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是非

こんにちはorこんばんは、島北です。ついに10話です。3日坊主の僕が10話分まで書ききりました。素晴らしい成長ですよこれは。

では、第10話「是非」、最後まで楽しんで読んでいただければ嬉しいです。

ネーニャによってリディーを撃破したのち、自刃したリディーを土に埋めた僕たちの空気は、非常の重苦しいものだった。ニュー農村に着くまで、誰一人として口を開く者はおらず、ただ、永遠かのように長い間、僕たちは歩いていた。

「おお、メグ!!」

僕たちが村のアーチをくぐると、同じ場所をウロウロしていた村長のフェディさんが一目散に僕たちのところへ走ってきた。

「ああ、良かった、本当に良かった……!!」

フェディさんはメグさんの手を取ると、涙を流して嬉しがった。

「みなさん、娘を取り返してくれて、本当にありがとう。私のわがままに付き合ってくれたばかりか、囚われた娘を助けてくれるとは……ミスコンは結局収拾がつかずに自然解散になるなど、さんざんな結果で終わってしまったが、これもまた、調子づいた私への天罰なのかもしれないな」

「そ、そんなことはありませんよ!それに、僕たちも仲間を取り返さなくちゃいけなかったし……褒められることはしてませんよ」

僕は頭を下げるフェディさんを慌てて止める。

「謙遜はよしてくれ。私は本当の事を伝えているまでだ。……さて、外で立ち話もあれだ、一度家まで来てくれたまえ」

「そうですね~、私も疲れました~」

メグさんはふぅっと肩の力を抜く。動作に合わせて激しく揺れる胸を見るところ、やはりメグさんの胸は相当重たいのであろう。フェディさんとメグさんは先導し、僕たちに手招きして、家へと招き入れた。そして、初めて来たとき同様のポジションで、ゆったりした椅子に腰かけた。

「今回は本当にありがとう。これは、本来、ミスコンの優勝賞金として用意されていた1万ゴールドだが……みなさんに差し上げよう。どうか、旅の資金にしてくれ」

フェディさんはそう言うと、封筒を僕たちに差し出した。

「そ、そんな!こんな大金、受け取れませんよ!!」

僕が必死に断ろうとするも、フェディさんはひたすら封筒を差し出す。僕は、不本意ながら、フェディさんの意思をくみ取るため、1万ゴールドが入った封筒を手にした。

「……さて、私は今回の事情を報告するためにこれからホレンツィエ城に向かうが……みなさんはどうする予定なのだ?」

「私達は今日、この村で一泊してからホレンツィエ城に向かう予定だ」

セルディが淡々とスケジュールを述べる。

「そうか……なら、先日同様に、宿屋で泊って行ってくれ。無論、私が代金は払っておくよ」

「ありがとう」

セルディはフェディさんに一礼する。

「それじゃあ、今日は疲れたし、もう宿屋に行くか」

「賛成です」

「……いいですよー」

「はい、そうしましょお」

セルディたちは一斉に立ち上がる。

「……私も、もうそろそろ仕事があるので、私室に戻ります~。みなさん、今日は本当に~ありがとうございました~」

メグさんも、椅子から立ち上がると、部屋の奥の方へと歩いて行った。

ところで僕は、一つ処理しておきたいことがあった。

「フェディさん……」

「なんだい?」

「あの……お手洗いはどこに……」

「アルタ、トイレぐらい我慢しろよ!」

セルディは驚いた表情で僕を見る。

「いや、結構我慢してたんだけど、もう限界なんだよね」

「トイレなら、メグの部屋の奥にあるから、使って行ってくれ」

「ありがとうございます」

僕が一礼すると、フェディさんも返すように頭を下げた。

「それじゃあ、私達は先に宿屋言ってるから、アルタも早く来いよ」

「うん、わかった」

僕は、椅子から立ち上がると、漏らさないように慎重かつ足早に奥のトイレへと向かった。


「ふ~……」

長い時間、尿意から解放された僕は清々しい空気になった。どうやらセルディたちはもう家の中にはいないようだ。部屋から音がしない。僕も家から出ようとドアの方へと向かう。

「あれ~、アルタさん~?」

すると、廊下の奥から「業務用 5リットル」とシールが貼られた青色のポリバケツを右手に持ったメグさんが僕の方に向かって歩いてきた。やはりメグさんの胸は歩くだけで上下左右に揺れていた。僕は視線を頑張って胸からそらす。

「セルディさん達と一緒に宿屋に行っていたかと思いましたよ~」

メグさんは可愛らしい笑顔で微笑む。

「……今日は、私を助けに来てくれて、ありがとうございました~」

メグさんは、身体を90度まげてお辞儀する。首元から深すぎる谷間が姿を現しており、僕は再び視線が持ってかれたがすぐに視線をそらした。

「いや、僕は何もしてないですよ。助けたのはネーニャですし……」

僕は本当に何もしていない。ネーニャについて行っただけだし、正直、足手まといになってたと思うし……。

「そんなことはありませんよ~」

メグさんは態勢をもとに戻す。

「セルディさんから聞きましたよ~、最初は人と戦うのを怖がってた~って」

僕は痛いところを突かれて不意に視線が下に落ちる。

「でも~、私を含め~、他の女性たちを助けるために力を出して戦ったって聞きました~。確かに~、人と喧嘩することは良いことではないかもしれませんが~、大事な人の為に何かが出来るって~、素晴らしいことだと思いますよ~」

メグさんはおっとりゆっくり話しながらも、いつも聞かない力強い声で僕に語る。

「その結果~私やセルディさんを助けることが出来たんですから~……だから、助けてくれて~ありがとうございました~」

メグさんは再び身体を90度に曲げてお礼する。僕は、恥ずかしい気持ちを持ちながらも、メグさんに答える。

「ど、どういたしまして」

僕も90度に身体を曲げてお辞儀をする。普段、こんなに身体を曲げてお辞儀なんかしないものだから意外と疲れる。

「……あはははっ!」

メグさんは突然、笑顔で笑い始めた。

「ど、どうしたんですか?」

僕は困惑してメグさんに聞く。

「え~、いや~、アルタさんは、可愛いな~って思いまして~」

「ええっ!?」

か、可愛いってどういうこと!?

