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アイル・ディショット

「伝説の神と勇者の冒険」シリーズ、2話目です。

3日坊主の私が、なんと、続き(といっても2話目分だけですが)を書ききりました。

これは、私の大きな進歩なのではないでしょうか。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、どうぞ、楽しんでお読みください。

ゲルモート港街を出発した僕たちは、シュヴェッラ王国の本島を目指すため、本島への連絡道がある東島の南部へと歩みを進めた。ちなみに、僕たちの家があるゲルモート港街は、シュヴェッラ王国に属する港街だ。シュヴェッラ王国は、世界最大の国土を持ち、シュヴェッラ王家が住むお城がある本島と、本島のすぐ東に位置する小さな島の東島で構成されている。今、僕たちが歩いているのは東島であり、北部にあるゲルモート港街から、南部にある本島と東島の連絡道の近くにあるショットの街に向かっていた。


およそ4時間ほど歩いたところで、ようやく視界にショットの街が見えてきた。本島に向かう人の休息の場としてよく利用される街なので、立派な宿屋があることで有名な街だった。立派な宿屋の赤れんがの外壁は、遠くからでもよく見えた。さすが、あの街の花と言ったところなのだろうと改めて感じた。


僕たちは、運よく魔王残党軍の魔物に遭遇することなく、ショットの街に着いた。ゲルモート港街にはない、非常に大きな道具屋があったため、僕たちは街に到着するとまず道具屋に向かった。暇だったのでセルディの観察をしていると、セルディは、少し高価な薬草と香水を買っていた。僕が何故、香水を買ったかと聞くと、セルディは「女の子にはいろいろあるの!!」と顔を赤らめて返答した。確かにもう17歳の女の子だ。セルディも女の子としての自覚が芽生えているのだろう。まあ、胸は無いけど…。

その後も、僕たちは長々と道具屋で色々なアイテムを物色し続けた。

時間を忘れて買い物をしていたら、なんとあろうことかすっかり夕方になってしまっていた。僕たちは、本島に向かうための体力を回復させるため、宿屋で一泊することにした。宿屋に着くと、青髪のロングヘアの僕と同い年くらいの女の子が、僕たちを迎えてくれた。

「いらっしゃいませ、本日はショットの宿屋にようこそおいで下さいました」

丁寧な言葉遣いだった。僕は、しっかりしている女の子だなあと素直に感心した。だけど、気のせいだろうか…少しだけ僕に対して敵意を向けているかのような目つきをしている。何故だろうか。

「お、アイル!久しぶりだな」

突然、僕の左横にいたセルディが、受付の女の子にめちゃくちゃ馴れ馴れしい感じで挨拶した。僕はびっくりしてセルディの顔を見た。

「あら、セルディさん!!お久しぶりですー!!」

アイルさんは、顔を赤らめてセルディに応対した。だが、アイルさんのこの応対は少しわざとらしかった。恐らく、最初からセルディには気付いていたのだろう。

受付の女の子はアイルさんというらしい。そして、アイルさんはセルディと知り合いのようだった。

「セルディ、知り合いだったの?」

僕はセルディに念の為に聞いてみた。この様子を見れば一目瞭然で知り合いなのは分かったが…。一応ね。

すると、アイルさんはとんでもない鋭い目つきで僕に睨んできた!一体何なんだ!?…と思うと、急に笑顔を作って、僕に応対した。…もしかして、気のせいだったのかなあ…?

「はい、セルディさんは、魔王襲来戦争の時からの知り合いなんです…!」

と言うと、何故かこめかみに怒りマークみたいなマークを作りながら、笑顔のまま言葉をつづけた。

「…あなたはいったいなんなんですか…?」

…なんか、質問の仕方がおかしくない?でも、一応、自分の立ち位置みたいなものを言っておこうと思って、彼女に伝えた。

「僕はセルディの幼馴染で友人です…今は、旅の仲間です…」

僕は言葉を少し詰まらせながら言った。なぜか、彼女の気迫みたいなものに押されてしまったのだ。

「もしかして…彼氏さん…とかだったりします?」

「ええっ!?」

ビックリした!!どんな質問だ!!もちろん、僕とセルディは恋仲とかではないから、僕はズバリと否定した。

「いや、違いますよ」

そう言うと、アイルさんはほっとした顔を見せた。一体何なんだろうこの娘は…なんか怖いなあ…。

「とりあえず、早く部屋の鍵を貸してくれないか?早く休みたいんだが…」

セルディはむすっとした顔をしながらアイルに言い放った。一体どうしたんだろか?

