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妖精の原田さん  作者: 鈴木将太
原田さん1
6/9

原田さんとお出かけ 1


妖精というは人間と同じで食べ物を食べて、トイレにも行く。もちろん寝る。


ただし、普通の人には見えないらしい。

(数日から一週間に死を訪れる人は除く)


それに、全く外へ出ない。



「あっ、買い物に行くから、ついて来て」


「めんどくさい」と言う前に、妖精を鷲掴みにして、バックに入れて外へでる。


「良いって言ってないけど!」


バックの中から顔を出して、私を見る。

私は飴を歯で砕いて、飴のかけら妖精にあげると

妖精は黙って食べた。


「今日は隣の街に言って、洋服買うから」


妖精はバックの中で横になり、そのまま寝ていた。

ジリジリとした暑さに、足取りは重くなる。


30分ぐらいで、ショッピングモールに着き、

ひんやりとした冷たい空気がまるで私を歓迎してるようだった。


「着いたか?」と顔を出して、辺りを見渡し、

私はカフェで冷たい飲み物を飲む。


「何飲んでるの?」


「アイスココア&ソフトクリームのせ。食べる?」


妖精は数回頷き、私はスプーンでココアとソフトクリームを取り、目の前へ持っていくと、パクりと小さな口で食べる。


「美味い」


私もまたアイスをすくい、口に運ぶと間接キスという事に気付く。溶けかけてるアイスをじっと見ると妖精は鼻で笑った。


「間接キスを気にするなんて、若いな」


「き、気にする訳ないでしょ。馬鹿じゃないの」


私はアイスに一瞬目を向けて、パクっと食べる。

その間の妖精はニヤニヤと笑っていた。


「トイレに沈めるぞ」


「と言いながら、沈めないんだろ」


「帰り道気をつけてろよ」


「えっ、何?」


ココアを飲み終え、コップを片付けて、店の外へ出る。


「さて、買い物でもするか」



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