「ふふっ、可愛いって言われるのは嫌でしたか~?」

メグさんが前傾姿勢で僕に悪戯顔で聞いて来る。前傾姿勢になることで強調されるメグさんの胸は、重力に引きづられ凄まじいことになっていた。

「そ、そんなことは……」

「うふふ~」

メグさんは再び状態を起こして静かに笑う。


===================


(……なんでなんでょう……なんでアルタさんを見てると……こう……胸が熱くなるんでしょう~……)

メグは、目の前にいる少年、アルタを見ていると、何故か心がドキドキしている感じがしていた。初めて会った時はどこか頼りない少年って感じがしていたのに、今見ると、垢ぬけた感じが消えた、一人の男として見えてしまうのだ。この村にはメグと同年代の男の住民は少ない。よって、メグは恋したことが無かったのだ。だが、目の前にいるアルタを見ていると、メグの心はたくましい男になった彼の姿に目を奪われてしまうのだ。

(う~ん……どうしてでしょう~……)

しかし、メグは、自分の心のドキドキが何か、まだ自覚できていなかった。

(……あっ……)

メグは、自分の胸に違和感を感じて来た。

(まずいです~……!もう我慢が出来なくなってきました~……!)


===================


メグさんは何故か、静かに笑ってからずっと笑いっぱなしだ。笑っているメグさんは非常にかわいらしかったので、見る分には全然かまわなかったが、あまりに長く笑っているので少し不安になった。しかし、少しした時、急に身体をびくつかせ、顔を赤くし始めた。

「メ、メグさん……大丈夫ですか?」

僕は不安になってメグさんに近寄ろうとした。


ガシッ!!


「ええっ!?」

突然、僕はメグさんに右腕を掴まれてしまった!そして、すぐそばにあったメグさんの部屋に連れて込まれてしまった!メグさんはドアを閉めると、改めて僕の肩を両腕でがっちり掴んだ。

「ど、どうしたんですか……?」

あまりにも唐突な物事の展開に僕の頭は真っ白になっていた。なんでメグさんの部屋に連れて込まれたのか、僕は理解が出来なかった。少しして落ちついて、ざっとメグさんの部屋を見渡すと、牛のポスターだったり農具だったり、農村の一村民であることを視覚的に教えてくれるものがたくさんあった。

「あ、あの~……」

すると、メグさんは小さな声で僕に話しかけて来た。僕はびっくりして応答する。

「は、はいっ!?」

メグさんは、真っ赤っかに顔を火照らせ、小さな声で僕に聞いて来る。

「あ、あの~……ち……乳搾り……お願いしてもいいですか~……?」

「…はい?」

僕は何を聞かれるかとドキドキしていたが、どうやら仕事の手伝いを頼もうとしていたみたいだ。でも、なんでわざわざメグさんの部屋に連れて来たんだろう?まあ、いいか。細かいことは気にしない。

「いいですよ~、なんでも任せて下さい!」

僕は胸をはって笑顔で言うと、メグさんはこれ以上ないくらいに顔を赤くして、もじもじし始めた。

「わ、分かりました~……宜しくお願いします~……」

そう言うと、部屋の奥に向かい、メグさんは自分の腰くらいの高さの机にポリバケツを置く。そして、メグさんはその正面に立つ。僕はその後ろでただじっと立っていた。一体、何の準備をするんだろう?

「……では~……失礼します~……」

メグさんはバケツの方を向いて恥ずかしそうにごにょごにょした発音で言う。すると……。

「……ええっ!?!?」

なんと、メグさんは自分が着ていた茶色の質素な服に手をかけ、ゆっくりと脱ぎ始めた!!

「な、なにしてるんですかあああああああああああああああああ!?!?」

僕は慌ててメグさんから視線をそらす!しかし、僕も男だ。この状況で目をそらすことなど、長時間できなかった。僕は恐る恐るメグさんの方に視線を戻す。メグさんは自分の胸に服が引っかかり腕をバタバタさせると、ついに服は完全に脱がされ、とんでもない大きさのブラジャーのみが上半身を包むものになってしまった。僕はメグさんが脱ぐ瞬間に解放されて激しく揺れ動く胸をつい凝視してしまう。そして、なんとあろうことか、続いてブラジャーを取ろうとしていたメグさんの動きを僕は慌てて制止する。

「ど、どうしたんですか!?!?熱でもあるんですか!?!?」

僕は今までにないくらい混乱しているだろう。これは現実なのか夢なのか……最早何が何だか分からなかった。

「熱ですか~、あるのかもしれません~……私、なんだかすごいことをしている気分です~……」

メグさんはブラジャー姿で顔を赤くしている。……理性が吹き飛びそうだ。

「それじゃあ~……いきますよ~……」

メグさんは、ついに自分の背中に手を伸ばす。しかし、僕は興奮のあまり頭が回らず、メグさんの動きを止めることが出来なかった。


カチャカチャ……


メグさんは、ブラジャーを脱ごうと後ろのフックに手をかけ始めた。どうやらうまく取れないようだったらしく、少し時間をかけて、ようやく後ろのフックを外す。メグさんのブラジャーは前の方も固定しているようで、続けて自身の胸の谷間にあるブラジャーのフックに手をかける。そして……


ぶるるるるるるるるるるるるるるん!!!!


ついに、メグさんの上半身を被うものは無くなってしまった。ブラジャーはメグさんの身体から離れ、床にひらひら落ちていった。

「なああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!?!?!?」

僕の目の前にはメグさんの裸が映っている。……服で抑えられているときよりもさらに大きく膨らみを見せるメグさんの爆乳。あまりにも大きいサイズを誇る胸なのに、綺麗な形を誇る美乳具合にも、僕は驚いてしまう。そして……僕は自然とメグさんの胸の先端に目線が向けてしまう。だが、そこには、あるはずの蕾が姿を見せていなかった。……そう、陥没していたのだ。僕の理性の糸はもう立ち切られる寸前だった。

「それじゃあ~……一度~……お手本を見せますね~……」

そういうと、メグさんは自分の胸を横から両手で掴む。そして、思いっきりぎゅーっと自分の胸をつぶし始めた!


ピューーーーッ……


すると、なんということだろうか、メグさんの蕾はピンっと露出し、それと同時に、メグさんの胸から白色の液体が飛び散った!!白色の液体は、凄まじい勢いでバケツに注がれていく。……僕は、ここでようやく先程のメグさんの言っていた言葉の意味が理解できた。……乳搾りとは言っていたが、牛のとは一言も言っていない。そう、つまり、乳搾りとは、メグさんの母乳搾りだったのだ……!!