「セルディ、どうしたの?」

「なんでもないわよ!」

僕が聞くと、そっぽを向いて話を途切らされてしまった。僕、なんか悪いことしちゃったかなあ…?

そんなこんなで、セルディは301号室の鍵を受け取り、先に部屋へ向かって走って行ってしまった。

「あなたは、この部屋ですよ」

ボーっとしていると、アイルさんから鍵を渡された。部屋は411号室。セルディの部屋の上の階だった。さらに言うと、セルディの部屋とかなり離れていた。何故だろう、普通、こんなに部屋が離れるものだろうか?少し、アイルの作為的な感情が感じ取られる。…やはり、なんか怖い女の子だなあ…。

でも、そのようなことを深く考えていても仕方がないので、僕は、とりあえず部屋に向かうことにした。


部屋に入って、僕はまず、時計を見た。時計を見ると、もう夜の7時だった。ホテルのディナーの時間はまだ過ぎてはいなかったが、ディナーの予約の時間に間に合わなかったので、僕は先程の道具屋で買ったおにぎりを食した。そして、明日の旅の事を話したかったので、僕はゆっくりとセルディの部屋へ向かった。セルディの部屋に着くと、僕はドアに手をかけた。

ガチャ…

あれ、ドアが開いたぞ。どうしたのかな…。僕は、「入るよー」と一言、セルディに僕が部屋に入ることを伝えた。が、返事がない。もしかしたら、どこかに出かけてしまったのかな?一応、泥棒が入ってこないように、僕は、この部屋にとどまることにした。

5分ほど経ったところだろうか。誰もいなかったはずの部屋のどこかのドアが開いたような音がした。僕は、恐る恐るその音が聞こえた方に目を向けると…なんと、セルディがバスタオル一枚の恰好で僕の方に目を向けていた。なんてこった!!何故僕は気付かなかったのだろう!!セルディはずっと、お風呂に入っていたのだ!!

セルディは、普段ツインテールにしている長い髪を、結んでいない状態にしていた。凄い綺麗な髪だ…。僕は見とれてしまった。髪にはまだ水分が多く含まれている。普段は色気より食い気のはずなのに、今のセルディは非常に色っぽく見えた。普段から華奢な女の子だとは思っていたが、バスタオル一枚だけの姿となると、華奢な体がわかりやすい。本当に勇者級の一人なのだろうかと疑うほどに、綺麗な腕をしている。綺麗な脚をしている。綺麗な肌をしている。僕は、まるでセルディが芸術作品かのように見えた。それほどセルディは美しかったのだ。

僕がセルディに見とれていると、セルディは顔を赤らめ、バスタオルがずれ落ちないように腕で固定しながら、僕の方に向かって来た。

「…なにしてるのよ…この…変態ィィィィィィィ!!!!」

「がああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

セルディは、普段の二倍くらいの力で、僕の顔面を蹴り飛ばした。僕は、椅子ごと後方に吹き飛ばされた。一瞬、顔というパーツが、僕の体から離れちゃったんじゃないかなあと疑う勢いだった。だが、僕の顔はまだ体にくっついている。僕は不意に安心した。


セルディは、髪をいつも通りのツインテールにして、寝巻きを着ている姿で部屋のドアを開けた。僕は、顔を蹴られた後、セルディに「着替えるから一度出てって」と言われ、部屋の外で立たされていた。着替え終わったセルディは、改めて僕を部屋の中に入れた。僕とセルディは、部屋の奥にある椅子に座った。僕は、先程座っていた椅子に座った。セルディは対面の椅子に腰をかけた。

セルディは、少しイライラしている表情を浮かべていた。

「それで…一体何のようだったの…?」

「いや…明日の予定をどうしようかと…」

僕は、まだジンジンと痛む顔を手で押さえたまま、相談を始めた。

「明日?明日は、とりあえず連絡道を渡って、エディスンの村に行こうかと思ってたけど…何か不都合なところとかあった?」

「いや、特に僕からは無いよ。土地勘はセルディの方が強いし、僕はセルディの言うことを聞くつもりだよ」

「ふーん…」

セルディは、じーっと僕の顔を見てきた。

「それじゃあさ、なんでわざわざ私の部屋まで来たのよ?…もしかして…私がお風呂に入っているのを知っていて、お風呂上がりの私を襲おうと…!?」

セルディは、顔を赤らめて僕を見てきた。自分の体を押さえつけた格好をして、僕をじーっと見ている。

「ちっ、違う!!僕はそんなこと…!」

僕は、誤解を解くために猛反発した!!確かにセルディは魅力的な女の子だけど…順序は大事だよね…!

