上げする術をアイルの足元に張る。そうしたら、メグの魔法で更に底上げして、そうしたら大広間までダッシュで移動して、魔法をぶっ放す!!」

「わかりました……」

「了解よ~……」

「それじゃあ、作戦開始だ!」

ニーディさんは腕を伸ばし、ブツブツと言葉をつぶやく、すると、アイルさんの足元に、魔法陣のような角ばった結界が浮かび上がる!!

「メグ!!」

「宿せ、具象の心理……撃荒血≪キルティー≫~!!」

メグさんが魔法を唱えると、アイルさんを赤い魔法陣が通過した!!

「この魔法のタイムリミットは30秒です~!早く行きましょう~!!」

メグさんが叫ぶと、アイルさんは腕に魔力を蓄えた状態で一気に長い通路を走り駆けた!!僕たちも急いでアイルさんの後ろから追撃にかかる!!……そして、大広間の入り口に辿り着く!!そこに待ち構えていた魔物たちが一斉にこちらにめがけて突進し、魔法使いや弓使いが一斉に攻撃を放ってきた!!

「煉獄の炎よ、あまたの血肉を燃やしつくせ!!」

詠唱文言を唱えたアイルさんの手の先から、今まで見たことのない熱量と大きさを誇る炎の塊が、轟々と燃えていた!!

「煉公の轟炎≪スレイサ・ファイア≫ァァァァァァァァァァァァッ!!!!」

アイルさんから放たれた炎の塊は、飛びかかってきた魔物たちを一斉に燃やしつくし、後方で構えていたエシュ・アジュラスの団員たちを燃やした!!

「うわあああああああああああああっ!?」

「な、なんだこの魔力はぁ!?」

「あ、熱いいいいいいいいいッ!!」

団員たちは身を悶えさせて地面を転がりまわっている。

「今のうちにここを突破するぞ!!」

ニーディさんの号令と同時に、僕たちは再び武器を構え直して大広間を突破する!!

「アイルさん、これを!」

僕は、走り抜ける中、アイルさんに先日購入した魔力調合水『賢者の水』を手渡す。

「これは……?」

「魔力を回復させる魔力調合水です!今のうちに飲んでおいてください!」

「あら、ありがとう……!」

蓋を取り外したアイルさんは、手に収まる小さなボトルに入った水を一気に飲み干した!!

「ふう……魔力がみなぎってきた感じがするわ!!」

アイルさんは軽く炎の球を形成すると、煉公の轟炎≪スレイサ・ファイア≫を奥へ続く通路へと放つ!すると、奥の通路から、悲痛な叫び声が聞こえてきた。

「あまり魔力の無駄遣いはするなよ、アイル!」

「わかってます!」

ニーディに注意されると、あざとく舌を出してごめんなさいと手を縦に突き出した。

「よし、突っ切るぞ!!」

再び武器を構え直し、奥から襲いかかってくるエシュ・アジュラス団員の剣士や槍使い、ハンマー使いと交戦状態に入った!!

「うらあああああああああああっ!!」

僕の目の前に道をふさぐようにして現れた大柄のハンマー使いが、大きくハンマーを振りかざして地面を殴りつけた!!動作が遅い分、攻撃は避けきれるが、堅いアーマーを身にまとうハンマー使いに、思った以上のダメージが与えられない!!

「ぬうぉぉぉおおおおおおっ!!!!」

すると、ハンマー使いはハンマーを遠心力を使ってぶんぶんと身を回転させて攻撃を仕掛けてきた!!

「うわっ!!」

慌てて剣を構えてハンマーの攻撃を受けようとしたが、あまりの強力な一撃に、僕の剣は手から離れ、吹き飛ばされてしまった!!

「こうなったら……うっ!!」

僕は、雷光波≪ライジング・エッジ≫を唱えようと手を突き出そうとしたが、強烈な一撃に手が麻痺してしまっていた!!

「くそっ……!」

僕はなす術もなく、その場に立ちつくす。手が動かないのでは、どうしようもない……!……いや、手が使えないのなら……。

「……こうなったら、一か八か……」

僕は、足腰に力を溜め、ハンマー使いの方へと走った!!

