今日から女の子♂♀-1
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夏休みを目前の暑い夏のある日
綺麗な夕暮れのなか、僕は振られてしまった。
「女の子になりたい!だなんて」
と口にだして言った瞬間、奇妙な声が頭に響き気を失ってしまった。
よくある漫画や小説などでは気がついたら女の子になってた!?
なんてことがあるが・・・
僕は気がつき目をゆっくり開け、何が起きた考える
次の瞬間、ガバッ!と体を起こし立ち上がり、体を触って確認してみた。
(ない! ある!!)
ペッタンコな胸、そして股間には見慣れたモノ
とりあえず安心した。
でも、気になるのは頭に響いたあの声の正体だ。
僕が「女の子になりたい!だなんて」と言った瞬間に聞こえてきた「受理しました。」
つまり、女の子になりたい願いを叶えます。って事だと思ったのだけど違うみたいだ。
じゃあ何を受理したというのだろう。
ん~きっと気のせいだ!うん!そうに違いない!!
気を失ったのは、ショックが大きかったからだな!うんうん。
無理やり納得しかけた時、
『ぷおんっ!』
可愛い怪しげな音が聞こえ、音がした方向を見ると、ぬいぐるみ?小人?妖精?
小さな物体が空中を浮かんで僕に小さく首を傾げ、挨拶をしている。
「初めまして。ナビゲーターです。」
目の前にいるこの物体が言葉を話すという事実よりも、なぜ?目の前に意味不明なヌイグルミらしきモノがいるのか根本的な事が不思議で、話しかけられても何も反応できずにいた。
「まだ時間があるようなので少し説明を・・・」
「健太~」
女好きの嫌味な親友の登場
「健太君~・・・」
夕方、告白した相手の登場
「あ。準備が整ったようですね。」
ナビゲーターと自己紹介したヌイグルミらしき物体が話す
(何の準備だ!?一体なんなんだ?これは夢なのか!?)ますます混乱する僕。
「健太・・・あれは一体なんなんだ?」
僕は親友の問いに首を横に振ることしかできずにいた。
「それではこれからプログラムコードを展開します。」
(とりあえず・・・どうする!?)
とにかくヤバイ気がして何か行動を起こそうとする僕。
しかし、行動する間もなく
部屋には、魔方陣とも見え、ただの古代文字のような文字が光りながら頭上に浮かびはじめていた。
「ではプログラム実行!」
ナビゲーターの声と共に3人は光に包まれた。
チュンチュンチュン
さえずりが聞こえる。
朝!?
やっぱり夢を見てた??
「おはようございます。」
視界にナビゲーターが入ってきた。
「え~と細かい説明はあとにして何が起きたか簡単に言いますね。」
寝ぼけてる僕はぼぅ~っと耳を傾ける。
「今日から女の子です。」
まだ理解できずにいる僕。
そういえば頭に違和感を感じていた。そして、ふっと目に入ってきた女の子。
(あ~僕の好きな子だぁ~)
さらに目に映ったのが壁にかけられた女子高校生の制服。
ふにゅ
胸を触ると柔らかい感触と同時にそれが自分自身についてると感じられた。
正体を探ろうと胸を見る。
急いで股間を触る。
「え~~~~~~~!!」
可愛い女の子の声が部屋に響く。
僕は今日から女の子になってしまったみたいです。