登場人物紹介(第一章)
第一章完結ということで登場人物紹介です。
第一章に登場した人物をだいたい紹介しています。
■カネレ
年齢:不明
好きなもの:美味しいご飯、自分の名前、お兄さん達
嫌いなもの:トマト、美味しくないご飯、芋虫
所属:グナーデの食料庫(仮団員)
経歴:本作の主人公。フィルシオン王国に存在する5つの大穴のうちの一つ『食糧庫』に突如現れたロリエルフ。
長く艷やかな金髪と宝石のような翠眼が特徴的で、顔立ちは美人と言うよりも可愛い系。まだ幼く、オッジが与えた元シーツの白ワンピースを着回している。
性格は至って穏健で、結構な楽天家でもある。
行く宛のない自分たちを拾い名前まで与えてくれたグナーデの食料庫には感謝しており、彼らが面倒を見てくれる事を幸運だと思いつつ、できれば恩返しをしたいと考えている。
ひょんな事から出会った猪とはまるで兄妹のように仲良しで、お互いに何を言っているかは分からないものの相手の雰囲気で大体を察し擬似的な会話が可能となっている。
現在は王国共通語を勉強中。しかしオッジの名前は相変わらず「おとたん」である。本人は喜んでいるが。
前世の記憶の自分に関する項目が尽く欠落しており、覚えている事柄から自分は男であったのだろうと推測。性自認は男性となっている。作者として実際に彼女の前世は男である事は明言しておこう。
■猪(結晶猪:幼体)
年齢:45
好きなもの:美味しいもの、母親、カネレ
嫌いなもの:美味しくないもの、父親
所属:無し
経歴:カネレと行動を共にする猪型の魔物。結晶猪という種類の魔物であり、竜と対を為す「陸の王者」と呼ばれる事もある程の強大な魔物である。しかし本人?にその自覚は無く、のほほんブモブモと食糧庫で食べ物を漁る毎日を過ごしていた。
そんなある日洞窟を彷徨うカネレを見つけ、なんとなく世話を焼いてみたところそこそこ楽しかったためカネレの保護者第一号となる。
今では立派……とは言い難いが、カネレの兄貴分である。
■親猪さん(結晶猪:成体)
年齢:254
好きなもの:猪、『食糧庫』、平穏
嫌いなもの:平穏を乱す存在
所属:無し
経歴:猪の母親である半猪半竜型の魔物。猪と同じ結晶猪という種類の魔物であり、その成体。全身から生えた結晶が発達し、体全体を覆う殻のようになりまるで竜のような外見となる。
体から生える結晶は魔力などの生体エネルギーが圧縮され結晶化したものであり、非常時にはこれを取り込む事で延命する。基本的には『食糧庫』に生えている結晶(=結晶化した地脈・龍脈のエネルギー)を摂取して生きている。
尻尾や四肢を延長するように結晶が生えており、全身を覆う結晶は自分でもある程度自由に動かせる。
カネレについては猪が拾って来た小さい生き物程度の認識であり、取り敢えず保護している。害意こそはないものの取り立てて好ましいと思う訳でもなく、保護者の中では一歩引いた立ち位置。
とはいえ可愛がっていることには違いないので、結局のところ彼女?も保護者なのだ。
■オッジ・ヴァンフィールド
年齢:29
好きなもの:美味い飯、上物の刀剣、カネレ
嫌いなもの:不味い飯、理不尽、竜
所属:グナーデの食料庫(団長)
経歴:本作のサブ主人公。人類に恩恵を齎す大穴を擁しフィルシオン王国の資源関連を担う『五大都市』の一つ、『食糧都市グナーデ』に住んでいる狩人の一人。
かつては『前線都市ヴァイス』に所属し「竜殺し」の異名を持つ程の優れた戦士の一人であったが、とある事件により都市を離れ、グナーデに辿り着いた。
団長の座は前団長であり「グナーデの食料庫」を結成した張本人でもある英雄グナーデから直々に指名されており、その肩書の重さに日々胃を痛めながらも民の為に食料を確保する毎日を送っていた。
