原田さんとお出かけ 1
妖精というは人間と同じで食べ物を食べて、トイレにも行く。もちろん寝る。
ただし、普通の人には見えないらしい。
(数日から一週間に死を訪れる人は除く)
それに、全く外へ出ない。
「あっ、買い物に行くから、ついて来て」
「めんどくさい」と言う前に、妖精を鷲掴みにして、バックに入れて外へでる。
「良いって言ってないけど!」
バックの中から顔を出して、私を見る。
私は飴を歯で砕いて、飴のかけら妖精にあげると
妖精は黙って食べた。
「今日は隣の街に言って、洋服買うから」
妖精はバックの中で横になり、そのまま寝ていた。
ジリジリとした暑さに、足取りは重くなる。
30分ぐらいで、ショッピングモールに着き、
ひんやりとした冷たい空気がまるで私を歓迎してるようだった。
「着いたか?」と顔を出して、辺りを見渡し、
私はカフェで冷たい飲み物を飲む。
「何飲んでるの?」
「アイスココア&ソフトクリームのせ。食べる?」
妖精は数回頷き、私はスプーンでココアとソフトクリームを取り、目の前へ持っていくと、パクりと小さな口で食べる。
「美味い」
私もまたアイスをすくい、口に運ぶと間接キスという事に気付く。溶けかけてるアイスをじっと見ると妖精は鼻で笑った。
「間接キスを気にするなんて、若いな」
「き、気にする訳ないでしょ。馬鹿じゃないの」
私はアイスに一瞬目を向けて、パクっと食べる。
その間の妖精はニヤニヤと笑っていた。
「トイレに沈めるぞ」
「と言いながら、沈めないんだろ」
「帰り道気をつけてろよ」
「えっ、何?」
ココアを飲み終え、コップを片付けて、店の外へ出る。
「さて、買い物でもするか」