「はあああああああああああああっ!!」

僕は、ハンマーの攻撃が当たるすれすれの位置で身を屈ませ、ハンマー使いの足元をスライディングで掬いあげた!!

「ぬうおっ!?」

ハンマー使いは、大きく身を崩し、宙に舞うようにして地面に倒れこんでしまった!!そして、僕は、すぐさま飛ばされた剣を、痺れが治った右手で拾い上げ、ハンマー使いの首元に切っ先を向けた。

「……貴様、強いな」

「強く無いですよ」

「……そうか……」

ハンマー使いの団員は、頭を強く打ったらしい。僕に話しかけてすぐ、意識を失ってしまった。僕の戦闘が終わったとほぼ同時に、追撃に来たエシュ・アジュラス団員たちを全員、戦闘不能にしていたところだった。

「よし、急ぐぞ!」

ニーディさんは再びベイリンに付着した血を振り落として、通路を駆けていく。僕たちも急いで、ニーディさんのあとを走った。


「……ついに着いたな……」

「このドアの先に、エシュ・アジュラスのリーダーがいるのね……」

「なんだか、緊張が凄いですよー」

「う~……身ぶるいしてきました~……」

長い通路を駆け抜けて階段を下りて地下4階。ついに、僕たちは最下層の目の前の大きな扉の前に辿り着いた。

「……ここに……リィラのヒントがあれば……!!」

「アルタ……」

僕の独白に、セルディがつぶらな瞳でこちらを見つめ返した。

「ラーーー……!」

すると、フランさんは綺麗な声を響かせる。すると、僕たちの傷が癒えていった!!

「私は皆さんの傷を癒すことしかできませんがあ……戦い抜きますう……!!」

フランさんは自分の手を胸の前でぐっと力を入れた。

「……そうだな……ここで全力で戦わなきゃな……!」

ニーディさんはニヤニヤ笑う。周りの僕たちも、釣られて笑みがこぼれてしまう。

「……あまり緊張しすぎても良くないだろうしな……一度、肩の力を抜こう」

セルディは、僕の横で深呼吸する。僕も、セルディの真似をして深呼吸した。一度だけで緊張がほぐれなかったので、僕はもう一度深呼吸した。

「……それじゃあ……行くぞ……!」

フランさんを除く全員が、武器を手に構えた。僕の持つ剣、セルディの持つ大剣、アイルさんの持つ杖、ネーニャの持つ短剣、ニーディさんが持つ双剣、メグさんが持つ杖。それぞれ武器を持つ手に、震えは無い。僕たちの気力は、高まっていた……!!


ガガガガ……!!


ニーディさんが、大きく重たい扉を開ける……!!


「……ようやく来ましたか」

最深部に設けられていた儀式を執り行うような空間。そこの奥に、ローブをまとった謎の人物と、ハグレの国のサムライのような服装をしている銀髪の剣士の女性が立っていた。部屋に入って第一声、謎の人物の声が部屋を木霊した。

「あの時の……!」

アイルさんが鋭い視線で謎の人物に目を向ける。得体のしれない謎の人物の唯一見える口元は、微かに笑みを浮かべているようにも見える。謎の人物の正体に気になる一方、僕は、その横にいたサムライのような女性の姿を見て唖然とした。

「あなたは、あの時の……!」

「ほう、某のことを覚えておりましたか、アルタ・グレーテ殿」

銀髪を一本に結い、靡かせる女性。あの人は、ソディーの街のカジノの関係者用の通路の曲がり角でぶつかったあのバニーガールだったのだ。

「……お前たちの目的はなんだ?」

セルディが謎の人物に向けて静かに言葉を発した。謎の人物は、くすくす笑う素振りを見せる。

「私達の目的は、魔神の復活です」

「……本当にそれだけか?」

「……」

謎の人物はセルディの強い問いかけに黙秘した。

「……実に残念です……」

「何がだ?」

セルディは剣を構えて応える。

「このまま、私達の目指す世界を受け入れてさえいれば……」

謎の人物は敵を真正面に構えているのにもかかわらず、僕たちに背を向けて歩き出した。そして、長い箱にしまわれていた、深紅の槍を取りだした。

「……!その槍は!!」

ニーディさんがその槍を見た途端に、驚きの声を上げた。

「……魔法勇者槍ロンギヌス……やはりお前たちが持っていたか……!」

セルディは、ゴルディオンの街でロンギヌスが無くなっていたことに危機感を覚えていたが、ここでその危機感は正しかったと証明された。あの謎の人物が持つ深紅の二叉槍、勇者魔法槍ロンギヌスは、魂を司る槍、つまり、魔神の復活に必要な道具である可能性が極めて高いという事だ。

「正しい世界が、訪れていたのですから……!!」

謎の人物が力強く槍を振りかざすと、彼女の手から魔法陣が出現した!!

