戦友との再会
こんにちは、島北です。
なんとか9月中に投稿できました。有言実行、素晴らしい!!(自画自賛)
さて、そんな賛美はさておき、第14話「戦友との再会」、どうぞ、最後まで楽しんで読んでいただければ……!
「やっと見えてきましたねー」
獣耳の村を出発し、ガルガンティ城に続く道を歩いて数時間が経った。ようやく見えてきたガルガンティ城は、ホレンツィエ城とはまた違う意味で強固な雰囲気を醸し出していた。
「まるで要塞みたいね……」
「ガルガンティの技術者の血と汗の結晶らしいからな」
堅牢な城壁には敵対するものを撃つビーム砲やボウガンのような武器が取り付けられており、最早物騒に思えてしまうほどだった。
「ほら、もうあと少しだ。早く行こうぜ」
セルディが僕たちに催促すると、後方からアイルさんの声が聞こえてきた。
「セ、セルディさん……待って下さいー!」
アイルさんはゆっくりしたペースで走ってくる。毎度のことだけど、やはりアイルさんのおっぱいは激しく上下左右に揺れていた。
「……くっ!」
「まあまあセルディさん、落ちついてくださいよー」
「うるせえやい!!」
「……はあ、はあ……やっと追い付いたわ……」
セルディが悔しさに項垂れていると、ようやくアイルさんは僕たちに追いついてきた。やはり長距離の移動はアイルさんには辛いようだ。
「アイルさんも追い付いてきたことだし、僕たちも出発しよう」
僕はセルディの方をぽんぽんと叩く。セルディは少しイライラした顔で立ち上がり、僕の横を歩き始めた。
先程立ち止まってから数十分、ようやく城壁が目の前に見えてきた。僕たちは門番の兵士と思われるロボットに話しかけようと小走りになる。
「……!伏せろ!!」
その瞬間、セルディが急いで僕の目の前に立ち、僕目掛けて飛んできたと思われる矢をダガーナイフで叩き斬った!!
「なっ、なんだ!」
「セルディさん、あれ!」
アイルさんは僕たちの右側に広がる草原を指さして叫んだ。そこには、ガルガンティ国製の戦闘マシンがこちらに狙いを定めて走り寄って来ていた!!
「おいおいどういうこった!なんで私達に攻撃を仕掛けてくるんだ!?」
二足歩行をホバー走行させてこちらに走ってきたモノアイの人型マシンは構えた剣をこちらに向けて突っ込んできた!!
「危ねっ!!」
僕とセルディはマシンの突撃を何とか避けると、マシンは動きを止め、こちらに再び狙いを定め、モノアイを光らせて剣を振り回して攻撃してきた!!
「ぼ、暴走しているんでしょうかあ?」
「まあ、どうであれ、私達に狙いを定めてるなら、壊すしかないだろう!」
暴走マシンは、剣を振り回しながらセルディに突撃した!!
「こんのおっ!」
セルディは剣撃スレスレのタイミングで回避し、すぐさま手に構えたダガーナイフで暴走マシンの装甲を叩き斬った!!しかし、暴走マシンの装甲は固く、ダガーナイフの刀身が折れてしまった!!
「なあっ!?」
暴走マシンは素早く方向転換を行い、セルディに向かって矢を放った!!
「煉公の轟炎≪スレイサ・ファイア≫!!」
アイルさんが唱えた煉公の轟炎≪スレイサ・ファイア≫は、放たれた矢に直撃し、灰となって燃え散った!
「麗錣の氷凍≪メイジス・アイス≫!!」
そして、すぐさま唱えた麗錣の氷凍≪メイジス・アイス≫で暴走マシンの足を止めた!!
