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今日から女の子♂♀-4

チュンチュンチュン♪

朝を告げる小鳥のさえずりが窓の向こうで聞こえ始める。


「さ~な~・・・」

可愛らしい声で女の子の名前を呼ぶ声が聞こえる。

「佐奈~おはよぅ~・・・」

どうやら女の子は佐奈と言う子に朝の挨拶をしてるように聞こえる。

(佐奈って誰だよ。眠い。。)

僕は自分の事を呼ばれてる事に気付かず夢の中に行こうとしていた。


「佐奈!遅刻しちゃうよ!!」

少し怒った口調で佐奈を起こそうと耳元で言う。

パチっと目を開けて綾音を見て僕は自分が佐奈であり、女の子であることを思い出し

飛び起きて学校に行く支度を始めた。


「はぁ~。。」

ため息を出しながら朝起きるたびに思う。

(今日も女の子か・・・ナビゲーターはいったいどうしたんだよ。)


女の子になってから一週間がすでに経っていた。

性転換してしまってからナビゲーターは現れてない。

一週間の間、佐奈は男だった頃、経験できなかった事を数々していた。

それが良いことなら良かったのだが、ため息をつく事を経験してるのだった。


「佐奈~おはようのキスは~??」

綾音が佐奈におはようのキスをねだる。

好きな娘にねだられたら嫌な気分じゃないはずなんだけど、佐奈はなぜか素直に喜べないでいた。

その原因の一つが綾音の行動にあるのかもしれない。


寮生活で2人は同じ部屋。

夜は部屋に2人っきりになるわけだが、最初は佐奈も告白した相手と一緒の部屋でドキドキして嬉しかった。

しかし、夜になり部屋で綾音はタンスの中から服を何着も取り出し、何か一人で呟きながら悩んでいた。

「よし!まずはこれだ!」

そう言うと服を持って佐奈に近づき

「佐奈~まずはこれ♪着替えて」

綾音が手に持っていたのは小花柄プリントのサマーワンピースだった。

「いやだよ。」

佐奈は嫌がるが綾音は許してくれそうになくしぶしぶ着替えるのだった。

着替えてる間、綾音はゴソゴソとカメラを取り出していた。

「佐奈~♪ハイ♪」

パシャッ

「笑ってよ~!笑顔じゃないと可愛くないよー」

パシャパシャ

「次はね~・・・」

そうこの一週間何度も佐奈は着せ替え人形になったいた。

そして朝にはほっぺにキスをしないと機嫌が悪くなってしまうのだった。

(はぁ・・・男だったらなぁ。)

この男だったらなぁ~と思ってる事も素直に喜べない要因の一つだったのかもしれない。

しかし、佐奈自身が気付いてなかった最大の要因があった。

一週間の間に体が女性化しかことによって女性ホルモンが脳まで回り、心まで少しづつ女性化してることに佐奈はまったく気がついてなかった。

それが分かるように最初は綾音の着替えや体育などの着替えでドキドキしてたのに今ではまったくドキドキすることなく、普通になっていたのである。




しかしこの日の佐奈は少しテンションが高かったのも事実であった。

ため息はついてもカレンダーを見れば今日は一学期最後の登校、終業式であった。

(そうか!着せ替え人形はしばらくしなくていいんだ!)

夏休みの間は自宅に帰るので綾音の人形になることはないのである。

(この短いスカートも明日からしばらく穿かなくていいんだ!)

心まで少しづつ女性化してるとはいえ、やはりまだ慣れてない様子だった。




そして毎朝の裕二の攻撃をかわし、教室へと辿りつく。

裕二の攻撃というのが、胸を触ろうとしたり、キスをしようとしたりと、そんな感じである。

しかし、綾音の必死な防御などのおかげで女の子初日のような事はとりあえず起きていなかった。



終業式も終わり、あとは寮に戻り荷物をまとめて自宅に帰るだけの中、教室では夏休みをどうするか?などと計画でガヤガヤと騒がしかった。

ガラッ教室の扉が開き担任の先生が入ってきた。

「静かに~!」

数分で担任の話は終わり、夏休みがスタートしたのである。


(よし!さっさと帰ろう。)

佐奈はすぐにでも自宅に帰り、平穏な時間を得ようとしてたのだが、現実はそうもいなかなった。

「佐奈~先輩が呼んでるよ~」

クラスメイトにそう言われ廊下に出ると、同じ軽音部の先輩で部長がいた。

「先輩どうしたんですか?」

佐奈は?マークいっぱいの頭の中、先輩に話しかけ用事を聞いてみる。

「夏祭りLIVE出てみないか?ボーカルとして」

どうやら毎年この町で行われる夏祭りのイベントの一つのLIVEにメンバーとしての誘いだった。

「えっ?」

驚きの言葉しかでなかったが、次の先輩の言葉に納得した。

「作った曲が女の子ボーカル用なんだ」

軽音部に女の子は今では佐奈と綾音の一年生の二人、二年生は一人もいなく、三年生はいるのだけど、受験勉強もあり、佐奈に誘いがきたのである。

「もちろんOKです!で、私がベースやりまーす!!」

元気な声で答えたのが佐奈ではなく綾音であった。

それを聞いた裕二も

「佐奈ちゃんがボーカルなら俺はドラム担当で!」

佐奈は突然現れた二人に驚きながら

「ちょっ勝手に話を進めるなーー!っていうかどっから現れたーー!!」

「そうか!じゃあ決まりだな!!」

佐奈の話などまったく聞いてない先輩だった。

こうして佐奈はボーカルとして夏祭りLIVEに出ることになってしまった。



「はいはい!先輩!衣装は私が考えます♪」

嫌な予感を感じさせる綾音の発言。

佐奈はやっぱり夏休みの間も着せ替え人形になるみたいだ。


夏休みは彼女を作り、楽しく過ごす計画から女の子になってしまった今は平穏な夏休みを過ごすという夢も脆くも崩れてしまった佐奈であった。


相変わらず更新が遅くてすいません^^;

それからお気に入り登録をしてくれて有難うございます

少しづつ増えてるみたいで嬉しいです。

次話を頑張って書きますね^^

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