「雷光波≪ライジング・エッジ≫!!」

謎の人物の左手から、雷の閃光がほとばしる!!

「たあっ!!」

それと同時に、女性剣士も素早く攻撃に転じ、一番先行していたニーディさんの懐に飛び込んだ!!

「ぐっ……!」

ニーディさんは間一髪でベイリンをクロスさせて女性剣士の斬撃を防いだ……と思われてその時……!

「はっ!!」

女性剣士が右手に持つ長刀が大きく薙ぎ払われ、ニーディさんは鍔迫り合いに競り負けてしまった!それと同時に、刃から放たれた真空の刃が飛翔し、真空の刃は、闇の遺跡の壁を傷つけた!!

「あぶねっ!」

ニーディさんは尻もちをついて倒れる体勢になったおかげで、真空の刃を受けることにはならなかったが、迫り来る雷の閃光が、ニーディさんの身体を貫こうとしていた!!

「疾風瞬郷≪ウィンディネッド≫!!」

僕たちがそれぞれ散開したと同時に、ネーニャは自身に疾風瞬郷≪ウィンディネッド≫を唱え、ニーディさんを思いっきり押し飛ばした!!

「なかなか賢明な判断ですね」

雷の閃光を避けたニーディさんとネーニャのすぐ目の前に、謎の人物がロンギヌスを構えて立っていた!!

「雷光波≪ライジング・エッジ≫!!」

僕は咄嗟に、雷光波≪ライジング・エッジ≫を唱え、謎の人物へと雷の矢を放った!!しかし、拡散状では無く直線状に放った雷の矢は、悉く謎の人物に回避されてしまった!

「ナイスアシストだ、アルタ!!」

「いきますよーっ!!」

謎の人物が後退したと同時に、二人はすぐさま立ち上がり、それぞれの武器を構えて攻撃に転じた!!

「なっ……!」

「……マジですかー……!」

なんと、二人の攻撃を一本の槍で受け止めた謎の人物は、槍を前方へ強く押した!すると、二人は大きく身体を逸らす体勢になってしまった!!そして、謎の人物はロンギヌスを怒涛の如く連続で突き始めた!回避行動を取れないでいた二人は、激しい槍戟を喰らってしまう!!

「がはっ……!」

「くぅっ……!」

二人は、激しく血を流しながら、その場に倒れこんでしまった!!

「だあああああああああああっ!!」

僕は、すぐさま二人のもとへと走り、とどめを刺そうとしていた謎の人物のロンギヌスに、剣を叩きつけた!!

「フランさん!今のうちに治療を!!」

「わ、わかりましたあ!!」

僕が謎の人物の槍の動きを封じているうちに、フランさんに回復を依頼する。フランさんは急いで駆けよって、二人を治療しようとするが、僕が抑えていた謎の人物のロンギヌスは僕との鍔迫り合いに押し勝ち、口元をにやつかせ、ロンギヌスを中央に持ち、激しく回転させた。余裕だと見せつけたいのだろうか……?

「はああああああっ!!」

僕は、そのまま攻撃に転じ、袈裟斬りを放つ!!


カキイイイイインッ!!


金属同士が激しくぶつかり合う鈍重な音が空気を劈いた!!僕の斬撃は、謎の人物の持つロンギヌスの二叉の間で止められてしまった!!

「……ふふっ……」

「何がおかしい!?」

僕の声は、遠い残響のように空間に鳴り響いた。謎の人物は、この状況を前にして、尚まだ余裕を見せている。

「うわっ!?」

謎の人物はロンギヌスを大きく薙ぎ、僕の剣を弾いた!!そして、謎の人物はロンギヌスを長く持ち、僕の腕を刺突した!!