僕はようやく事態を飲み込み、メグさんの顔をのぞくと、恍惚に悶えた表情を浮かべていた。メグさんは、一度胸にかけていた力を離す。元の大きさに膨張した胸を、再び自分の手で押しつぶす!!


ピューーーーーーーーーッ……


「ううっ……あっ……!!」

メグさんはついに声を上げ始めた。それと同時に溢れ出るように両胸から放たれる母乳。僕は、興奮を抑えることが出来なかった。

「……いつもは自分で搾っているんですけど~……もともと私は力が強いわけではないですし~……何より自分で自分の……ぼ、母乳を搾るのは難しくて~……でも、誰かにやってもらうのも恥ずかしくて~……」

メグさんは抑えつけた胸を開放する。すると、もとの形に戻ろうと激しく揺れる胸。僕は話を聞くことよりも、メグさんの胸を見ることに神経が使われていた。

「で、でも、何で僕に頼んだんですか……?セルディとか、女の子は他にもいたのに……」

メグさんはもじもじして僕の方を向く。

「なんとなくです~……アルタさんは、何故か信用できるような感じがするんです~……」

メグさんはそう言うと、再び自分の胸を横から鷲掴みにして、激しく胸を押しだす!!


ピューーーーーーーーーッ……


「ンッ!!」

再び激しく放たれる母乳。バケツの中に溜められていく母乳の量は、どんどんと増えていく。

「……さて~、それじゃあ~……アルタさん~……乳搾り~……お願いしますね~……」

僕の両手は、母乳が付着しているメグさんの手に引っ張られ、メグさんの生乳に触れた。

「……なんか~……男の人に触られるのって~……緊張しますね~……」

メグさんは恥ずかしさのあまりか俯いてしまう。

「ど、どうやってやればいいんですか……?」

僕はメグさんに質問する。初めての経験だから、どのように女性の母乳を搾ればいいかなんてわからない。

「わ、私も正解はわかりませんけど~……出来れば、力強くは搾らないようにしてください~……」

「よ、要は適度な力加減ってことですね……」

僕は、何を自分で言っているのだろうとか思いながら、ゆっくりと自分の手に力を加える。

「ンンッ……」

メグさんは自分の手を口に当て、顔を赤くして震えている。僕は、徐々に力を加えていく。そして、そこそこ力を加えたその時……。


ピュピュッ……


母乳がゆっくりと出て来た。僕は、頭が真っ白になりながら、かつ、この光景を目に焼き付けようと努力しながら、さらにメグさんの胸に力を加え始める。しかし、力を加え始めたその時、あまりの興奮で勢い余って思いっきり力を入れてメグさんの胸を歪曲させる!


ピューーーーーーーーーーーーーーッ……!!


「ンンッ……あぁっ!!」

先ほどとは比べ物にならない勢いで母乳が噴射される。明らかに普通の人よりも大きいだろうメグさんの乳首から噴出された母乳はすでに溜まっていたバケツに入っている搾られた母乳の池に音を立てながら勢いよく注がれ、まるで豪雨のようだ。

「そ、そんな一気に~!……でも凄いです~……こんな一気に出るところ~……見たことないです~……男の人の力は凄いです~……」

メグさんは激しい呼吸をしながら僕に驚きの声を出す。僕もまさかここまで一気に母乳が噴き出るなんて、想像していなかった。……流石メグさんの胸だ……僕は改めてメグさんの胸の素晴らしさに敬服する。僕は、力んだ手を緩め、メグさんの胸をもとの形に戻す。

「それじゃあ、今度はもうちょっと弱くいきますよ……」

「お、お願いします~……」

メグさんは手を口に当て、声を出さないように必死になった。僕は、先程良く早く力を込め始める。すると、早い段階からメグさんの胸の先端から母乳が出て来た。僕は、そこから徐々に力を入れ始める。すると……。


ピューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ……!


「ンッ……!!」

メグさんの胸から放たれた母乳は、僕が力を加える数十秒という長い時間、ずっと勢いよくバケツに向かって飛んでいく。よく母乳が尽きないなあと感心していると、ようやく母乳の出が弱くなった。

「い、一度離してください~……流石に一度に母乳は全部出ませんよ~……」

「す、すみません!!」

僕は慌ててメグさんの胸から手を離す!すると、激しい揺れを見せてもとの形に戻る。だが、あまりに乱暴に手を離してしまった影響で、僅かに残っていた母乳が少し違う方向に噴き出てしまった。

「もお~……あとで拭いておいてくださいよ~……」

「は、はい……すみません……」

僕は申し訳ない気持ちを抱きながら、今度は優しく搾ろうと手に力を加える。先ほどと同じようにゆっくり力を加えていく。


ピューーーッ……


先程出なくなっていた母乳が再びバケツに向かって放たれた。僕は、ゆっくりと徐々に力を加える。


ピューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ……!


「ンンッ……!!」

もはや無尽蔵なのではないかと思えるほどメグさんの胸に蓄えられていた母乳が再び長い時間かけて搾られていく。なんとあろうことか、5リットル用のバケツの5分の1……つまり1リットルほどがすでにメグさんの母乳で溜められていた。そして、ある程度母乳の出が悪くなったところでゆっくりと手を離す。

「はあ~……はあ~……アルタさん~……この調子でもっとお願いします~……」

……まだ母乳出るんだ……僕は心の中で驚愕しながら再びメグさんの胸を掴む。……僕は、メグさんの母乳を搾っているうちにどうしても強く、長い時間搾りたくなった。

「……メグさん……」

メグさんは首をかしげて僕の方へ顔を向ける。

「はい~……なんでしょう~?」

「……少し……力を強めてもいいですか?」

「う~ん……少しならいいですよ~」

「わかりました……!」

僕は、ゆっくりと力を加えていく。すると、メグさんに溜められた母乳がゆっくりとバケツに飛ぶ。僕は、それを確認すると、欲望に忠実に手を操り、メグさんの胸を思いっきり押しつぶす!!


ピューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!


