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君が僕に心をくれるなら僕は君に全てをあげよう  作者: 下菊みこと


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夏休み

そして、コトハは夏休みに入った。


「コトハちゃん、お邪魔します」


「マミちゃん、いらっしゃい!」


「やあ、マミ。いらっしゃい、飲み物は麦茶でいいかな?」


「お邪魔します、ナギさん。はい、麦茶で。これ、手土産にとお祖父ちゃんが」


「おや、悪いね。じゃあみんなで食べようか」


マミをリビングに案内して、三人で麦茶と手土産のスイカを食べる。


「スイカなんて初めて食べる!」


「実は私も…」


「僕も」


とりあえず切り分けて塩は振った。


食べ方は間違えてないはず。


「いただきます」


「いただきます!」


「いただきます」


手を合わせてから、食べ始める。


「タネいっぱい…」


「でもみずみずしくて美味しい!」


「シャクシャクした食感がいいね」


一々タネをスプーンで避けるのは面倒くさいけど、味は抜群に美味しい。


「マミちゃん、素敵なお土産ありがとう!」


「うん、コトハちゃんが喜んでくれてよかった」


「兄様、美味しいね!」


「すごく美味しいね、コトハ。マミ、ありがとう。お祖父ちゃんさんにもお礼を言っておいて」


「はい、伝えておきます」


夏の風物詩である蝉の声を聞きつつ、シャクシャクシャクシャクと食べる。


美味しいスイカは、いつのまにやら全てお腹の中。


「じゃあ兄様、私はマミちゃんと夏休みの宿題を使って二人でお勉強会するね」


「おや、そんな約束をしてたの?」


「はい。コトハちゃんはお勉強が得意なので、教えてもらうことにしたんです」


それはいい。


コトハにとっても、人に教えることで新たな学びも得られるだろう。


マミも勉強は今は苦手みたいだけど、夏休みを越す頃には平均くらいにはできるようになるんじゃないかな。


「じゃあ、邪魔にならないように自室で占い師の仕事をこなしておくよ。終わった頃に声をかけて」


「はーい!」


コトハの元気なお返事に頷いて、部屋に戻り仕事を始める。


部屋がノックされたのはお昼頃で、朝早くから遊びに来た割にかなりの時間お勉強会をしていたらしい。


「二人ともお疲れ様。進捗はどう?」


「兄様もお仕事お疲れ様!教えるのって楽しいね!夢中になっちゃった!今日は計画通りに進んだよ!」


「お疲れ様です。宿題の進みは計画通りです。ただ、思ったよりコトハちゃんに教わるのが楽しかったです。この分なら宿題が全部終わる頃にはクラスメイトに追いつけるかも」


「ふふ、二人とも熱心で結構。じゃあ、お昼ご飯にしよう。冷やし中華を作ろうか」


「わーい!」


「手伝います」


三人で冷やし中華を用意する。


さすがに麺は出来合いだが、三人で具材を切ったりつゆを作ったりした。


「いただきます」


「いただきます!」


「いただきます」


三人で手を合わせて食べる。


「初めて食べるけど、夏といえばこれって感じだね!」


「うん、なんとなくそんな気分になる」


「その上美味しいし最高だね」


三人ではやくも夏を満喫した。

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