「ぐうっ……!?」

僕の右腕に、ロンギヌスの先端の片方が突き刺さる!!

「がああああああああっ!!」

謎の人物は、ロンギヌスを素早く抜き取ると、片手でロンギヌスを振り回し、僕の血を払った。

「アルタさんっ!!」

フランさんは急いで僕のもとまでやってくる。それと同時に、治癒が終わったニーディさんとネーニャが一斉に謎の人物に向かって突撃した!

「治癒の光≪ヒリング・シャイン≫!!」

フランさんの治癒が始まると、僕の右腕から流れていた血が徐々におさまり、傷が塞がっていった!

「きゃああああああああっ!!」

僕の治療が続けられている最中、女性剣士と戦っていたアイルさんが大きく悲鳴を上げて、鮮血を出して倒れていた!!

「アイルさん!!……っ……!!」

フランさんはすぐさま立ち上がってアイルさんのもとへ急行しようとするも、僕の傷はまだ完全に治っていたわけじゃなかったためか、立ち上がったところで止まってしまった。

「行ってくださいフランさん!僕はもう大丈夫です!!」

僕は右手に持つ鉄の剣を一振りし、もう大丈夫だとアピールする。……しかし、まだ治りきっていない腕は軋むような痛みを感じた。だが、あのままアイルさんを放っておくわけにもいかない!!

「早く行ってください!!」

「わかりましたあ!!」

フランさんは急いでアイルさんのもとに急行する!僕は、その時、不意にセルディと女性剣士の激しい戦闘を目にした。女性剣士は長刀と刀の二刀流とはいえ、セルディの激しい攻撃を見事に受け流していた。それどころか、素早い攻撃は、セルディを圧倒しているかのようにも見えた。

「アルタさん、こんな時に余所見は無しですよー!!」

ネーニャの言葉に僕ははっとして謎の人物の方を見る。すると、雷の矢が、僕に向かって放たれていた!!

「くっ……!」

僕は剣を構えて防御姿勢を取った!!

「うわっ!!」

しかし、僕の視線の先は雷の矢では無く、壁画が描かれた闇の遺跡の天井に切り替わり、すぐさま地面の石畳に変わった。

「魔法を剣で受け止めるなんて、正気ですかー!?」

僕のすぐそばに、ネーニャが転がっていた。どうやら、ネーニャが間一髪のところで僕の事を突き飛ばしたようだ。

「あなたは勇者級のような力があるわけではないでしょうにー!」

「ご、ごめん……」

僕はすぐさま立ち上がり、ネーニャに手を差し伸べる。

「……全くー……一人でも立ち上がれますよー……」

ネーニャは文句を垂れつつ、僕の手を取って立ち上がる。今はどうやら、謎の人物はニーディさんと近接戦を始めている様子だ。

「……ネーニャ、今から20秒後に、ニーディさんを連れて謎の人物から離れてくれないか?……僕に策がある」

「……わかりましたー……!」

僕の言葉にうなずいて返答すると、疾風の如く走り、ニーディさんに加勢した!僕は、その場にとどまり、剣を鞘にしまい、手を前に掲げた!

「穿つ雷光よ、走れ……!」

僕の手の先に現れた魔法陣に、雷が鳴り響く……!

「雷光波≪ライジング・エッジ≫!!」

僕の頭の中で20秒たったその時、激しい轟音を放つ雷の波動を、謎の人物へと撃ち放った!!そして、その瞬間、戦闘を行っていたネーニャは、すぐさまニーディさんを強引に引っ張って雷の射線から退避させた!!僕の放った雷の波動は、謎の人物に向けて一直線に襲う!!しかし、謎の人物はこの動きを読んでいたのだろうか、謎の人物も、雷光波≪ライジング・エッジ≫を僕に向かって放ってきた!!雷が、中で互いを押しあう状態になっていた!!

「……ぐっ……!!」

しかし、僕の腕が詠唱文言を唱えて放った魔法の反動に耐えられなくなっていた!先程受けた傷が治っていなかったのもあり、雷の波動の照準が、次第にずれていく……!


ドガアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!


腕が限界に近付いていた瞬間、僕の放った雷光波≪ライジング・エッジ≫が、轟音を立てて壁に衝突し、壁を抉った!僕の視線の先には、ニーディさんのベイリン、ネーニャのサラマンダーが刺さっていた謎の人物の姿があった!

「ぐわっ……!!」

丁度その時、セルディとアイルさんとメグさんが相手をしていた女性剣士も、セルディの攻撃を受けて激しく吹き飛ばされ、壁に叩きつけられていた!

「さて、大人しく顔を見せてもらおうか……!」

ニーディさんがベイリンを謎の人物から引き抜き、その手で謎の人物のローブを脱がせようとしたその時……!

「……おっと……!」

なんと、自ら強引にネーニャのサラマンダーを引き抜き、すぐさま女性剣士を肩に背負って、不敵に笑い始めた……。

「……まだ、私達は負けるわけにはいかないのです……!」

そういうと、謎の人物は、懐に隠していた紫色の葉っぱのようなものを取り出し、葉笛のように吹いた!


ピューーーーーーーッ……!


すると、謎の人物たちの周りに紫の魔法陣が現れ、2人を包みこんだ!!

「……また、会いましょう……!」

「なっ、待て!!」

ニーディさんは急いで二人を取り押さえようとするが、謎の人物たちは、その場から逃亡し、魔法陣が消えた。

「……くそっ!ここまで来て逃がしたか!!」

ニーディさんは思いっきり自分の右足を地面にたたき落とした。

「……とりあえず今は、この洞窟から脱出しましょう」

「……ああ、そうだな」

僕は、鉄の剣を鞘におさめようと持ち上げた。


パリィンッ!


「あっ……!」

なんと、その時、僕の鉄の剣が、音を立てて折れてしまった!!

「あーあ、親父さんからもらった剣なのに」

セルディは冗談半部で僕の折れた剣の先を持って言う。

「まあ、折れちゃったものは仕方ないよ」

「お、おう、そうだな」

僕は、内心かなり悔しかった。せっかく、ここまで追い詰めたのに、逃がしてしまうとは……!せっかく、リィラの手掛かりが掴めるかもと思っていたのに……!!

「とりあえず、今は早くここから退散しましょう。あとの事を考えないといけないですし……」

アイルさんはか細い声で催促する。僕たちは何とも言えないもやもやした気持ちで、闇の遺跡を脱出した。


既に外は月明かりが照らしていた。僕は、本当は戦いのときに使おうと思っていた光属性の魔鉱石を使ってライトのように使いながら、停泊している船に向かって歩いた。そして、僕たちは船に乗り込み、再び船の中で一夜を過ごした。


僕が目を覚めた時には、既にソディー港に到着していた。僕は、セルディに起こされ、しょぼしょぼする目を擦って、船を下りる。僕たちはその後、ヴィディレス城へ報告に行くため、歩を進めた。僕たちは一言も話すことなく、ヴィディレス城に辿り着いてしまった。実に長く感じる時間だった。


「なんと!?総帥と側近を逃がしたと!?」

「申し訳ありません……」

謁見の間に着いた僕たちは、国王に闇の遺跡での顛末を報告すると、激しく動揺してしまった。

「うーむ……だが、先日、闇の遺跡に出発した我が国の軍の報告によると、既に100人近くを拘束できたとなっていたが……」

「確かに総帥と側近の剣士は逃がしてしまいましたが、事実上のエシュ・アジュラスの崩壊に成功したかと……」

「……確かにそうかもしれないな……。総帥と側近を逃がしてしまったのは痛いが、エシュ・アジュラスを叩きのめしたのは十分功績に値する。国を代表して、ここに敬意を示そう」