「はあっ!!」
魔力を込めて念じると、氷の刃は砕け散り、暴走マシンの足を破壊した!!暴走マシンの足からは動力源となっていたと思われる液体がこぼれだし、ついにモノアイの光が消滅し、完全に動きが止まった。
「……一体、なんだったのかしら……?」
「それよりも、なんで門番の兵士ロボットや城壁の武器が一切発動しなかったんでしょうねー」
確かに不可解な部分は多かった。明らかにガルガンティ国が作ったロボットでありながら、旅人である僕たちを攻撃したこと。ガルガンティ国のロボットやマシンが暴走マシンに全く反応しなかったこと。これではまるでガルガンティ国の陰謀めいた行動に思えてしまう。
「あいつがこんなしくじり方をしないとは思うが……」
セルディは、折れたダガーナイフの持ち手を握りながら呟いている。
「……とりあえず、気になることが多すぎる。まずは王様に会いに行かないか?」
「うん、そうだね」
僕たちは、疑問を残したまま、門番のロボット兵士の検査を受け、ガルガンティ城下町に入った。
ガルガンティ港街を遥かに凌ぐ広い街には、たくさんの建物と工場が建てられていた。しかし、僕たちは暴走マシンの件が気になっているので、街の施設に入ることなく、すぐさま街の中央通りを抜け、ガルガンティ城の門前に到着した。再び門番のロボット兵士に検査を受け、城内にはいる。すると、再び小さな部屋が僕たちの前に現れた。
「失礼いたします。身元の確認をさせていただきます」
今度は普通の人間の兵士による検査が行われた。全てをロボット兵士に任せるわけにもいかないのだろう。
「ご協力ありがとうございました。どうぞ、中へお進みください」
兵士の人が荷物のチェックを終えると、魔法陣が張られた特殊なゲートが開き、城内への道が続いた。城内に入ると、そこは特に特別なお城という雰囲気は無く、普通のお城といった感じだった。僕たちはすぐさま王様がいる謁見の間に急行する。謁見の間に到着し、謁見の間の扉の前で警備していた人間の兵士の人に事情を説明して、謁見の間に入った。僕たちは、王様の前まで近づき、その場に跪いた。
「旅人が私に謁見を申し入れるとは、一体何事か……ん?もしや、勇者級セルディではないか?」
「お久しぶりです、ガルガンティ国王」
「やはりか!まさか再びガルガンティに来てくれるとは、嬉しい限りだ。それで、今日はどのような用件で来たのだ?」
セルディと僕は、エシュ・アジュラスの跡を追ってガルガンティ国にやってきたこと、そして、行方不明となっている僕の妹、リィラのことを伝えた。
「まさか、エシュ・アジュラスについての情報を得ていたとは……これはビックリだ……」
ガルガンティ国王は動揺した素振りを見せたが、すぐに話を戻した。
「エシュ・アジュラスの人員と思われる存在の目撃情報は確かに最近よく聞くようになったが、どこで目撃されているかはその時々によって違うから、どこに行けばいいとコメントすることは出来ないな」
「そうですか」
セルディは冷静に対応する。
「そして、君の妹、リィラ・グレーテなる人物の情報は、私のところには何も届いていないな……」
「……わかりました……」
残念な気持ちが、心いっぱいに広がった。
「それと国王陛下、一つお聞きしたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」
「ん?なんだ、勇者級セルディ?」
「……先程、この城の城下町に入ろうとした際に、ガルガンティ国のものと思われるマシンがこちらを攻撃してきたのですが……」
セルディの言葉に、国王が手を頭に抱えた。
「なんと……まさか人を襲ってしまうとは……いつかこうなってしまうのかと思ってはいたが、早すぎる……」
「その表現……既にマシンが暴走していることを知っていたかのように聞こえますが……」
「……情け無い話なのだが……つい最近開発されたマシンであるイーヴァが、寄生型の魔物、ディエルに操られてしまってな……イーヴァには他のマシンを指揮するシステムを組み込んでいたので、早い段階で手を打とうとしたのだが……」
「なるほど……ディエルによって操られてしまったイーヴァの指揮下にあるロボットが暴走してしまったと……」
「……そういうことだ……」
王様は落胆した表情を見せる。
「国の防衛をマシンに多く任せていたことが仇になってしまった……こちら側のマシンは暴走しているマシンを味方と認識してしまうから、手を出せないのだ……」
「でしたら、私達がそのディエルを討伐してみましょう」
セルディは、僕たちに相談することなく、国王にディエルの討伐を宣言してしまった!!
「な、なに言ってるんだセルディ!」
「よく考えろ、エシュ・アジュラスは魔物を操る力を持つかもって言ってたろ。ディエルを討伐することによってエシュ・アジュラスの情報が出てくるかもしれないだろう」
「なるほど……」
流石、かつて魔王を倒した勇者級の一人だ。色々考えているんだなあ。幼馴染のはずの僕も、こういうときは敬意を覚えちゃうよ。僕とセルディとのやり取りを聞いていた女の子たちも異論は唱えなかった。
