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君が僕に心をくれるなら僕は君に全てをあげよう  作者: 下菊みこと


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村のその後

村人たちの方はどうなってるかな。


「見てみよう」


祟りの効果は如何程かな。


『村全体が燃えてから、村を出た人が多いなぁ…』


『若者はほとんど出ていってしまったなぁ』


『子供のいる世帯も、引きこもりの子供がいたところでなぁ』


『村の復興も遅いしなぁ…』


『なんかバチが当たるようなことをしただろうか…』


えー、気付いてないの?


村全体で寄って集って一人の女の子を村八分にしたからだよ、馬鹿だねぇお前たち。


そんなことも気付かないなんて。


『特に、凪様が出ていってしまわれたのが惜しいなぁ…』


『あんなガキのために凪様が出ていく必要などないのになぁ…』


『しかし邪魔なガキだったなぁ』


『だが、おかげで三男坊は捕まったんだろう。それは良かったじゃないか』


『そうだなぁ…』


…なにこいつら。


むかつくんだけど、追加で祟っていい?


いいよね?


毎日タンスの角に小指をぶつける呪いをかける。


せいぜい苦しむが良い。


「そういえば、地主一家はどうなってるのかな」


一応、戸籍上コトハの親戚…とはいえ、コトハを助けることをしなかった奴ら。


今は僕の家族ということにもなっているけれど。


『凪はどうしてるって?』


『コトハと上手くやってるらしい。こっちは心配するなと言ってある』


『そう。あの子も大変よね。あんなのが父親になったせいで苦労したんでしょ?凪が引き取るのもわかるわ』


『本当は凪が手を差し伸べる前にこちらでなんとかするべきだったがな』


『仕方ないわよ…だってあの子を引き取ってもうちに旨みはないもの』


旨みがないねぇ…可愛くて素直なコトハと一緒に暮らせればそれだけで幸せなのに、知らないって可哀想。


『凪の元では幸せそうによく笑っているらしい』


『よかったわ。私達だって罪悪感がなかったわけじゃないもの』


『そうだな…可哀想なことをしてしまったからな…』


そう思うなら最初から助けてあげてくれたらよかったのに。


まあおかげで僕とコトハは出会えたのだけど。


『…コトハと凪は、いつかこちらに帰ってくる気はあるだろうか』


『凪はともかくあの子はないでしょ』


『なら凪も帰って来ないな。コトハを溺愛しているようだから』


『そう、寂しいわね』


『時々連絡はくれるが、たまには顔も見たいものだ』


コトハを守ってくれなかった人たちに見せる顔はないよ、残念だね。


まあでも、コトハのことをちょっとは気にかけているようでなにより。


こいつらは追加で祟るのはやめておこう。


「まあ、村の方は反省が足りないとはいえ地主一家はまだマシってところかな。反省が足りない奴らには嫌がらせも追加しておいたし、十分かな」


これ以上はさすがに追い詰めないでおこう。


街に出て来られても面倒だし。

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