「あるがとうございます」

「……それでは旅の者たちよ……君たちに報酬を与えよう」

国王がそう言うと、隣にいた大臣が、僕を手招きする。僕は一礼して立ち上がり、大臣のもとに近づく。

「これが報酬だ。遠慮なく受け取ってくれたまえ」

大臣はそう言うと、手に持つ宝箱を開けた。すると、そこには大量の金貨が入っていた。ざっと30000Gは入っていそうだ。

「あ、ありがとうございます……!」

僕は再び閉じられた宝箱を手に取り、再びもとの位置に縦膝をついた。

「報告、ご苦労だった。では、下がってくれたまえ」

ニーディさんは素早く立ち上がる。僕たちもすかさず立ち上がり、国王に一礼する。その後、僕たちは謁見の間を出ると、ニーディさんの家にお邪魔することになり、移動した。


ニーディさんの部屋に着くと、前と同じ配置で着席する。そして、ニーディさんが第一声、声を出した。

「みんな、お疲れさん」

それぞれがお疲れ様ですと応答した。

「……私からしてみれば、作戦失敗と言わざるを得ない。国王陛下には気分良く居てもらおうと事実上の崩壊と言ったが、まだ何があるか分からない。当分は警戒を続けた方が良いだろう」

ニーディさんは悔しそうに拳を握っていた。

「……それはそうと、アルタ達は、次はどこに行くんだ?」

そう言えば考えていなかった。エシュ・アジュラスを手掛かりにリィラを探し求める旅を続けていたが、エシュ・アジュラスの総帥である謎の人物が行方を晦ました以上、明確な目的地は設定できない。

「やっぱり考えていなかったか」

ニーディさんはけらけら笑う。

「だったら、メイリーンのもとに行ってみたらどうだ?」

「……メイリーン?」

「メイリーンっていうのは勇者級の一人でな。南東に位置する竜人族の集落の族長をしている人だ。でも姉御、なんであの人のところへ?」

「ディオンのエクスカリバーを譲り貰いに行くんだよ」

「そ、それは……!?」

セルディが机を激しく叩いて机に身を乗り出した。

「セルディ、ディオンって?……エクスカリバーって?」

僕はどんどん出てくる固有名詞に頭が追い付かない。

「ディオンっていうのも勇者級の一人で、魔王討伐主力隊のリーダーだった人だ。彼が賜った魔法勇者剣の名前がエクスカリバー、勝利の剣だ。1年前に病死した人で、さっき名前に出たメイリーンって人の恋人だった人でもあるんだ」

「へ、へえ……それで、何故メイリーンさんって人のところへ行くのを勧めるんですか?」

僕はセルディの説明を受けてもよく理解できなかったので、ニーディさんに質問する。

「エシュ・アジュラスの雑魚が魔神の復活がなんたらとか、総帥のローブ野郎がまだ負けるわけにはいかないとか言っていたろ。てことは……悪い方向へ事が進んじまったら、これから魔神の復活が本当に成されるかもしれない」

「エクスカリバーは勝利の剣、一騎当千の如く敵を薙ぎ払い、味方に勝利を導く剣なんだ。……あのローブ野郎の力は計り知れない。あの女剣士を相手にしていたともいえ、圧倒的な数の利もあって、勇者級が2人もいた私達を相手に互角に戦って見せたんだ」

「そこで、エクスカリバーを譲り受けて、今度こそあいつらを叩きのめすんだよ。今度は私はいないんだぞ?それにメグも」

……ニーディさんの言う通りだ。ニーディさんはあくまでこの国の人間で、僕たちの旅のパーティでは無い。一時的に利害の一致で共に行動していただけだ。メグさんも、半ば流れで僕たちと共に戦ったが、本当はニュー農村で操業をしている人なんだ。……次、謎の人物や女剣士と戦う時、数の利は失われているのだ。