「んああああああああッッ!!」

まるで滝のように溢れ出る母乳は、力強く搾られ、泡を立てながらバケツの中の母乳の池に放たれる!!根元から一気に先端へと力を込めて搾ったからだろうか、激しく搾っているのになかなか母乳の出が落ちない。メグさんの爆乳だから成し得る技。僕はそう確信した。ようやく母乳の出が悪くなると、僕はゆっくりとメグさんの胸から手を離した。すると、メグさんは頬を膨らませて僕を見た。

「アルタさん~!少しって言ったじゃないですか~!もし私のち……乳首が壊れたらどうしてくれるんですか~!?」

メグさんは顔を真っ赤にして怒る。

「すみません……」

僕は流石にやりすぎたと自覚した。今の一搾りのせいで少しメグさんの綺麗な白い胸が赤くなってしまっていた。

「……次からは~、普通にやってくださいよ~」

メグさんはそういうと、再びバケツの方に顔を向ける。そして、僕は、今度は悪ふざけしまいと心に決め、メグさんの胸に手を当てた……。


メグさんの母乳搾りを始めてから数十分。ようやく、メグさんから1滴の母乳も出なくなった。メグさんは一呼吸置くと、足元に置かれたブラジャーを装着し、今まで着ていた服を身にまとう。僕は、今日のこの出来事を一生忘れないだろう。

「ふう~……いつもは搾っても搾っても搾り足りない感じがしてムズムズしていたんですけど~、今日はアルタさんに手伝ってもらえたので、凄い爽快感です~!」

僕はメグさんの前に置かれたバケツを覗く。そこには、ポリバケツの半分程度……推定2.5リットルのメグさんの母乳が溜められていた。

「も、もお~、そんなじろじろ見ないでください~……」

メグさんは恥ずかしがる様子でバケツの前に立つ。すると、僕の視線の先には先程まで搾っていたメグさんの大きな胸が……。

「もお~!なんか今のアルタさんの目線は変ですよ~!」

そりゃそうだ!!さっきまで人類最大級の爆乳をこの目で拝み、さらにその胸から溢れ出る母乳を搾っていたんだから!!

「罰として~、さっき言った通り~、バケツじゃないところに飛ばした私の母乳を拭きとってもらいますからね~!」

そう言うと、メグさんは台所に雑巾を取りに部屋を出てしまった。……この部屋には僕1人……。僕の目の前にはメグさんから搾りとられたたくさんの母乳……。僕はメグさんの足音が聞こえなくなったのを確認すると、バケツの中に手を入れ、少量のメグさんの母乳を掬う。

(……こ、こんなことしちゃっていいんだろうか……)

僕の手にはメグさんの母乳。……僕は、この母乳がどんな味がするか、確かめたかった。僕は、悩み抜いた末、誰も見ていない今の状況ならばイケる!!確信した。僕は、メグさんの母乳が溜められた手を口元に持っていく。そして……


ゴクンッ


僕は少量のメグさんの母乳を飲み干す。……流石に牛乳みたいな甘さがある訳ではないが、メグさんの母乳は普通に甘かった。……この味は病みつきになりそうだ……僕は、再びメグさんの母乳を飲もうとバケツの中に手を入れようとしたその時……

「……アルタさん~……?」

僕は動作を止める。そして、ゆっくりと部屋のドアの方へと顔を向ける。そこには、雑巾を手に、顔を思いっきり赤らめているメグさんがいた。僕は慌てて手をバケツから遠ざける。

「ち、違うんです!!こ、これは……その……」

僕が弁解の言葉を述べようとする前に、メグさんは恥ずかしさのあまり、何故かまた台所の方へと戻ってしまった。僕は、正座してメグさんの帰りを待つことにした。

少しして、再びメグさんが戻ってきた。メグさんは部屋の中に入ると、僕に雑巾を手渡す。

「……アルタさん~……もう変な事はしないでくださいね~……」

「……はい、気をつけます……」

僕は雑巾を手に取り、ポリバケツの外に噴出した母乳をきれいにふき取る。その間に、メグさんは自分の母乳がたくさん入ったポリバケツを手に取り、台所へ持って行ってしまった。

(あー……勿体ないなあ……)

僕は、残念な気持ちを胸に、母乳を拭きとった。

少しして、僕も台所へと向かう。そして、ポリバケツを洗っていたメグさんの横に入り雑巾を洗う。そこで僕は、今までそこまで疑問に思わなかったが今になって気になってしまったことがあったのでメグさんに聞くことにした。

「あの、メグさん」

「はい~、なんですか~?」

メグさんはバケツを洗いながらこちらに視線を送る。

「あの……その……な、なんで母乳が……出るんですか……?」

メグは質問を聞いた途端、びっくりした表情を見せてカーッと赤面する。

「そ、そういうのをいきなり聞くのはデリカシーがないですよ~!」

「あっ!す、すみません……」

僕は慌てて雑巾を洗うのに専念する。しかし、メグさんは律義に、僕の質問に答えてくれた。

「どうしてかはわからないんですよ~……1年前くらいから出るようになってしまって~……でも~、そこまで不便では無いので~あまり気にしてないですよ~」

「そ、そうなんですか……」

僕は雑巾を絞り、乾燥させるようにしてタオル掛けに引っ掛ける。そして、今になってセルディたちを待たせていることに気が付き、僕は慌てて宿屋へ向かうことにした。

「メグさん!すみません、セルディたちを宿屋で待たせてしまっているので……宿屋に行っても大丈夫ですか?」

メグさんは少し時間を置いて僕に返す。

「大丈夫ですよ~。アルタさんにお手伝いしてもらえましたし~、セルディさん達を待たせているのでしたら、彼女たちのところへ行ってください~」

「ありがとうございます!では、今日は失礼します!」

僕はセルディに怒られるのが嫌だったので、いち早く宿屋に着こうとした。

「あ、あの~!!」

メグさんが僕を引きとめる。

「はい?」

僕は再びメグさんの顔を見る。

「わ、私から~、ぼ、母乳が出ること~……絶対に他の人には内緒にしておいてくださいね~……!」

メグさんは恥ずかしそうに少し小さな声で僕に伝える。

「わ、わかりました……!」

僕も少し動揺しながら応答する。

「では、お邪魔しましたー!」

僕は急いで玄関で靴をはき、家のドアを開ける。僕は家の中に一礼してゆっくりとドアを閉め、足早に村の宿屋へと向かって走り出した。


「遅い」

僕が宿屋の女の子たちの部屋に着き、ドアを開けると、ドアの目の前に張り付くように待っていたセルディがジトーっとした目で僕を見つめていた。このドアが手前に開くタイプで本当に良かった……。

「い、いやあ、色々あってさ」

「もう私達がメグの家をお邪魔してから30分経とうとしてるけど、そんな長い間色々あったのか?」

うーむ、やはりセルディは鋭いな……。だけど、僕がメグさんの母乳を搾っていたなんて知られたら、メグさんとの約束を破るばかりか僕の社会的な立ち位置まで失ってしまう……!