「これはガルガンティ国の問題だ……と、言いたいところだが、今のこの国の兵力じゃディエルは倒せんだろう……恥を承知で、君たちにディエルの討伐をお願いしても良いか?」
「無論です」
セルディは淡々と返事する。
「実にありがたい……」
国王は安堵の息を漏らす。
「現在、ディエルはこの城から更に南東に位置するかつて使われていたガルガンティ軍の地下基地にいる。イーヴァは破壊してしまって構わない、ディエルを討伐してきてくれ」
「畏まりました」
セルディは、膝をついたまま首を下げ一礼すると、素早く立ち上がった。僕たちもそれに合わせて立ち上がる。そして、僕たちは再び国王に一礼し、謁見の間をあとにした。
ガルガンティ城の城門を出て、城下町を一望すると、既に日が暮れ始めていた。
「今からディエルを討伐しに行くのも危険だし、今日は城下町で一泊しない?」
「ま、いいんじゃねーか」
「私、もう歩くのもしんどいわ……今日は休みましょう……」
「アイルさんも限界みたいだし、私は賛成ですよー」
「賛成ですう」
パーティの女の子たちの了承が得られたところで、僕は宿屋の看板が出ている方角へ進もうとした。
「あっ、その前にさ」
セルディが何かを思い出したかのように右手をグーにして左手の手のひらを叩いた。
「ちょっと行きたいところがあるんだ。ついてきてくれないか?」
「まあ、僕は良いけど……」
他の女の子たちもセルディを反対することは無かった。
「悪いな、んじゃ、行こうぜ」
そう言うと、セルディは手を頭の裏に抱えて、吹けていない口笛もどきを吹きながら、ゆっくりと研究所や工場が並ぶ地域の方へ歩き始めた。歩き始めて数分、他の研究所を遥かに凌ぐ、巨大な研究所の前に着いた。
「確かここだよな……」
セルディは呟くと、研究所のドアの横に取り付けられていたベルをチリン鳴らす。
「どなた様?」
すると、ドアの横のスピーカーから、セルディとは半対照的な少し低めの声の女の人の声が聞こえてきた。
「セルディだ」
「えぇっ!?セルディって、あのセルディ!?ちょ、ちょっと待ってなさい!!」
慌てた様子でスピーカーを切った女の人は、急いできた様子でバタンとドアを開けた。そこに現れたのは、首ほどの長さまで伸びた綺麗な青のストレートヘアーを揺らした、僕やセルディと年齢が変わらないくらいの小さな女の子だった。
「ちょっ、本当にセルディじゃない!?どうしているの!?」
「まあ、色々私にもあるんだよ」
「……他の方たちは?」
「私の仲間たちだ」
「……そう」
青髪の少女は深く息を吐き、冷静さを取り戻した。
「まあ、立ち話もあれでしょうから、中に入りなさい」
「おう、ありがとう」
そう言うと、ズカズカとセルディは少女の家の中に入って行く。僕たちも「お邪魔します」と一言添えて家の中に入った。
「どうぞ、座って」
広い部屋に案内された僕たちは、少女に言われた通り、芸術的な椅子に腰かける。少女は腕部が平らな板になっているロボットが持ってきてくれた紅茶を、丁寧に僕たち一人一人の目の前に置き、最後に自分が座っている前に紅茶を置いた。そして、少女は姿勢よく椅子に腰かける。
「……それで、今日は一体どうしてガルガンティに来たの?」
「いや、久しぶりにガルガンティに来たし、ついでだよ、ついで」
「なるほど」
少女は紅茶の入ったカップを口元に寄せ、紅茶を静かにすする。
「……そして、何か私に聞きたいことがあると」
「ま、そういうこった。流石、勇者級ルル、話が早くて助かるぜ」
先程、初めて会ったときからそうなんじゃないかと思ってはいたが、やはり勇者級の一人だった。洒落た装飾がなされた青い服を纏い、他者を不意に寄せ付けない強者の雰囲気。まさかセルディと同年代の女の子の勇者級がもう一人いたとは……。
「そういえば、セルディ以外の方たちには自己紹介がまだだったわね。私はルル・アルザベージ。魔王襲来戦争の時にセルディたちと共に魔王アレクサンドラを倒した魔王討伐隊の一人よ。今では勇者なんて呼ばれてるけど、名前呼びで構わないわ」
僕たちは一人一人、ルルさんに自己紹介をする。
「それで、私に話って何かしら、セルディ?」
「あのマシンたちの事だよ」
「ああ、あれね」
「まさか、ルルが作ったマシンがいとも容易く魔物に乗っ取られるとか、そんな簡単な話じゃないよな」
ルルさんは目を瞑り、再び紅茶を啜る。
「どうにも、ただの寄生型の魔物って訳じゃなさそうなのよね」
「だろうな。ルルがガルガンティ国のマシン技師長になった時から、マシンに異常が出たって話は聞いたことないしな」
「私のイーヴァがこんな簡単に魔物の手中に下るなんて、私のプライドが許さないわ」
手に持っていたカップを少し音を立ててティーソーサーに収める。
「……ディエルって魔物、普通の魔物じゃないでしょうね」
「もしかして……」
「あら、もしかしてエシュ・アジュラスの話を知っているのね?」
「察したか。まあ、そういうこった」
「魔物を操る力……って話でしょうね」
「でも、魔物を操る力の話はあるにしても、魔物を強化するって話は聞いてないぞ」
「いえ、もしもここに人間の力が加わっていたらどうする?」
