緊急事態発生!
プール遊びをすることになった俺たちは水の中に入るのを怖がる唯依の手を引いて俺は、優しく、水の中へと誘う。
「実はわたし、泳げないの...」恐る恐る水の中へと入る唯依。
どうやら、水に入ること自体が怖いらしい。どうにかして水に対する恐怖心を解いてやらないとな。
「唯依!それっ!」掌に溜めた水を唯依にパシャリとかける。
「キャっ、冷たい!やったなー!えい」と唯依は瑠璃色の瞳を輝かせて子供のように無邪気にはしゃぎ水をかけ返す。唯依ととキャハハウフフのイチャラブムードが展開する。
え?これって恋人同士でする水のかけ合いのシチュエーションじゃないか?俺、今リア充してる??
「ねえ?いったいわたしは、なにを見せられているの?」
一人、ポツンと取り残された恵は、羨ましそうに唯依を見て「いいなーここに涼風先輩が居ればなー」とどこか寂しそうに、一人呟く。
「それ!」パシャリと恵に水がかけられる。「きゃっ、冷たい!アハハ、やったね、唯依ちゃん!それそれー」
と恵も混ざり、水遊びをする。恵も水遊びに混ざり、唯依と水を掛け合う。
いやー、美少女が水着姿で戯れる姿は、目の保養になりますなー。
としみじみ保護者目線で二人をほのぼのと眺める。
「ちょっと、こっちまでかけないで、本が濡れるじゃない!」
「もー、秋雫先輩ノリ悪ーい」と恵は、ブーブーと
むくれる。
「次、ウォータースライダーに行こう!」と恵は、唯依の手を引いて行こうとする。
「よくやるわね。私はいいわ。ここで本を読んでいるわ。貴方たちだけでいってらっしゃい」
「秋雫先輩はプールになにしに来たんですか...これだから根暗ボッチは」俺は呆れて愚痴を零す。
「えー、怖いよ。あんんなに高いところから滑るなんて...やめておこうよー」と唯依は怖がる。
「大丈夫よボート借りて皆、一緒に滑ろうよ。それなら怖くないでしょ?」と恵は、安心させる様に言う。
「う、うん。それなら、大丈夫かも...」こうして、三人してビニールボートに乗って滑ることになった。
俺は唯依を膝の内に座らせて後ろから手を握る。「大丈夫か唯依」彼女の絹のようにきめ細かく柔らかな肌に身体を密着させて、身体を固定する。唯依の甘い香りが鼻腔を刺激して反応してしまう。(ヤバいスゴクもドキドキする)頭が蕩けそうだった。堪えよ性欲。保てよ俺の理性!と平常心を保ちながら、懸命に堪える。唯依はそんな俺の心情など知らずに、「こ、怖いよ...無理ー」小動物みたいに震えて怖がる。クソ。可愛いかよ!
俺は、「大丈夫だから、俺が一緒についているから」そう言い、もう我慢できなくなって唯依の身体に後ろから優しく、そっとぎゅっとハグをする。唯依の柔らかな感触を腕の中に唯依を包み込む。
「きゃっ!ど、どうしたの藤也くん!?」唯依は驚いて身体をビクつかせて動揺する。
「わっごめん!俺、我慢できなくしちゃってさ...」俺は、胸の内のトキメキを隠すことができなくてそう言う。「先輩、可笑しなこと考えてませんか?」恵は、ジト目になって追及してくる。
「いや、決して疚しいことなんて考えてないから!ホントダヨ?」
恵は俺の後ろに座り、密着してくる。背中に温かく柔らかな感触を覚える。「おっふ!」
「バカ!当たってるぞ恵」「当ててるんですよ。もう、先輩、興奮しちゃって~ヘ・ン・タ・イ」
「ち、ちがう!いいから滑るぞ!」俺は滑走を促す。
ボートがスライダーのコースを滑りだして、右に左に揺られて「「キャー」」と唯依と恵の歓喜の悲鳴が響く。そしてコースが終了して、激しい水しぶきが飛散して終わりを告げる。
ひとしきり皆で遊んで疲れた俺たちはプールサイドフードコートで昼食を摂っていた。
ラーメンやフライドポテトきなどの軽食を摂り、デザートにかき氷を食べてまったりしていた。唯依は途中、「ちょっと、トイレ...」と言い席を立つ。
「うん、、行っトイレー」と恵が見送ってくれる。
「一人で大丈夫か?一緒に行ってやろうか?」心配で唯依に訊ねるが、唯依は、顔を赤くして、断る。
「あのね藤也くん!女の子がトイレ行こうとしているのに一緒に付いてくるとか。いいから、一人で行けるから...大丈夫だから、安心して待ってて」
あれ?フラグかな?!いや、まさかな......