「……まったく…アルタの意気地なし…」

セルディは、何か言葉をつぶやいた。

「えっ?なんか言った…?」

僕は、もう一度何を言ったか聞き直そうとした。

「なっ、なんでもないわよ!!ほら、明日も朝早いんだから、アルタも自分の部屋に戻って寝なさいよ!!」

セルディは、途端に怒ったような口調になって、僕を力づくで椅子から立たせ、僕の背中を押して部屋から追い出した。まったく、気まぐれなんだから…。


僕は、自分の部屋に戻ると、シャワーを浴びるために浴室に入った。有名な宿屋なのもあって、綺麗な浴室だ。掃除が隅の隅まで行き届いている。僕は、ゆったりと湯船に浸かって、体の疲れを取り除いた。僕は10分ほど湯船につかった後、バスタオルで体を拭きあげた。寝巻に着替えを済ませ、部屋の電気を消した。もう10時だ。就寝時間としては丁度いい時間だ。僕は、布団に入ろうと掛け布団をどけた。すると突然…

「うわッ!!」

僕は、何者かに腕を掴まれた。そして、僕はベッドに仰向けにされてしまい、腹部に体を乗っけられ、身動きが取れない状態にされてしまった!

暗闇に目が慣れてきたのか、僕は、僕を押さえつけた人が誰なのかを視認することができた。

「ア、アイル…さん!?」

僕の布団で僕を待ち伏せていたのは、なんとアイルさんだった。キャミソールのような寝巻という、なかなかに際どい服装だった。そして、僕は軽い拘束状態にあると言うのに、すぐにある一点を見つめてしまった。…それは、彼女の胸部だ。仕事着のドレスを着ていたときにも十分に存在感を発揮していたが…アイルさんは、胸がかなり大きかった。アイルさんが、ほんの少し動く動作をするだけでそのたわわな胸は連動して揺れている。この光景は僕には目に毒だった。僕は、目をそむけようと頑張ろうとするも、チラチラ見てしまう…。…なんか、情けない気分になってきた。

「あなたは…」

僕がアイルさんの魅力的な姿に見とれていると、アイルさんは、ようやく第一声を口にした。

「あなたは…本当にセルディさんと付き合っていたりしないんですよね…?」

僕は再びドキッとした。またその話なのか。何故こんな事をしてまでこのような話をしてくるのだろう?…このような話はあまり得意ではない上、先ほど言ったように僕とセルディは恋仲では無い。

「はい、違いますよ」

否定の意思を、僕はきちんとアイルさんに伝えた。すると、アイルさんはゆっくりと僕の腕を離した。こころなしか、アイルさんは安心したような表情を浮かべた。

「それなら、よかったです…」

そう言うと、アイルさんは少しさみしそうな顔になって、僕に語り始めた。

「私は……」

言葉に詰まらせたらしく、セルディは言葉を止めてしまった。しかし、少しして、決意を決めたようにコクっと頷き、アルタに語り続けた。

「私……セルディさんに助けられた命で生きているんです」

最初、僕はこの言葉の意味を理解できなかった。すると、アイルさんは突然涙声になってしまった。そして、僕に言葉を続けた。

「魔王襲来戦争の時、私は、シュヴェッラ城からこの街へ帰る途中に、魔王軍に襲われたんです。私は…もう殺されるんだろうな、と覚悟しました。…そんな時です。私の前にいた魔物は、ある一人の女の人に斬られ消滅したんです。…セルディさんが、あの魔物を倒してくれたんです…」