「ていうか、アルタの剣、折れちまったろ?この際、エクスカリバーを手に入れちまったらどうだ?」

「……えっ?……エクスカリバーは、セルディが装備するんじゃないんですか?」

「はあ~?何言ってんだ?エクスカリバーは回復魔法の力が込められた剣だぞ?セルディが使えるわけあるか」

「ま、そういうこった。それに、もしかしたら竜人族の集落に行けば、リィラの手掛かりが見つかるかもしれないんだし、とりあえず行ってみる価値はあるんじゃないか?」

「……そういうことなら……」

「それに、竜人族の集落には、流通していない独特の武器とかが販売されているんだ。国王陛下から頂いたお金を使って、アルタ以外も装備とか整え直してみたらどうだ?」

「姉御の言う通りですね……」

セルディがニーディさんの提案に納得する。

「私も、アルタの行くところについて行くわ。決着つけたいし、あの女剣士とは」

「ま、私はアルタさんの決定に従いますよー」

「私もですう!」

どうやら、パーティのみんなも同意してくれるようだ。

「……では、僕たちは、竜人族の集落に向かおうと思います」

「そうか。私は国にとどまって何かあったときに出撃しないといけないから、ここでお別れだな」

「今回は、ありがとうございました」

僕は椅子から立ち上がって頭を下げた。

「いいや、こっちこそありがとうな。……妹さん、見つかるといいな」

「はい……絶対に探し出します!!」

「その意気だ!!」

ニーディさんは手を僕に差し出してくれた。僕は、ニーディさんの手を握り、固く握手した。

「竜人族の集落への船は、今日の夜に出発のはずだ。早く行った方が良いぞ」

「……それじゃあ、僕たちはここでお暇させていただきます」

僕が荷物を持って立ち上がると、他のパーティの女の子たちも立ち上がる。そして、ニーディさんとメグさんも立ち上がった。僕たちは、ニーディさんとメグさんと、玄関でお別れとなった。

「それじゃ、頑張れよ、みんな!」

「頑張ってください~!」

「はい、ありがとうございました!」

僕は再び感謝の意を示し、お辞儀する。他の女の子たちも、ニーディさんとメグさんにお辞儀した。そして、僕たちは頭を上げ、2人に背を向け、ゆっくりと歩き始めた。


城下町を出て、僕たちは街道を歩いて、ソディー港へとたどり着いた。ソディー港の桟橋には、竜人族の集落へ向かう船が停泊していた。僕たちは桟橋の近くに設けられた乗船券の券売受付で5人分のチケットを購入した。もうそろそろ完全に日が暮れる。出発まであと少しだ。僕たちは急いで船に乗り込んだ。船に乗り込んで間もなくして、太陽は地平線に沈み、辺りに月明かりが照らされた。そして、船は大きな汽笛気を鳴らし、ゆっくりと揺れるように動き始めた。船は南東に向かって航海を開始した。僕たちは、装備の見直しのため、勝利の剣エクスカリバーを譲り受けるため、そして、リィラの手掛かりを探すために、竜人族の集落に向けて出発した……。

第20話「エシュ・アジュラス」、最後まで読んでいただきありがとうございました!!

さて、今回はついに魔神信仰団体エシュ・アジュラスとの直接戦闘、そして、総帥の謎の人物とサムライ風の剣士シャルとの戦闘が繰り広げられました。7VS2での戦闘であったにもかかわらず、まさかの決着つかず。一体あの総帥とシャルはどれだけ強いんだ!?しかし、総帥はいったい何者なのでしょう?一体、なぜここまで強いのでしょうか?それは、これからのお楽しみです!まだ、アルタ君の冒険譚は続きます。

少しここで裏話を。今回のシナリオ、実はドラクエⅧをリスペクトしている場所が多いです。最近、リメイクされて注目を浴びましたので、もしかしたら知っているかもしれませんね。舞台となった闇の遺跡、これは全く同じ名前でドラクエⅧにも登場していますね。そう、主人公たちの宿敵、ドルマゲスが潜んでいたあのダンジョンです。闇の遺跡の壁画や魔物の彫刻というのもドラクエⅧの闇の遺跡から引っ張っています。階段がたくさんある階層も引っ張っています。さらに言うと、謎の人物のセリフの一部も、ドルマゲスに似せたものがあります。でも、謎の人物の声は子安武人氏ではありませんよ!(笑)ドルマゲスはここで果てますが、謎の人物もシャルも、ここで果てませんでしたね。さて、どこで再び会うことになるのでしょうか?(そもそも、再登場するのでしょうか!?)是非、お楽しみに。

では、ここからは次回予告を。次回第21話のタイトルは「竜人族の集落」です。舞台は変わって、竜人族の集落になります。次回は新キャラもたくさん増えて、賑やかな回になりそうです!乞うご期待です!

次回の投稿は11月の後半を予定しています。次回の投稿を是非、お楽しみください!それでは、また次回、お会いしましょう!ではでは~!!

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