「ちょっとお腹の調子が悪くなっちゃってさ……」

「……そうか……まあいいや。早く部屋に入れ。これからについて話し合うぞ」

セルディは部屋の中に入って行く。僕もドアを閉めて部屋の中に入る。奥のベッドルームに、他の女の子たちは談笑しながら座っていた。

「やっときたわね!待ちくたびれちゃったわよ!」

「全く、一人になってから何やってたんですかねー」

「お疲れ様です、アルタさん~」

「お、お待たせしました」

僕は楽しく話していた女の子たちの輪に交じり座る。そして、僕の横にセルディも座った。

「……さて、これからどこへ行くかって話だが……アルタ、どうするんだ?」

セルディが真剣なまなざしで僕に目を送る。

「……この国を南下してホレンツィエ城に向かおうと思う」

「まあ、妥当な判断ではあるな」

セルディは腕を貧相な胸の前で組みながら頷く。僕は対面したところに座っていたネーニャの顔が非常に暗い表情を浮かべているのに気づいた。

「……ネーニャ……」

「……はい、なんですかー」

やはりネーニャはリディーの死を受け入れること、そしてホレンツィエ国王の国の再建を優先して戦争孤児を見捨てる判断を取ったことを拒んでいた。これからホレンツィエ城に行くということは国王に会ってリィラの行方について聞こうとしていることと同じ、つまり、ネーニャの許し難し相手と会うことなのだ。

「……慰めの言葉は不要ですよー。アルタさんは優しいから、必死に何か考えてるのでしょうけど、私は普段通り元気ですからー」

……ネーニャは僕の意思をくみ取っていた。僕はただ、沈黙した。

「んじゃ、明日の朝8時に宿屋の前で集合で良いか、アルタ」

「僕は構わないよ」

「それじゃ、今日は解散だな」

「わかった」

セルディが場の空気を嫌がったのか、早々と話をつけ、僕を部屋から出そうとする。僕も馬鹿じゃない。僕はセルディの話を聞き終えると、すぐに立ち上がり、「おやすみなさい」と一言告げて部屋を後にした。女の子たちの部屋を出た僕は、隣の自分の部屋に戻る。そして、僕はすぐに裸になり風呂に入る。僕は、色々な事がありすぎた鏡を湯船の中に浸かりながら思い出す。ミスコンのこと、盗賊団サバーニャの仮アジトを襲撃したこと、リディーのこと、メグさんの母乳を搾ったこと……。なんだか頭の中で文字にして並べてみると色々とありすぎて意味不明な感じだが、やはり盗賊団サバーニャの事については頭の中に色々と考えさせられた。リディーの思想はもともと素晴らしいものであったと僕は思う。でも、盗賊になってまで自分の思想を完遂させようとして良かったのか。……なんだか頭がボーっとしてきた……どうやらのぼせてきたようだ……。僕はすぐに湯船から出て最後に水を身体にかけて風呂から出た。身体を拭いて寝巻に着替え、すぐにベッドに入る。僕は、何かを考え始める前に睡魔に襲われ、瞬く間に意識は遠のき、深い眠りに落ちて行った。


「……おい、アルタ……」

……なんだろう、誰かに呼ばれている気がする……でも、なんだか……

「こら!起きろ!!」


バチーーンッ!!


「痛っ!?」

僕は突然、左頬に痛みが広がり、目を覚ました。慌てて上体を起こすと、セルディが僕の寝ていたベッドの横でイライラした顔で僕を見ていた。

「……あれ……なんでセルディが僕の部屋に……」

「鍵なら私が開けましたよー」

ベッドの下からひょこっとネーニャの顔が現れる。そして、右手を上に出し、指に掴んだ細い金属の棒をくるくるした。

「いつになっても部屋から出てこないから、見に来たんだよ。そうしたらぐーすかねむってやがったから起こしてやったよ」

「……面目ない」

僕はすぐにベッドから立ち上がり、用意していた旅用の服を着る。寝巻をバッグに仕舞い、髪の毛を水道の水で簡単に整える。

「そういえば、アイルさんとフランさんは?」

「もう外で待ってるよ、早くしろ」

髪の毛を整えると、急いでバッグを背負い、セルディとネーニャと共に部屋を後にした。


「お待たせしましたー!」

「全く、遅かったわね、いつもは寝坊なんかしないのに」

「何か怖い夢でも見ちゃったのですかあ?」

フランさんが心配そうに僕の顔を覗いて来る。僕は朝から美少女の顔を間近で見れてこんなに嬉しいことは無いのだけど……何故か、周りの女の子たちの目線が怖い……。

「いや、そういうわけじゃないですよ」

「そうですかあ?それならいいんですがあ……」

「というか、アルタが寝坊して時間が押してるから、早くホレンツィエ城に行こう」

セルディが僕の後ろで催促する。

「うん、そうだね」

「ホレンツィエ城は一昨日通った街道をさらに南下すれば着くぞ、迷うことは無いだろう」

「よし、それじゃあ行こうか」

僕は、パーティのみんなが頷いたことを確認すると、ニュー農村の木のアーチの方へ歩く。すると、木のアーチのすぐそばにフェディさんとメグさんが僕たちを待っていた。

「勇者級セルディ並びに旅人たち、気をつけて旅を続けてくれ。君たちが旅に出ている間、この村で私もリィラ・グレーテさんについては調べておく。頑張ってくれ」

「本当に~お世話になりました~。ありがとうございました~」

「こちらこそ、ミスコンの賞金の為の1万ゴールドをありがとうございました。旅を続けるうえで必要な道具を買うために使わせていただきます」

僕はメグさんにつられて90度のお辞儀をする。……というよりも、メグさんを見るとどうしても昨日の母乳搾りの事を思い出してしまう……。

「おいアルタ、なんか顔が赤いぞ、大丈夫か?」

「メグさんのおっぱいにやられたんですよー」

「ち、違うよ!?」

僕は必死に否定するが、その光景を見てメグさんも昨日の事を意識してしまったのか、少し顔を赤くする。

「ほら、早くしないと間に合わなくなっちゃうから、行こう、みんな」

僕たちは再びフェディさんとメグさんにお辞儀をする。そして、僕たちは草むらを分けたような街道に戻り、再び国の南下を開始した。


何度かの休憩をはさみ、いくらかの魔物と戦い、数時間かけて僕たちは街道を南下すると、ようやく城壁に守られた大きな城が見えてきた。どうやら、城壁の中に城下町も内包されているようだ。