僕はただ、この話を静かに聞くことしかできなかった。戦時中は「一人で魔物に襲われたら死を覚悟せよ」と言われていた程に人類は魔物たちに劣勢を強いられていた。その最中、たったひとりでいた時に魔王軍に襲われてしまったんだ。その時の恐怖は尋常ではなかったはずだ。同情はできた。だが、ここで僕が「意を察します」というような発言をかけるのはアイルさんにとってはほぼ意味のない空虚な言葉なのだ。

「あの日以降、私は…強くなろうと決意したの…セルディさんに負けず劣らずの強い女性になるって…。私にとって、セルディさんは憧れの人だったの…。私は、あなたに大事な人をとられたくないのよ…」

ですます調では無い、恐らく、素のアイルさんと思われる口調で、僕に言葉を語りかけた。僕はそこでようやく理解したのだ。そう、アイルさんはセルディに恋しているのだ。だから、セルディと仲良く僕に対して敵意を向けたような目つきをしたり、執拗に僕とセルディの関係を聞いてきたのだ。

何も言葉にできなかった。アイルさんは、セルディのように強くなろうとしてきたことで、自分を頑張って強くした。だからこそ、その目標の人物が他の人に取られてしまうことは、恐怖だったのだろう。なにを目標に生きていけばいいのか、それすらも見失ってしまっては、生きている意味すら分からなくなってしまう。アイルさんはそう考えているのだろう。

アイルさんは泣き出してしまった。アイルさんにとって、喜ばしくないだろう相手である僕に対して自分の壮絶な過去を語ったのは、誰でもいいから誰かに話を聞いてもらいたかったのもあるだろう。強くなろうとしているものの、精神的に弱ってしまっているアイルさんは、僕にそれを語ることで少しでも精神への負担を減らそうと考えたのだろう。だが、僕にはあまりにも役者不足だった。僕は、アイルさんに何もできなかった。僕は、何も出来ない僕を男として非常に情けなく感じた。

「…いきなりごめんなさい…でも、私、もう…」

泣きじゃくった声で僕に謝った。少し、言葉の選択がおかしくなっている様子だったが、少し自分を落ち着かせた後、ゆっくりと涙ながらに語った。

「あなたは……私にとってもしかしたら敵のような人なのかもしれない…。でも、聞いてほしかったの……私の心を……」

「…いいですよ…愚痴なら聞けます」

僕は、ようやく口を開けることが出来た。だが、僕は敢えて淡々と答えた。あまり同情的になるのは、かえってアイルさんを悲しませてしまう結果になりそうだからだ。

「フフッ…あなた、なかなか良い人そうじゃない…」

アイルさんは、泣きやんだ顔に残る水滴を腕で拭いた。目の下部は赤く腫れあがっていた。だが、アイルさんは澄ました笑顔をして見せた。

「あなた、名前はなんていうの?」

「僕は、アルタ…アルタ・グレーテです」

「私は、アイル…アイル・ディショットよ。…覚えておくわ、アルタ…」

アイルさんは、ようやく僕の腹部から体をどけた。

「負けないからね、アルタ…」

アイルさんは、そう言い残し、一度も振り返ることなく、僕の部屋をゆっくりと去って行った…。


朝、僕はあまり良い目覚めを迎えることができなかった。昨日の夜のアイルさんとの出来事のせいだろう。「せい」とかいうとアイルさんが悪いように聞こえてしまうが、彼女は何も悪くない。むしろ、彼女の話に聞くことしかできなかった僕が悪いくらいだ…。僕はつくづく情けない男だ…そう自分を断じざるを得なかった。

僕は、髪を整え、寝巻きを脱いだ。そして、旅用の動きやすい服に着替え、荷物をまとめ、部屋を後にした。そして、1階の受付で待ち合わせていたセルディと合流した。受付には、アイルさんがいた。セルディは、アイルさんと何かを話しているようだった。僕がセルディのもとに行くと、セルディとアイルさんは話を終わらせた。僕とセルディは、部屋の鍵をアイルさんに返した。アイルさんは、何故か少しむずむずしていた。どうやら、何かを言いたい様子だった。