「じゃあ、気負付けてな。知らない人に声を掛けられてもついていっちゃだめだからな」
「いや、オカンか!」恵はすかさず突っ込む。
すぐ戻ってくるだろうと思っていたのだけど、唯依は、一向に戻ってこなかった。
「遅いな唯依。うんこかな?」やっぱり一人で行かすんじゃなかった。と後悔する。
「ちょっと、なにデリカシーのないことを言ってるんですか先輩!きっと、かき氷を食べて過ぎてお腹を壊しちゃったんじゃないですかね」
「ねえ、それって意味同じじゃない?」秋雫先輩が、ポツリと突っ込みを入れる。
「ハッ、まさか、迷子になったんじゃ...」恵がぽつりと言った。
「冬乃さん、あなたじゃないんだから...それはないと思うわよ」秋雫先輩は小バカにしたように否定する。
「いや、唯依ならあり得るな。アイツ方向音痴だからさ」
今まで、部屋から出ようとしない引き籠もりだった唯依のことだ、いきなりそんな広いレジャー施設に来て皆と一緒ならまだしも、一人になった途端、混乱して取り乱しても可笑しくないだろう。
「引きこもりだっだから?」
「そうだな、元引きこもりの弊害というやつだな。だからそんな唯依を放っておけないな」
こんな人でごった返しているレジャー施設で一人できっと不安なはずだ。早く見つけてやらないと!
「そうかしらね」、違う気がするわね方向音痴だとしてもトイレからくらいなら一人で戻ってこれるでしょ」
「まさか、誘拐とか、よからぬ輩に連れて行かれたとか?!」
「冬乃さん、あなたね…」
「唯依ー!大変だ唯依がー!」俺は、激しく取り乱して、わめきき散らす。動揺が治まらない。
「藤也くん、落ち着きまさい。あなたが取り乱してどうするの」と秋雫先輩が宥めてくれる。
「す、すみません...」俺は、ひまず、心を落ち着かせて、平静を取り戻す。
「冬乃さん、貴方妄想力が逞しいわね...あるとしたら監視員に声を掛けられるとかじゃないかしら」
「いや、あり得るな。唯依はスゴク可愛いから、他の男たちが放っておかないと思うし」
一刻も早く唯依を探さないとだ。本当に危ない輩に連れて行かれているんじゃないだろうな。と心配になる。もし、そうだとしたら一刻も早く、唯依を探し出さないといけない。
「藤也くん?!あなた柚木さんにべた惚れね。まるで、過保護な彼氏というか保護者のようね。」
とにかく、善は急げです。俺、その辺りを見て回ってきます!」
もしも、唯依の身に何かあったんじゃないか。ナンパにしろ誘拐にしろ一刻も早く唯依を見つけないといけない。そう、と気が気じゃなく急いでその場から走り出す。
「先輩、わたしたちも行きますよ。心配ですし、人手があったほうが、探しやすいですよね」
「えーもう少し休ませてちょうだい」秋雫先輩は気だるげな声を上げて、テーブルにしがみつく。
「もー非積極的ー!さっきまでプールに入らないで本ばかり読んでたじゃないですかー」
「今日は、休暇よ。なんでわざわざプールに入らないといけないのかしら。ゆっくりさせてちょうだい」
「先輩、なんで今日プールに来たんですか?」俺は、今日のプールとゆう日に何をしに来たか分からない本の虫にそう、投げかける。
そんなこんなで、俺たちは、皆して唯依を捜索することになった。
連続投稿の二回目です。
18時頃に最後の投稿をします!
よろしくお願いします。