セルディのこめかみが僅かにぴくっと動く。
「……まさか、ルルがただの人間に出し抜かれたってのか?」
「人間は夜には弱いものね。朝起きたら、いつの間にかイーヴァが私の研究室から消えていたわ」
「……それ、家の鍵を閉めてなかっただけじゃないか?」
「私の家の鍵はオートロックよ。それに、私の家の警護をすり抜けられるなんて、普通はあり得ないわ」
「まあ、今はイーヴァを破壊して、被害が増えないようにしなくちゃな」
「まさか、セルディたち、イーヴァに攻撃されたの!?」
ルルさんは机に激しく手を打ちつけて焦った表情でセルディを見た。
「いや、私達が襲われたのはイーヴァの指揮下にあったザコのマシンだ」
「ザコって表現は嬉しくないけど……ディエルめ、私の作ったマシンで好き放題してくれちゃって……」
ルルさんは一息吐いたところで穏やかに椅子に座り、話を続けた。
「……私のところにマシンの話をしに来たって事は、さしずめ、国王陛下にイーヴァの破壊をお願いされたってところかしら?」
「まあ、そういうことだ」
「ならば、私もあなたたちと一緒にイーヴァ……と言っても、最早あのイーヴァは私のイーヴァでは無いし、イーヴァディエルとでも呼ぼうかしら。イーヴァディエルの破壊に同行させてもらえないかしら?」
ルルさんはニヤリと笑いながら提案した。
「私は構わんが……みんなはどうだ?」
「私は賛成ですよ。戦力はあるに越したことは無いでしょうし」
「私は別にいいですよー」
「私もですう」
「僕も大丈夫だよ」
セルディは紅茶を飲みほしてティーソーサーにカップを置いた。
「だ、そうだぞ、ルル」
「みなさん、どうぞよろしくお願いしますね」
ルルさんは頭を下げる。
「こ、こちらこそお願いします!」
僕も慌てて頭を下げる。僕の動作に合わせて他の女の子たちも頭を下げた。
「それはそうと、あなたがアルタ君ね……」
「え、ええ、まあ……」
ルルさんは、椅子を降りて、僕の横の位置に移動した。そして、僕の顔をじーっと覗き込むように眺め始めた。端麗な整った顔が近くにあるだけあって、少し恥ずかしい。
「なんだか、思っていたより冴えない感じの人ね」
「ええっ!?」
僕は精神的な傷をつけられた気がした!
「魔王襲来戦争の時に、セルディからあなたの話を何度も聞いたけど、その話を聞いたら……」
「わーー!わーーーーーーっ!!」
セルディは慌てて席から離れてルルさんの口を両手でふさいだ!!
「余計な事は言わなくていい!!」
「あら、そう?ウフフフ……」
ルルさんは妖しくセルディを見つめて微笑む。一体、なんだったのだろうか……。
「それよりも、この時間だともう宿屋の部屋は埋まってるのではないかしら?」
「えっ……ああっ!?」
僕は部屋に取りつけられていた時計を覗いた。なんと、短針は8の位置にほぼ近づいていた!
「よかったら、私の家で泊っていかない?私の家なら5人を泊めるスペースは確保できるわよ」
「おっ、マジでか?だったら泊めさせて貰おうぜ、宿泊費浮くし」
「僕は良いけど……今日初めて会った僕たちまで泊めてもらうなんて……」
「あら、私は気にしないわよ。もし、何か変な事をしようとしても、警護ロボット達が一網打尽にするから」
「そ、そうですか……」
ルルさんは不敵な笑みを浮かべてこちらを見ている。
「さて、もう時間も遅いし、今日はお風呂に入って寝ましょうか」
「おっ、いいな」
「今日は親睦会を兼ねて、お風呂パーティでもする?」
「ルル……お前、勇気があるな……」
突然、セルディが恐ろしげな顔をルルさんに向けた。
「え?な、なによセルディ」
「ここには爆弾おっぱいのアイルとフランがいるってのに……」
「わっ、私は貧乳じゃないわよ!!」
ルルさんは顔を赤らめて自分の胸を抑えつけた。
「……現実を見ようぜ……」
「あ、あなたには言われたくないわ!!」
ぐぬぬと顔をしかめてセルディを睨む。クールな雰囲気を醸し出しているけど、やはり年相応の女の子なんだなあ。
「……なんだか疲れたわ……みなさん、浴場に行きましょう」
「ルル……恐ろしい奴……」
ルルさんは溜息を吐いて、ゆっくりと長い廊下の方に歩き始めた。それに合わせてセルディ達も廊下に出ていく。
「アルタ君!」
廊下の方から、ルルさんの声が聞こえた。
「男性用の浴場もこちらだから、一緒についていらっしゃい!」
「は、はい!」
ルルさんの言う通り、僕も急いでルルさんについて行く。
浴場につくと、2つの自動ドアが僕たちの前に現れた。
「これじゃあ、左側は私達、右側がアルタ君専用で良いかしら?」
「僕は大丈夫です」
「それじゃ、入りましょうか。アルタ君、お風呂出たら、さっきの部屋に行ってね。アルタ君の方が先にお風呂出るかもしれないしね」
「わかりました」
ルルさん達は、左側の自動ドアをくぐり、浴場に入っていった。僕も、手に持っていた着替えを持って、右側の自動ドアをくぐった。ドアを入った先は広い脱衣所が待っていた。
「……広いなあ……」
なんだか落ち着かない気分で纏っていた服を脱ぐ。素っ裸になって、僕は自動ドアで隔てられた風呂場に入った……!
