優菜&ゆきの会話集 Seven
優菜「せぶーん」
ゆき「せぶーん」
あゆみ「せぶーん」
香奈枝「せぶーん」
優菜「せっ!せっ!せっ!はいっ!」
ゆき「せっ!」
あゆみ「せっ!」
香奈枝「せっ!」
優菜「おいっ!誰か知らねーやつが混じってんぞ!」
ゆき「ああ、あれ私の友達」
優菜「……っていう夢をみたわけよ」
ゆき「なんでだよ」
優菜「特撮モノが好きな子がいてさあ。朝までずっとしゃべくりやがってね。そのせいかな」
ゆき「ふうん」
優菜「で、気になったのはゆきちゃんのお友達」
ゆき「あ?」
優菜「ゆきちゃんって友達いるの?」
ゆき「なんかすげームカつく聞き方だな」
優菜「もしかしてすごいたくさんいる?」
ゆき「…一人だけだよ、付き合いあるのは。他はみんなバラバラ」
優菜「そうだよねー。高校卒業しちゃうとなかなかねえ。で、そのあと一人って?」
ゆき「涼川香奈枝っていう…バイト暮らししてるやつだよ」
優菜「うーん…そうか。じゃああれが香奈枝ちゃんか…」
ゆき「え?知ってるの?」
優菜「夢で会ったもん。顔も覚えてるよ」
ゆき「…それ、他の人に言わない方がいいよ」
優菜「なんで?」
ゆき「気が狂ったと思われるから」
優菜「え?だって会ってるんだよ?」
ゆき「そりゃあんたの夢の中の話でしょうが!実際会ってないでしょ!?」
優菜「え?でもゆきちゃんだって、あれ私の友達って…」
ゆき「だから!夢と現実ごっちゃにしちゃダメだってば!ちょっと優菜、大丈夫?」
優菜「…うーん、でもあの顔、見覚えあるんだよねえ…」
ゆき「…じゃあ本当にどこかで見たことある…?」
優菜「……あっ!思い出した!」
ゆき「何?」
優菜「あれ、あゆちゃんだ!」
ゆき「はぁぁぁあああ!?」
優菜「髪型がロングになってたからさあ。全然わからなかった。そうするとあゆちゃんが分身して二役やってたんだね!」
ゆき「…ああそうかい」
優菜「あ!ねえあゆちゃん!この間分身してたぁ!?」
ゆき「…おいおい」
あゆみ「…ちょっとだけ、ね」
優菜「やっぱりー」
ゆき「…普通に答えてる河上さんって、すげーよな」
優菜「ねえゆきちゃん」
ゆき「あんだよ」
優菜「最近シャブ流行ってるよね」
ゆき「やめろ!」
優菜「私はやってないよ?いやねえ、ゆきちゃんってば」
ゆき「そうじゃなくて、その話題をやめろ!」
優菜「なんで?」
ゆき「トークが広がらないから」
優菜「司会者みたいねえ」
ゆき「んなこたない」
優菜「シャブ…」
ゆき「やめろ!」
優菜「…シャブ食べたいなあ、って」
ゆき「ああ…シャブシャブね…」
優菜「シャブシャブって薬物?」
ゆき「んなわけあるか!そんなんだったら日本国民が全国的にラリってるよ!!」
優菜「お肉食べたくない?」
ゆき「そうね…鳥がたべたいな」
優菜「(・(00)・) がいいなあ」
ゆき「絵で会話するな」
優菜「(・(00)・)殺したくない?」
ゆき「あんま殺伐とした表現するなって」
優菜「( ・_・)ノ⌒●~*(・(00)・)」
ゆき「豚を爆弾で調理するつもりかお前は。ってか古代人じゃないんだから、絵で会話するなって」
優菜「でも通じてるじゃん。これぞ古代ピラミッドパワー!」
ゆき「エジプト行け。そして壁画になってしまえ」
優菜「やだよー。壁画ってみんなブサイクじゃん」
ゆき「うわー、古代人の美意識に喧嘩売ってるなあ。古代人に失礼でしょうが」
優菜「いいじゃん。古代人なんてみんな死んでるんだし」
ゆき「そりゃまあ…」
優菜「ふん!シャブシャブも知らない古代人なんて目じゃないわよ!なにさ!」
ゆき「あんた、古代人に何かイヤなことされたの…?」
あゆみ「おいで…」
優菜「うにゃあ」
あゆみ「かわいいわね…ほぅら……鈴の代わりに鈴カステラよ」
優菜「にゃーん」
ゆき「二人とも……気ィ狂ってるの?」
優菜「失礼な。猫と飼い主プレイしてるだけなのに」
あゆみ「そうよ。たまにはこういうバカの相手も面白いわよ」
優菜「そうそう。こういうバカっぽいことって結構楽しいんだぞ。ねー?あゆにゃん?」
ゆき「…河上さん、さらっとすごいこと言ってるな。優菜はバカだから気付いてないけど…」
優菜「あゆにゃーん、鈴カステラ〜…あ、落としちゃったにゃー…」
あゆみ「あらあら…ふふふ。もう、バカねぇ」
ゆき「…毒のこもった“バカ”にしか聞こえん…」
優菜「あゆにゃーん」
あゆみ「もう、ホントにホントにバカねぇ。ふふふふふ…」