そんな日々の癒やしとなるカネレを拾ってからは過保護な親バカに大変身。カネレが言葉を覚える毎に一喜一憂し、彼女から「おとたん」と呼ばれればだらしなく頬を緩ませる。
最も、食料庫の団員達がだいたい全員そんな感じなので彼に限った話ではない。
副団長であるジークとは戦線都市時代からの長い付き合いで、最終的にグナーデに腰を据えたのも彼の影響である所が大きい。
食糧都市に店を構える酒場兼宿屋『グナーデの酒場』の店主であり、彼の作る料理は豪快ながらも絶品である。イクメンパパ。
■ジーク・ヒルデバルト・グナーデ
年齢:167
好きなもの:美味い飯 (特に肉類)、酒、カネレ
嫌いなもの:腰巾着、偉ぶってる奴、卑怯な奴
所属:グナーデの食料庫(先遣隊隊長)
経歴:オッジの親友であり、食料庫の副団長を務めるエルフの青年。食糧都市グナーデを築き上げた英雄グナーデと現在都市の政を取り仕切っている女性、マスターとの間に出来た子供であり、本来であれば次期団長候補であった。
しかし、本人は自らの血統により選ばれたという感覚が拭えずその座を毛嫌いしていたため、それを察したグナーデが自らがその座を退く前に都市に来ていたオッジを指名したという経緯がある。
両親には確かな愛情を抱いており、育ててくれた感謝ももちろんある。しかし同時に英雄の子供という立場に複雑な感情を抱いているのも事実であり、中々厄介な立ち位置にいる。
カネレがやって来てからはそんな悩みも吹き飛んだかのような親バカっぷりを見せつけ、しょっちゅうカネレにお菓子を買い与えてはオッジから怒られている。
英雄の息子という肩書から脱却しようと鍛錬に明け暮れていたため戦闘力は高く、現在の食料庫の団員内ではオッジの次に強い。つまりは2番目に強い。
何かと動物から好かれやすい体質であり、魔物であっても敵対していない限りは友好関係にまでもっていくことが可能。
都市一番の酒豪であり、都市内の酒場からは出禁を食らっている。
■マスター(本名???・??????・グナーデ)
年齢:不明
好きなもの:グナーデ、ジーク
嫌いなもの:爬虫類全般(特に竜)、????
所属:食糧都市グナーデ(筆頭責任者)
経歴:不明。ジークの母親であり、英雄グナーデの妻であったようだ。第一章終盤にて戦った竜とは何か因縁があるようだったが……?
カネレの力の本質を知る唯一の人物。
■ケヴィン・オーガスタ
年齢:25
好きなもの:英雄譚、カネレ
嫌いなもの:メトの実、グリム豆
所属:グナーデの食料庫(副団長)
経歴:食糧都市生まれ食糧都市育ちのネイティブグナーディアン。子供の頃から英雄譚に憧れており、英雄グナーデに認められたオッジには少々盲信気味な程の信頼を寄せている。
戦闘能力は平凡であるものの、状況把握能力や判断力が他の団員達から頭一つ抜けており、そこに目を付けたオッジによって副団長に任命された。
まだ経験の浅い若造と言うこともあり、古参の団員達から助言という名の指導を受ける事も多いが、着々と進歩を続ける様はきちんと認められている。
カネレのお目付け役になる事が多く、何かと彼に対して保護者マウントを取ってくる猪とはライバル関係にある。
少し童顔で子供舌なのが密かなコンプレックス。
■ジェイド・イブリース
年齢:25
好きなもの:肉料理全般
嫌いなもの:生魚
所属:グナーデの食料庫(平団員)
経歴:食料庫で狩人をしている一般団員。同い年であるケヴィンとは幼馴染で、何かと一緒に行動することが多い。
彼女募集中の身だが、中々良い出会いに恵まれない。
次回の更新は少し書き溜めをしてからにしたいので一週間後程になると思います。
これからも拙作をよろしくお願いします。