「ようやく見えてきたね」

「そうだな……」

セルディはどこか疑問的な表情を見せ、ホレンツィエ城の方角を見つめる。

「おかしいな……あんな壁、戦争の時に見たことないぞ」

「それってどういう……」

僕が疑問を投げかけようとする前に、後からアイルさんが語る。

「つまり、あの城壁は魔王襲来戦争後に建てられたものってことね……」

「要は、私達戦争孤児よりも、自分の居場所の安寧を優先したって事ですねー」

アイルさんが言葉に詰まらせたところにネーニャが核心を突く発言をする。僕たちは何も言うことは出来なかった。ただひたすら、視界の先の城が大きくなるまで歩き続け、ついに城壁の扉の目の前に付いた。そして、街道は、ここで終点となっていた。

「あ、あなたは勇者級セルディ殿!?」

城壁の門を守護している兵士の1人がこちらに気付くと、すぐにセルディの存在を把握した。

「城内に用があって来たんだが……通してもらえないか?」

「畏まりました!」

城壁に内包されていた駐屯所にいた兵士が機械を操ると、重々しい音を立てて門が開く。

「お待たせいたしました!」

「ありがとう」

セルディは颯爽と門をくぐり抜ける。そして、僕たちも兵士の方々に一礼して門をくぐろうとする。

「待て、貴様たちは怪しい者ではないだろうな」

すると、駐屯所から何人もの兵士が僕たちを取り囲み、行く手を遮った。

「早くしろ、みんな」

セルディは門の真下で僕たちを呼ぶ。そして、兵士たちを睨みつけ、牽制する。すると、兵士たちが僕たちの前から退く。僕は気に食わない気持ちを抑えることができずにいたが、ここでアクションを起こしてもどうにもならないことは分かっていたので、速やかにセルディと共に門を通過することにした。


「全く!なんだったのあの兵士たちは!?」

「失礼な奴らでしたねー」

「まあまあみなさん、少し落ち着きましょう~」

門を通過して城下町に入ると、僕たちの怒りは爆発した。

「まあ仕方ねーよ、それが看守の勤めだし」

セルディは冷静に僕たちを宥めるが、僕の不快感はそう簡単に拭えなかった。

「セルディと一緒にいるんだし、あんなたくさんの兵士で取り囲むようにしなくてもいいんじゃないかな?」

「……なんか、アルタがこんなことで怒ってるのは珍しいな。そんなに嫌だったか」

「まあ……仕事なのはわかってるんだけどさ」

僕は仕方なく納得させる形で自分に落とした。

「それよりも、もう日が落ち始めてるし、早く国王に会いに行かないと城が閉まっちまうぞ」

「えっ!?」

僕は長い時間歩いて時間感覚が狂っていたようだ。地面は薄赤い光で照らされ、街中の魔法石で作られた街頭は点灯し始めていた。

「は、早く行こう!」

僕は急いでホレンツィエ城へ向かう。それに合わせて女の子たちも僕につけて走る。

しかし、ホレンツィエ城に入る前にも関所が設けられており僕たちの足取りは重くなる。

「勇者級セルディ殿!どうぞおいで下さいました!さあ、城内へお入りください!」

セルディは案の定、すぐに身元が分かるので城内に入れたが……。

「貴様たちを城内に入れることを許可した覚えはないぞ、さあ、身元を確認させてもらおうか」

僕たちは先程同様に駐屯所に待機していた兵士たちに周りを囲まれてしまった。

「全く……何をそんなに意地になっているんですかねー」

ネーニャは兵士たちを軽蔑するような眼差しで見つめ、挑発するような発言をとる。

「なんだ貴様!!我々を愚弄する気か!?」

すると、一人の兵士が突然、剣を鞘から抜き、ネーニャの首元に切っ先を向けた!

「やめろ!!」

すると、城内に入る橋の方から、爽やかな青年の声の怒号が響き渡った。

「ゆ、勇者級レニング殿!?こ、こいつら、いきなり我々を愚弄して……」

「阿呆が!!そんなことで剣を抜く愚か者がどこにいる!!」

すると、勇者級レニングと呼ばれた男は背中に携えた銀色に輝く槍を手に持ち、一瞬で僕たちのいる兵士の群れに入り込み、ネーニャに剣を向けた兵士の首元すれすれに槍の先端を向けた。

「ひいぃっ!?」

男はいかにも美青年と言う感じの背丈が高い茶髪の男だった。綺麗な髪は一本に結われ、遠目に見ると女性にも見えそうな雰囲気だった。

「それに、勇者級セルディと共にいる者たちが怪しいわけがないだろう……お前たちは敏感すぎるんだ」

槍を自分の方に引くと、男は槍を再び自分の背に背負う。

「何かあった際の責任は僕が取る。お前たちは頭を冷やしてくるんだ」

兵士たちはしぶしぶ解散し、駐屯所へと戻って行く。それと同時に、セルディが橋の向こうから歩いてきた。

「レニング、ありがとう、助かったよ」

「いやいや、久しぶりのセルディとの再会もあって僕の気分も高調でね、微力ながら君たちの手伝いをさせていただいたよ」

爽やかな表情で髪をかき分けた目の前にいる美青年の男は、やはり勇者級レニングで間違いないようだ。初めてセルディ以外の勇者級を見ることもあって、僕は緊張してしまう。

「君たちはセルディのお友達かな?僕は勇者級の1人、レニング・メイデンだ。宜しく頼むよ」

「よ、宜しくお願いします!」

僕は深々と頭を下げる。

「さて、セルディがここに来たと言うことは国王陛下と謁見したいということで間違いないかな?」

「ああ、そうだ」

勇者級が2人で話していると、どうしてもセルディがただの女の子ではなく、威厳がある女の子に見える。

「やはり、こういう場でのセルディさんって、別人に見えますねー」

「そ、そうね……」

「なんだか、ピシッとした感じです~」

他の女の子たちも、僕と同じ感想を述べる。僕はセルディとは長い付き合いだって言うのにいまだにこのような違和感を感じてしまうんだから、無理はない。

「それじゃあ、君たちも行こうか、僕が国王陛下のもとへ連れて行くよ」

「は、はい!」

セルディとレニングさんは橋を渡って城内に向かう。僕たちもそれについて行った。


城内は多くの兵士によって守られており、少し物騒な雰囲気だった。王様のいる謁見の間に行くには迷路のような2階を通って、ようやく辿り着く場所にあった。僕たちはレニングさんの先導について行くこと約10分、ようやく謁見の間に到着する。