「うおう……」
やはり風呂場にかなり広かった。シャワーは10箇所に設置されており、湯船も何十人も入れそうな広さだ。恐らく、研究室を含んでいるゆえに、他の研究員が泊まり込みで仕事することも想定されているのだろう。それにしても一人でこのお風呂は広すぎるなあ……。
「ぬおっ!アイル……お前、また大きくなったか……!?」
「ああっ、セルディさん……!グへへ……」
「!?!?!?」
僕が椅子に座り身体を洗っていると、隣の風呂場からセルディとアイルさんの声が聞こえてきた!な、なんと……またアイルさんの胸が大きくなっているとは……恐るべし……。
「た、確かにこれは研究に値する大きさね……17歳とは思えない大きさだわ……」
「ル、ルルさん!?」
「この大きさを維持したまま張りがあり柔らかさも十分……恐ろしいわ……」
「そ、そんな揉まないでください……!」
「同い年だし、ルルで良いわよ。アイルだけじゃなくて、フランもネーニャも、呼び捨てで呼んでいいわよ」
「ちょ……ル……ルルゥゥゥ!!」
「うわっ!!」
風呂場を仕切る壁の奥から、ルルさんの短い悲鳴が響く。
「へえ……ルルは柔らかさはあるのね……」
「な、何よその言い方は……!嫌味かしら……!!」
「まー、私やセルディさんに比べたらあるんですから、いいじゃないですかー」
「なんだか悲しくなるわね……」
どうやらアイルさんの反逆が終わったらしい。ルルさんの声が普通の状態に戻った。
「みなさん、楽しそうでいいですねえ。私も仲間に入れて下さい~」
「でたな!おっぱい爆弾2号!!」
「ひゃあっ!!セルディさんん!?」
「神に仕えてる身のくせに、なんて身体してるんだ!!」
「そんなこと言われてもお!」
「ちくしょお!神様は不平等だぜ!!」
セルディは風呂場に声を響かせると、轟音を放ちながら湯船にダイブしたようだ。その後、他の女の子たちも湯船につかり始めたらしく、シャワーが流れる音が消滅した。僕も、身体を洗い終わったので湯船につかることにした。
「全く……こんな楽しい日は何年ぶりかしら……」
「そういえばルルさんは、毎日研究してるのですかー?」
「いや、そういうわけではないけど、13の時に国のマシン技師長に選ばれて、魔王襲来戦争が終わってからは勇者級なんて称号を頂いて……普段から気を使わないといけないから大変だわ」
「そういうもんですかー。大変ですねー」
「ネーニャ、無理にさん付けしなくていいわよ。私は年下の女の子に呼び捨てにされるのとか気にしないわ」
「いや、さん付けする方が私的にはやりやすいのでー……気持ちだけ受け取っておきますねー」
「そう?なら良いのだけれど。……それにしても、私としたことが、本当に失態だわ。こんな簡単にマシンが奪われるなんて」
「まあ、誰にでも失敗はあるものよ。明日、一緒にどうにかしましょう」
「アイル……ありがとうね」
少し長い沈黙の時間が水滴の音を引き立てる。
「さて、長い時間お風呂に入っていては逆上せるわ。もう出ましょうか」
「そうだな。もう私も疲れたぞ」
「私も疲れましたよセルディさん……」
「私も疲れましたあ……」
「私はまだまだいけますが、みなさん出るなら私も出ますー」
湯船から女の子たちが出始めると、バシャバシャと水しぶきの音が鳴り響く。僕もそろそろ逆上せそうになってきたので、風呂を出ることにした。
風呂から出た僕は、ロボットが持ってきてくれたふかふかのバスタオルで身体の水分を落とした。寝巻に着替えた僕は、先程ルルさんに言われた通り、先程までいた部屋に向かう。……部屋の中には誰もいない。どうやら、女の子たちはまで着替えているみたいだ。
暫く待っていると、ようやく女の子たちが部屋に戻ってきた。
「お待たせしたわね、アルタ君」
ルルさんが艶らしく髪を濡らした姿で現れた。さっき、風呂の中で同い年って分かったけど、なんだか大人っぽく見えるなあ……。
「さて、今日は寝ましょうか。明日は長丁場になるわよ」
「そうだな……風呂入ったら眠くなってきたぞ……」
そもそも今日はかなり長い距離歩いたのもあってかなり疲労感は感じていた。僕も早いところ眠りたいところだ。
「それじゃ、寝室に案内するわ。寝室といっても、他の研究員の為に作られた寮みたいな所だけど」
そう言うと、ルルさんは入って来たばかりの部屋を後にする。僕たちもルルさんの後ろをついて行く。さっきまで入っていた浴場の自動ドアを通り過ぎ、さらに奥に進み、左右に分かれた廊下にぶつかった。
「それじゃ、アルタ君はここからすぐ左の部屋、私達は適当に右の部屋を一部屋ずつ使いましょう」
「ん?ルルには自分のベッドルームとかないのか?」
「あるわよ。でも、自分ひとりだけベッドルームで寝るのとか、気が引けるじゃない」
「そーか」
ルルさんは、ポケットにしまっていたカードのようなものを取り出して、僕たちに渡した。
「なんですか、これ?」
「これはセキュリティ・キーよ。要は鍵よ」
それぞれの部屋にはカードをかざすように指示されているかのようなマークがある。恐らく、そこに触れさせて施錠するのだろう。
「アルタ君、明日は何時に起きればいい?」
「えっ……8時で良いと思いますよ」
「なるほど……では、8時半にさっきの部屋に集合しましょう。朝ごはんは、ロボットたちに用意させるわ」
「おっ、流石だな」
「まあね」
ルルさんは自信気な笑顔をセルディに向ける。そして、清楚に欠伸をかいた後、僕の方に顔を向けた。
「それじゃ、今日は解散ね。おやすみなさい、アルタ君」
「あ、はい……おやすみなさい」
「それじゃ、私達は部屋をどこにするか決めましょう」
どうやら女の子たちは自分たちの部屋の割り振りを決めるようだ。僕は受け取ったカードをドアにかざす。すると、サーっと自動でドアが開いた。ドアが開くと、自動的に部屋の電気がつく。全ての部屋にこのシステムが導入されているかと思うと、実に驚きだ。部屋の端に置かれているベッドに僕は横になる。すると、自動的に部屋の電気が消えたではないか!!