「あの、アルタ…」

「はい?」

やはり何か言いたかったんだなあ。僕は、むずむずしているアイルさんの声に応えた。

「私も……私も旅に連れてって…!」

「えっ!?…で、でも…」

アイルさんが何か話そうとしているとは予想はしていたものの、このようなお願いをされるとはまったくの予想外だった。なので、僕は少し慌てながらもアイルさんに返答した。

僕は反対だった。この旅はリィラを探し出すための旅だ。アイルさんにとってリィラは全くの他人だ。しかし、そのことはアイルさんは承知の上だった。どうやら、セルディに先程まで旅の経緯のようなものを聞いていたらしい。そこで、リィラの事は聞いていたようだった。

「私、セルディさんと一緒にいて、もっと強くなりたいの…!…今の私は、まだ未熟者…自分で自分の事すら律せられない阿呆な女なのよ……でも、変えたいの!!精神的にも強くなりたい!!だから…!!」

「私は良いと思うぞ」

セルディはアイルさんの言葉を遮るように、妙にひょうひょうとした感じで僕に言ってきた。

「アイルが一緒に行きたいって言ってるんだ。別にいいじゃないか」

僕は迷った。確かに、アイルさんの言いたいことも分からないわけじゃない。でも、やはり赤の他人を探すための旅に同行してもらうのは、いささか納得がいかなかった。

「アルタ…お願い……私、強くなりたいの…だから…」

アイルさんは手を祈るように絡ませ、僕に懇願した。…僕は昨日、何もできなかった…。僕にも、アイルさんを手伝うことは出来るはずだ…。それが、アイルさんに危険な目に遭うかもしれない道を選択することになるにせよ、僕は、アイルさんの望む道を後押しすることは出来るだろう。…そして、僕は意を決した。

「アイルさん…長い旅になるけど、それでも大丈夫ですか?」

アイルさんは、満面の笑みを見せた。

「はい!」

決意ある返事をすると、アイルさんはすぐに自分の部屋に向かって走っていった。そして、すぐに荷物を持って戻ってきた。どうやらセルディさんは魔法使い系の戦闘スタイルらしい。木の杖を携えて、セルディより少し多めの荷物袋を背負っていた。

「さて、私がこの旅に同行するということなので…アルタがセルディさんに変な事をしないか、確認しなくちゃいけませんね…フフフ」

「ええっ!?」

僕は素っ頓狂な声が出てしまった。なるほど、アイルさんがセルディと一緒に旅に出たいっていうのにはこういう目的もあったってことなのか…。女の子から女の子への愛とはいえ、女の子の愛と言うのはやはり重いものなんだなあ…。僕はしみじみそう思った。

「それじゃあ、行きましょう、アルタ!」


こうして、個性的な仲間が1人増え、賑やかなグループになったところで、僕たちは、シュヴェッラ王国本島の村、エディスンへ向かうため、本島と東島の連絡道へと向かうのであった。

「伝説の神と勇者の冒険」シリーズ、第2話、「アイル・ディショット」を読んでくださり、ありがとうございました。

さて、今回のサブタイトル「アイル・ディショット」の通り、新たな仲間、アイル・ディショットの恐怖の過去が語られた回でしたね。実は、当初のアイルの過去の内容は少し違かったのですが、どうも私的に納得がいかず、今の設定になりました。この話はいずれの機会で話せたら話そうと思います。

そして、本編でもその旨は書かれていましたが、アイルは待望(!?)の巨乳キャラでございます!!

いやあ、キャミソール姿の巨乳の女の子に拘束され、更に揺れる胸を鑑賞できるなんて、なんて羨ましいことでしょう!!(笑)

アルタ君、私とその場所変わってください(懇願)


さて、私の興奮もこれくらいで冷やすとして…次の話の予告をさせていただきます。

次の話、第3話のサブタイトルは「強敵遭遇」でございます。ようやく冒険的な感じの話が展開される予定です。ようやく魔王残党軍の魔物が登場します。さて、どのような魔物なのでしょうね…。ちなみに、サブタイトルの強敵は、DQシリーズでいう一番最初に戦うボス的な感じです。Ⅳならピサロの使い、Ⅴならおやぶんゴースト、Ⅷでいうザバン、Ⅸでいうブルドーガです。「伝説の神と勇者の冒険」シリーズだとどのようなボスなのでしょうか…楽しみに待っていただけたら幸いでございます(笑)

私、これから忙しい時期に突入するので、第3話の投稿は、少し飛んで、3月中旬から下旬を予定しています。待っていただけたら嬉しいです。

では、また第3話の投稿の際にお会いしましょう!!ではでは~

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