「国王陛下、失礼します!勇者級セルディ並びに勇者級セルディのご友人方が国王陛下にお話しがあるとのことでしたので連れて参りました!」

レニングさんは謁見の間の扉の前で非常に大きな声で扉の向こうにいる国王に知らせる。すると、扉は奥から手前側にゆっくりと開く。どうやら、国王との謁見が許されたようだ。

僕たちはレニングさんと一緒に国王の前にひざまずく。そして、僕たちは、僕の妹、リィラの捜索の為に旅をしていることを国王に話し、情報の提供を求めた。

「……リィラ・グレーテなる女性の話は聞いたことが無いな……」

「……そうですか……」

この国にもリィラの情報は無かった……僕は落胆してしまうが、国王は、続けて言葉を続ける。

「……君たちは、『エシュ・アジュラス』という言葉を聞いたことはあるか?」

「……いえ、聞いたことありません……」

「そうか……ならば、今の話は忘れてくれ」

「国王陛下」

すると突然、ネーニャが国王に声をかけた。

「なんだ?」

「いったい、『エシュ・アジュラス』とはなんなのでしょう?」

国王は、回答に困った様子を見せて深い息を吐く。

「すまないが、それについて答えることは出来ない……忘れてくれたまえ」

「失礼ですが国王陛下……その言葉は、どこでお知りになったのでしょうか?」

「ちょっと、ネーニャ!」

僕は小さな声で呟くようにネーニャに注意するが、ネーニャは真剣な表情を崩さない。

「……独自のルート……とでも言わせてもらおう」

「その独自のルートって言うのは、盗賊団サバーニャのことですよね?」

国王は驚きの表情を見せ、一瞬、玉座に座っている国王の身体がびくついた。

「……なるほど、君はサバーニャの1人か」

「厳密にいえば元サバーニャの1人でしたがね……」

「もしかするまでもないが……先程から私に向けて放たれていた殺気は君のものか……ということは、私が何をしたのか、全て知っているようだな」

「ええ、私みたいな戦争孤児を見捨て、国を立て直すことに尽力したことももちろん知っていますよ」

謁見の間はネーニャの一言で凍りつく。同席していたレニングさんも、何も言い返せないといった遺憾の顔を見せる。

「サバーニャ団長、レニング・メイデンは国王陛下に戦争孤児の救済措置を提案したのにもかかわらず、国を立て直すことを優先させた。その結果、戦前には無かった異常なまでの兵士の雇用数増加、城壁の増設に乗り切った。確かに国の安全性は以前に比べて圧倒的に上昇しましたし、国としての機能を立て直すこともできましたが、それは本当に私のような戦争孤児を見捨ててまで行う程のことだったのでしょうか?」

「……私は国を治める長なのだ、君たちに理解できないものもあるのだ」

「そういえば国王陛下……何故、ガレスの村に続いていたはずの街道が、このお城で終わっていたのでしょう?」

なんと、セルディも口を開け、国王に質問を投げかける。

「ガレスの村は魔物に支配され、村民は村から出ることもできず、限られた食物で過ごしていると聞きます。そして村から逃げようとした村民は魔王残党軍に殺され、魔物の餌となり果てると」

「ホレンツィエ国の軍隊を動かしてガレスの村を奪還しようとしたのだが……ガレスの村周辺に巣くう魔王残党軍のリーダーのアトランデュスなる魔物の統制力が高く、敗北を喫し続けているのだ……情けない話だ」

「でしたら、私達がガレスの村を奪還してみましょう」

セルディの発言を聞いた僕たちは一斉にセルディの顔を覗くが、至って真面目な表情をしているセルディを見て、僕も覚悟を決める。

「交換条件……というのはどうでしょう?」

「交換条件?」

「はい、私達がガレスの村を奪還したら、『エシュ・アジュラス』なる言葉の意味を教えてもらう……というものです」

「……わかった、条件を飲もう」

「ありがとうございます」

セルディは立ち上がると、国王に頭を下げ、謁見の間の扉へ向けて歩きだす。僕たちもそれについて行こうと、無礼を承知で謁見中に立ち上がり、国王に深いお辞儀をして謁見の間を後にした。