「えっ!?」
僕はビックリしてしまって思わず声を上げてしまった。しかし、ドア前の電灯がついているところをみると、どうやら僕が寝たことを部屋が認識して、自動的に電気を切ったようだ。
「凄いなあ、ほんと……」
この国の技術力の高さに素直に感服する。なんだかこの国にずっといたら、怠け者になっちゃいそうだよ……。
「ふあぁ……さて、もう寝ようかな……」
僕は非常に柔らかい掛け布団を自分にかける。そして、何かを思う時間を得ることもできずに、意識は眠って行ってしまった……。
次の日の朝、8時になると同時に、部屋全体にアラームのような音が鳴り響いた!!
「うわああああああああっ!?」
僕は慌てて布団から起き上がる。起き上ったと同時に、アラームの音が鳴りやんだ。どうやら、これも部屋自体が僕の起床を把握したのだろう。本当にすごい部屋だここは……。
少しして完全に目を覚ました僕は、部屋の角に用意されていた洗面台で顔を洗い、髪を整える。そして、セキュリティ・キーと荷物を手に取り、すぐに部屋を後にした。
「おはよう、みんな」
僕が広い部屋に着くと、既にパーティのみんなは席に座ってロボットが用意していたトーストを食していた。僕も椅子に座ると、その瞬間にロボットが僕の分のトーストを机の前に用意してくれた。どうやら、タイミングを完璧に図ったようで、僕がトーストを一口かじると、トーストは見事な食感を備えていた。
「美味い……!」
久しぶりにここまで美味しいトーストを食べた気がする。なんだか故郷のお母さんを思い出してしまった。
「……あれ?」
そして僕は、一つ気付いた。
「ルルさんはまだ来てないの?」
「ああ、ルルなら……」
セルディが口を開くと同時に、ルルさんは髪をぼさぼさにしている状態で目を擦って部屋の中に入ってきた。
「おはよう、みんな……」
「お前、まだ朝に弱いのか」
「うるさいわねえ……別にいいでしょう……」
服は昨日のデザインと似た軽い鎧のような服を着て、威厳を感じさせる恰好であるにもかかわらず、今のルルさんの表情はまるで威厳を感じさせない。ルルさんが椅子に座ると、なんと、トーストを持ってきてくれたロボット以外にもう1体のロボットが現れ、ヘアスタイリストの如く、ルルさんの髪型を整え始めた!
