みんな祝福してくれる
マミちゃん以外のお友達にも、ナギさんとの結婚を前提としたお付き合いをしていることを報告していた。
みんな祝福してくれていた。
そして今日、マミちゃんに結婚を報告する。
ちょっとだけ、緊張する。
「マミちゃん、おはよう!」
「コトハちゃん、おはよう!今日、伝えたいことがあるって聞いたけどどうしたの?」
「うん…あのね…ナギさんから正式にプロポーズされたの」
「え、おめでとう!」
マミちゃんはやっぱり祝福してくれる。
私の手を握ってブンブン振って喜んでくれた。
そして興味津々で聞いてくる。
「どんなプロポーズだったの?」
「あのね、五度目のデートの時に帰りにイルミネーションを見に商店街によってね」
「うんうん」
「商店街のイルミネーションをしばらく眺めてね、すごく綺麗だったんだけど」
「うん」
マミちゃんはニコニコと聞いてくれる。
思わず饒舌になってしまう。
「イルミネーションの前でね、突然跪いて指輪を取り出して、プロポーズしてくれたの」
「わー!すごいね」
「うん、すごかった。感極まって本気で泣いちゃったよ」
「本当に良かったね、コトハちゃん」
「うん、ありがとう、マミちゃん」
感謝する私に、マミちゃんはきょとんとする。
でも、本当に感謝してるんだよ。
「うん?」
「マミちゃんが祝福してくれるから、私は自信を持てるよ」
「自信?」
またもきょとんとするマミちゃん。
「うん、ほら、私とナギさんの関係って紫の上計画とかインモラルとか世間的には思われるわけでしょ?でもマミちゃんが肯定してくれるから自信を持てるよ」
「ああ、なるほど…」
マミちゃんは納得した表情で頷く。
そして握ったままだった手をギュッとしてくれた。
「コトハちゃん、もしそのことでコトハちゃんやナギさんが責められても、聞く耳を持つことないよ。従兄との結婚は法律上問題ないし、モラル的にも…お互い惹かれあっての恋愛結婚なんだから、負い目を感じることなんてないもん」
「マミちゃん…ありがとう!気にしないようにするね!」
「うん、それがいいよ!」
やっぱり、誰よりも先にマミちゃんに報告してよかった。
自信を持てた私は、他のお友達にも婚約を改めて報告した。
やはりみんな、反対したりすることもなく素直に祝福してくれた。
みんなから祝福されていた幸せムードいっぱいだったから、まさかこの後最大の邪魔が入るなんて思わなくて衝撃を受けることになった。
その一悶着に悩ませることになったが、今日のマミちゃんの言葉に励まされる結果となった。