「あんな約束しちゃってよかったの、セルディ?」

「当たり前だ、あのままじゃ話が進まないうえにリィラの情報だって皆無だったろう」

「まあ、国王の言っていた『エシュ・アジュラス』っていうのが何かは気になりますし、良い提案だったと思いますよー」

謁見の間を出て迷路のように入り組んだ廊下を歩いていると、前方に謁見の間に残っていたはずのレニングさんの姿が見えてきた。

「あれ、レニング?いつの間に私たちよりも先にいたのか?」

「謁見の間に用意された隠し通路を使って君たちよりも先に移動したのさ」

レニングさんはすました笑顔を見せる。

「まさか、国王陛下を質問攻めにするなんて、僕も一瞬、冷や汗を垂らしてしまったよ」

傍から見ると暑苦しくも見える綺麗な装飾が施された白い服の袖で額の汗をぬぐう素振りを見せる。

「……それはそうと、まさか君が盗賊団サバーニャの一員だったとは。全く、見た目で騙されてはいけないとはよく言ったものだ」

「……なんだかイライラしますねー、その澄まし顔」

ネーニャは敵対心むき出しでレニングさんを睨みつける。

「ちょっ、ネーニャ!?」

「いいんだよ少年。僕も、あの時リディーを止められなかったことは反省している」

叱ろうと思った僕を冷静に止めに入る。

「リディーは常に優しい男だった。家族を愛し、守るべき国民を愛していたリディーこそ、僕の代わりに騎士団長を務めていればよかったのにね……」

「……まあいいです……過ぎた話を蒸し返すのもあれですし……」

視線を僕たちから逸らし、城の天井で見えない空を見るように首を上げるレニングさん。ネーニャも、その姿を見て落ちついたのか、レニングさんから顔を逸らした。

「……それはそうと、君たちはこれからガレスの村の奪還に向かうんだったね」

「はい、そうですが……」

「ならば、僕も連れて行ってくれないかな?」

「ええっ!?そ、それは何故でしょう!?」

僕は慌てて問う。

「それは……」

「……それは……?」

「……可愛い女の子がたくさんいるからだ」

「……えっ?」

僕はレニングさんの言う言葉が理解できなかった。恐らく幻聴か何かだろう。

「あの、レニングさん……い、今なんて……?」

「言っただろう、可愛い女の子がたくさんいるからだ」

「あ、あの、ど、どういうことでしょう……?」

僕は意味不明なレニングさんの発言を問いただす。

「そういえば言ってなかったな、レニングは大の女の子好きでスケベ野郎だぞ」

「「「「えーーーーーーっ!?」」」」

僕たちは一斉に驚きの声を上げる。

「ん?どうしたのかな?」

レニングさんは澄ました顔で首をかしげる。

「ま、まさか……こんなキャラだったなんて……意外すぎるわ……」

「はー……見た目で騙されてはいけないとはよく言ったものだって言葉、そっくりそのままあなたにお返ししますよー」

「なんだか、ビックリですう……」

「今まで多くの女性兵士や女性の旅人を見てきたが、ここまで美人揃いなパーティは見たことない。僕としては、是非同行させていただきたいのだが、どうだろう?……もちろん、君たちの目的達成の為に力は貸すよ」

……動機がどうであれ、仮にも魔王襲来戦争で魔王を倒した勇者級の称号を持つ者の1人が同行してくれるのなら大幅な戦力アップになるはず……。断る理由もないし、僕はいいけど……。

「僕はいいですけど……みんなはどう?」

「レニングの女好きには戦時中にもう慣れてる、私は別にいいぞ」

「ま、まあ、セルディさんがいいと言うのなら……」

「こんな本性隠したような変態野郎と一緒にいるのは気に食いませんが……勇者級の人が一緒にいて越したことはありませんし、構いませんよー」

「私は大丈夫ですよお」

「どうやら、みんな異論はないようだね。では、宜しく頼むよ」

レニングさんは腕を曲げて腹部に添え、紳士的なお辞儀をする。本当に見た目で騙されてはいけない。

「さて、僕も支度があるから合流は明日にしよう。今日はもう暗い。城下町の宿屋で泊って行くと安全だろう。明日はどこで合流するかい?」

「だったら、朝9時に宿屋の前で集合でどうだ?」

「うん、わかったよセルディ。それではみんな、また明日」

そう言うと、レニングさんは再びもと来た道を帰って行ってしまった。

「なんだかすごい人だね、レニングさんって」

「今日は比較的落ち着いていたが、以前だったら場所なんて関係なしに女を口説きまわっていたぞ」

「そんな人がこの国の騎士団長だとはー……俄かに信じがたいものですねー」

「でもまあ、悪い人ではなさそうですよお」

「当たり前だ。一応勇者級の一人だし、根は紳士的でいい奴だ」

「すみません、間もなくお城の門を閉めますので、お早めに退城をお願いします」

僕たちがレニングさんの話で盛り上がっていたら、見周りの兵士の人に退城を催促されてしまう。

「すみません、わかりました」

「では、失礼します」

兵士の人は僕たちに一礼すると、迷路のような一本道の廊下を謁見の間の方へ進んでいった。

「それじゃあ、今日は夜遅いし、宿屋に行こうか」

「そうだな」

「そうしましょうか」

「いいですよー」

「賛成ですう」

僕たちは少し早歩きで廊下を抜け、すぐさま一階の城門に向かい、城下町へと出る。そして、僕たちは城下町のなかなか豪華な宿屋に入りチェックインを済ませる。僕は女の子たちと別れると、すぐさま荷物をベッドルームに置き、風呂に入った。今日は長い間歩いたので足や太ももが痛い……。僕は浴槽でゆっくり疲れを癒す。生き返るかのような感覚に陥り、僕は風呂から出る。風呂に入る前に用意したいた寝巻を身にまとい、僕は部屋の照明を消した。目が暗闇に慣れていなかったので覚束ない足取りでベッドに向かい、すぐさま横になる。疲弊した体力を癒すようにもふもふなベッドに身を任せていると、自然と僕は目が閉じられていく。僕は、目を閉じると、一瞬して意識を喪失し、深い眠りに落ちて行った……。

第10話「是非」、最後まで読んでいただいてありがとうございました!!

さて、今回は主に前半と後半で話が区切られていましたが……

前半!!メグちゃんの乳搾り!!僕の欲望を詰めて詰めて詰めまくったストーリーです!!この小説はR15作品ではありますが、結構ギリギリな描写となっているので、怒られたりしないか心配です(笑)。メグちゃん、わずか数十分で2.5リットルも母乳を出しちゃうって……書いていて僕も驚きでしたが、メグちゃんなら出来るのです!!!!メグちゃんのおっぱいは最高だぜ!!!!……というよりも、アルタくん羨ましすぎです。僕も乳搾りした……(殴

打って変わって後半はホレンツィエ城で繰り広げられた国王との謁見のシーン。当初は国王はアルタパーティとは協力的だった設定のはずだったのですが、(実は)リディーの設定が大きく変わったため、国王の立ち位置も大きく変わってしまいました。ちなみに、レニングの設定はほとんど当初のままですが、なぜか紳士的なイケメンになっていました(笑)。前からイケメン設定ではあったのですが、紳士的という設定ではなかったのです。やはり小説を書くっていうのは、こういう作者自身もストーリーに翻弄されることがあるというところも面白いと僕は思います。

さて、ここからは次回予告を。次回、第11話のタイトルは「ガレスの村」です。サブタイトルの通り、ガレスの村でアトランデュス率いる魔王残党軍との戦いをメインにストーリーが進んでいく予定です。次回の投稿は8月後半か9月前半になる予定です。是非、お楽しみにしてください!

では、また次回、お会いしましょう~!!


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