「ふう……これで大丈夫ね」
顔もスタイリストロボットが軽く化粧したことで昨日のような強者の雰囲気を感じさせるようになった。
「ルル……あまりロボットたちに依存しすぎるなよ……」
「わかってるわ。適度に力を借りているにすぎないわ」
ルルさんはゆっくりトーストを食し、ようやく全員が出発の準備が終わった。
「さて、それでは行きましょうか、イーヴァディエルのもとへ」
「そうですね」
「あ……その前に……」
そう言うと、ルルさんは急ぎ足で部屋を後にしてしまう。数十秒後、再び部屋に戻ってきたルルさんの手には、エメラルドの如く深緑に輝いた杖と、銀色の剣があった。
「お、ありがとうな、ルル」
セルディは、ルルから手渡されたそこそこ大きめの銀色の剣を手にした。どうやら、昨日の暴走マシンとの戦いのときに壊れてしまったダガーナイフの代わりの武器のようだ。
「その剣は鋼の剣よ。セルディの戦闘スタイルに合っているんじゃないかしら?」
「……ああ、そうだな」
セルディはどこか苦笑いにも似たような表情を浮かべている。僕の持つ鉄の剣が細身の剣だとすれば、鋼の剣は女の子が持つにはかなり重たそうな太めの剣だ。ある意味、無理もないのかもしれない。
「その杖がルルの魔法勇者武装か」
「ええ。魔法勇者杖アスクレピオスよ。あまりこのカラーリングは好みでは無いけれど、魔力は素晴らしいものよ」
「……そうか」
「さて、それじゃあ、私がイーヴァディエルが潜伏してる地下基地に案内するわ。準備はいい?」
僕たちは一度に頷く。
「では、行きましょうか。私も実践をするのは久しぶりだから、手を煩わせないように気をつけるわ」
僕たちは、イーヴァディエルの破壊のため、かつて使われていたガルガンティ軍の地下基地を目指し、ルルさんの家を出発した。ガルガンティ城下町を発ち、ルルさんの記憶のもと、僕たちは道の無い芝の上を歩き続けた。
「ふう……久しぶりに来たわ、ここ」
道中、何度も暴走マシンや魔王残党軍の魔物と戦闘になったが、なんとか切り抜けてきた僕たちは、数時間の徒歩の果てに、ようやく昔のガルガンティ軍の地下基地に到着した。入り口のゲートは長い間放置されているからか常時開いており、中の明かりも少し薄暗くなっている。最早、ダンジョンと形容してもおかしくは無いだろう。
「さて、ここから先、たくさんの暴走マシンが潜伏していると思われるわ。気をつけていきましょう」
ルルさんは、杖を構えて、ゆっくりとゲートをくぐり、地下基地に進入した。僕たちも、ルルさんにくっつくように地下基地に進入した。
中は少し複雑に入り組んでおり、ルルさんがいなかったら迷っていただろう。機械的な建物は、妙な不安感を与えてくる。
「……!!左の区画からマシンが来るわ!!」
アイルさんは杖を深く握り決め、急いで構えた。
「……この呪文を攻撃に役立てる時がまた来るなんて……四肢共前せよ、魂淘≪ヴァレス≫!!」
ルルさんはアスクレピオスを構えると、ポケットにしまっていた鉄球を宙に投げた!すると、鉄球は宙に浮いたまま、ルルさんの動きに合わせて暴走マシンに投擲された!!
ギギギギギ……
鉄球の直撃を喰らった暴走マシンは、ボディに大きな穴を開け、ついに行動を停止した。鉄球は、暴走マシンを直撃した後、奥の方で落っこちる音がした。
「な、なんですか今の魔法はー……」
「今のは傀儡系統の呪文よ。無機質の物質を思うまま操るの」
「色々な呪文があるもんですねー……」
「普段は今の呪文を使った応用技でマシンの研究とかやってるのよ……まあ、そういう話は後でたくさんするわ。今はイーヴァディエルを追い詰めましょう」
ルルさんは再び地下基地の錆びた道を、ゆっくりと奥に向かって歩き始めた。
地下基地を歩き始めて数十分。僕たちはようやく一番奥にある区画に辿り着いた。
「……ここまでイーヴァディエルと遭遇しなかったってことは、この先にいるってことね……」
「よっし、今度は武器を壊されないようにしなくちゃな」
「サポートは任せて下さい~!」
「さて、どんな奴が出てくるんですかねえ」
「魔法だったら任せて……!」
女の子たちはそれぞれ、自分の士気を高めている。僕も剣を構え、イーヴァディエルとの戦闘に臨む。
「じゃあ、開けるわよ」
ルルさんは、自動ドアを思いっきり蹴り上げた!決して強いキックでは無いものの、ドアは勝手にスライドして開いてしまう。僕たちは、恐る恐る区画の中に入り込んだ。
「!!イーヴァ!!間違いない、あのマシンがイーヴァだわ!!」
「なんだか他のマシンと違って妙に人間味ある雰囲気で気持ち悪いですねえ……」
「ほう……人間が来たか……」
「喋った!?」
僕は戦闘用のマシンが流暢に話し始めたことに驚いた。
「イーヴァにはヒトの言葉を喋るプログラムを搭載しようと思ってたのよ。まさか、こんな風に使われるとは思ってなかったけどね」
「なんと……私の言葉が通じるというのか。この道具は面白いものだな」
「イーヴァディエル!!あなたの目的は何!?何故、私の作ったマシンを乗っ取ったの!?」
「貴様には関係のない話だ」
「あくまで黙ってるつもりね……だったら、問答無用で破壊させてもらうわ!!」
ルルさんは、アスクレピオスをイーヴァディエルに向ける!!
「魂淘≪ヴァレス≫!!」
ルルさんは、魂淘≪ヴァレス≫を唱えた!!ポケットの中にしまってあった鉄球が、イーヴァディエルに襲いかかる!!
「……嘘……!」
なんと、イーヴァディエルは放たれた鉄球を自身の手でキャッチしてしまった!!
「こうなったら……四肢共前せよ、魂淘≪ヴァレス≫!!」
再び魂淘≪ヴァレス≫を唱えると、今度は地面に転がっていた鉄の破片をいくつも同時に操り、一斉にイーヴァディエルに放った!!放たれた鉄片は、イーヴァディエルの装甲を叩きつけた!!
