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君が僕に心をくれるなら僕は君に全てをあげよう  作者: 下菊みこと


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甘やかされる

「ナギさん、この大量のお菓子はなんですか?」


「買ってきた!」


「なにゆえ…」


「コトハとマミを労うためだよ」


そう言って兄様は私とマミちゃんの頭を撫でた。


「コトハ、よく嫌がらせに耐えたね」


「たった二日のことだったから…マミちゃんも守ってくれたし」


「マミ、よくコトハを守ってくれたね」


「コトハちゃんのことが大好きですから…」


「そんな二人のために、今日はお菓子パーティーだよ!いつも以上に甘やかしちゃう!」


お菓子パーティー!


目を輝かせる私に兄様は微笑む。


「好きなだけ食べていいからね」


「わーい!やったねマミちゃん!」


「やったねコトハちゃん!」


手をとって喜び合う私達。


兄様はマミちゃんに言った。


「ちなみに、一応マミのおじいちゃんおばあちゃんには許可もらってるから遠慮はいらないよ」


「ありがとうございます、ナギさん!」


「ありがとう、兄様!」


「どういたしまして。ちなみに僕も混ざっていい?」


「もちろんです!」


「一緒に食べよう!」


そして私たちはお菓子を食べ始めた。


どれをとっても甘くておいしい。


お煎餅とかのしょっぱい系もあるから、甘いものしょっぱいもの甘いものしょっぱいものの無限ループもできる。


美味しい!


「兄様、マミちゃん、美味しいね!」


「美味しいね、コトハちゃん!」


「うん、美味しいね」


特に甘いお煎餅がすごく美味しい。


もっと食べたくなってしまう。


けれどある程度食べ進めてお皿がいくつか空になる頃にはお腹いっぱいになってしまった。


「お腹いっぱい!」


「私も!」


「じゃあご馳走様だね」


兄様がお菓子を片付ける。


「今日は最高だったね!」


「最高だったね!」


「二人に喜んでもらえて良かった。でもこのままじゃ夕食が食べられなくなりそうだから、食休みしてからみんなで散歩でもして腹ごなししよう」


「はーい!」


「はーい!」


その後兄様とマミちゃんとぐるっと一周近くを散歩して、そのままマミちゃんをお家に送って行った。


「腹ごなしにはなったかな?二人とも」


「なりました!」


「お夕飯食べられるよ!」


「ならよかった。マミ、本当にコトハを守ってくれてありがとう。またね」


「はい、また!」


手を振ってマミちゃんと別れる。


今日も楽しい一日になった。


「兄様、今日は本当にありがとう」


「ふふ、こちらこそありがとう」


「すっごく美味しくて、楽しかった!」


「それは良かった」


「またやろうね!」


兄様は笑う。


「そんなに頻繁にはできないけど、たまにはね」


「わーい!」


またやってくれるらしい。


楽しみがひとつ増えた!

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