「ひるんでいるうちに畳みかけるわ!煉公の轟炎≪スレイサ・ファイヤ≫!!」
「雷光波≪ライジング・エッジ≫!!」
僕とアイルさんは同時に呪文をイーヴァディエルにはなった!!放たれた炎と雷は、イーヴァディエルに直撃した!!
「とりゃああああああああああああっ!!」
そして、セルディは、鋼の剣を構えてイーヴァディエルに向かって走り出す!セルディは飛び上がってイーヴァディエルを叩き斬った!!
「なあっ!?」
しかし、イーヴァディエルは、剣撃を手で受け止め、セルディを投げ放った!!
「うわあああああああああああっ!!」
セルディは、思いっきり地面にたたきつけられてしまった!!
「くっ……こいつ……」
セルディは鉄片がめり込み大量に出血していた。イーヴァディエルは、倒れているセルディのもとに飛び跳ねようと脚を屈ませた!!
「ぐっ……!!ウウゥゥゥッ……!!」
すると突然、イーヴァディエルは行動を止め、もがく様に苦しみ始めた!!
「な、なに!?何が起こっているの!?」
「ウウゥッッ……ウオオオオオオオォォォォォォッッッン!!!!」
なんと、イーヴァディエルは先程の流暢な人間の言葉ではなく、獣のようなおたけびの声を上げ、再び飛び跳ねる態勢になった!!
「ウオオオオオオオオォォォォォォッッッッ!!!!」
すると、イーヴァディエルは、僕たちの頭上を飛び越え、なんと、外の方へ逃げて行ってしまった!!
「まずいわ!!イーヴァディエルがこの基地から出たら、この国が危ないわ!!」
ルルさんは血相を変えてイーヴァディエルが逃げた方角を向く。
「さて……早くあいつを追わねーとやばいんじゃねーか……ぐっ……!」
「セルディさん!!」
フランさんはセルディの傷をいやそうと呪文を唱えようとした!!
「待ってフラン。ここは私に任せて」
しかし、ルルさんがフランさんの呪文の詠唱を止めてしまう。
「アスクレピオス!!」
ルルさんはアスクレピオスを頭上に掲げると、杖の周りに癒しの魔力が蓄えられていく!!そして、その魔力はセルディの身体を癒し始め、ついに怪我を完全に回復させてしまった!!
「す、凄いですう……」
「この杖の力は、回復系統の魔力を周りから吸収して直接傷を癒す力を得ることが出来るの。あなたの魔力を使った治癒は、本当に危険な時までとっておきましょう」
「わ、わかりましたあ!」
セルディはひょいっと身体をはねかせる。
「んー……なんとなくフランが治癒してくれたときの方が身体が動きやすい気もするが、ま、ありがとな、ルル」
「なんだか気に食わない言いぐさね」
「ま、きにすんな」
「……って、そんなのんきな話をしてる場合じゃないわ!!今すぐイーヴァディエルを追わないと!!」
「そうだな。あいつはなんだか今までの魔物とは違うやばい雰囲気がする……早く止めなきゃ大惨事になるかもしれんな」
「それじゃあみんな!!急いで基地を脱出して、イーヴァディエルを追うわよ!!」
僕たちはセルディの傷が完全にふさがったことを確認すると、すぐさまイーヴァディエルがいた区画を飛び出した!!強敵と化したイーヴァディエルを止めるため、僕たちは急いで基地の中を走り抜けていった……!!
第14話「戦友との再会」、最後まで読んでいただきありがとうございました!!
今回はセルディの戦友、勇者級ルルことルル・アルザベージ初登場回です。普段はキリッとした真面目な感じの女の子ですが、貧乳なのを気にしていたり、動揺すると声が上ずったりと年相応の反応をしたりするギャップもたまらないですね(笑)。
そして、なんとまだまだおっぱい成長中のアイルさん……一体どれだけ大きくなるのでしょうかねえ……グへへ(殴)。
さて、話は変わりまして今回はなんだか裏がありそうな雰囲気ぷんぷんでしたが、魔物ディエルについて語りたいと思います。ディエル(イーヴァディエル)の元ネタは新世紀エヴァンゲリオンに登場する寄生型の使徒、第13使徒バルディエルからきています。というより、人間味を帯びた雰囲気のマシンというネーニャの発言とイーヴァディエルという名前、そして途中からの獣のようなおたけびをあげるシーンから連想出来た人ももしかしたらいたかもしれませんね(笑)。ちなみに、このイーヴァディエルの原型(?)のイーヴァには専用のマシンガンと専用のナイフと補助装備でビームキャノンが装備されるはずでしたが、装備される前に寄生したので装備されていません。不幸中の幸いだったのかもしれませんね。
さて、ここからは次回予告をさせていただきます。次回、第15話のタイトルは、ズバリ、「イーヴァディエル」です。イーヴァディエルとの決着の戦いが繰り広げられます。そして、次回から展開は大きく動き出します。是非、楽しみにしていただければと思います。
次回の投稿日は、10月の上旬になる予定です。次回の投稿の日まで、待っていただけたら嬉しいです!では、また次回、お会いしましょう!!




