放課後デートと膝枕
唯依と、放課後の学校帰りに放課後デートで、街中のデパート『ラブスポ』のパンケーキカフェに来店する。
このデパートは新潟県民の万代っ子から親しまれる、カップルから家族連れが多く来店する、レジャースポットだ。ラブスポに入ると、唯依は、あまりの人の多さに驚き、「なに?今日は、ここでバーゲンセールでもあるの?」と平日の午後であってもごった返している店舗を見渡してはしゃぐ。二階に上がると目的のカフェに入ると
唯依はお洒落な店内の内装にデパートに入ったとき以上にテンションを上げて店内を見渡す。これも、元引きこもりの弊害か。スタッフに席に案内されて人が多いことに慣れていないのか落ち着かない様子で、席に座る。
「すごい!こんなに一杯、パンケーキの種類があるなんて!」
「なんでも好きなものを選んでいいよ」
「そうだ、2枚入っているみたいだから、一枚づつシェアして食べよ」
「おう、いいな」
「それじゃあ、わたしはー。幸せの桜パンケーキがいい」
「えっ...俺は、宇治抹茶の濃厚ムースパンケーキがいいんだけど」
俺は、唯依が選んだパンケーキが、あまりにも甘ったるそうだったから、他を提案する。
「えー!パンケーキを食べに来て抹茶のチョイスは、ありえないんだけどー!」
「ハイ、却下ー桜パンケーキに決定ー!すみませーん。ご注文いいですかー?」
と唯依はスタッフを呼びつける。
「あっ、ズルいぞ!」
「ふふーん先手必勝なんですー」
「あっ、すみません。この幸せの桜パンケーキを一つとあと紅茶をお願いします藤也くんは?飲み物何にするの?」
「お、俺はコーヒーで...」
クソっ負けた。流石に、パンケーキをもう一つ注文する予算なんてないし、ここは、素直に折れるか」
こうして、唯依はご機嫌でパンケーキ」を堪能し、俺は、敗北感を味わい、甘さを噛みしめるのだった。
***
唯依とのデートが終わり、そのまま帰宅して、夕食の支度があるから唯依の家でデート後のの余韻に浸り、一息つく。「楽しかったね!まさかあんなに沢山のパンケーキの種類があるなんてー」と楽しそうにカフェの感想を語る。俺は「はい。そうですねー」と適当に相槌を打つ。
「あそこのカフェは種類が豊富なんだよな、でも、俺が食べたかったのは...」そう言いつつ俺は、いじける。
「なによ!男なら、ドンと女性を敬いなさいよ」
「う、うるさいなー」
そう言いつつ、心が落ち着かなく、そわそわする。なんて言ったって、デートが終われば次は、唯依からの膝枕が待っているんだから。でも、唯依に、そんな素振りは微塵もなく、スマホを弄るなどをして暇を潰している。
淡々となにをするでもない時間が過ぎていく中で、膝枕の「ひ」の字も出てこない中で、俺は、ハッとする。そうか!唯依は、俺から申し出るのを待っているのか!そこへ思い至った。ここは、俺が男を見せないといけないな。そう結論付けたはいいけど、恥ずかしくて、「膝枕をして欲しいだなんて言えない。そこで、俺は、ある名案を思いつく。
「そうだ、唯依。コーヒーでも飲むか?淹れてきてあげるよ」そう、きっかけを探ろう。
「ありがとう、貰うね。」「じゃあ、淹れてくるよ」とその場を立ち上がっのたところで
唯依は、「あっ!わたし、甘くしたカフェオレがいい!」と詳細を伝えてくる。
俺は、「わかった。」と言いキッチンに向かう。唯依の分のコーヒーは砂糖たっぷりの
ミルク多めのカフェオレを作る。
俺は、これから起こるであろう、ムズキュンに備えて
ブラックコーヒーを作る。
「作ってきたぞー」そう、唯依の待つ、リビングテーブルにコトンと白いマグカップを置く。これは、唯依のお気に入りのマイカップで、白いカップに黒猫がプリントしてある。
「ん、ありがとう藤也くん」そう言い、唯依はカップに口をつける。目を細めて、
「うん。甘くて美味しー」と微笑む。続けて、「藤也くんは、わたしの好みを分かってるねー流石だね」と褒めてくる。
俺は、軽く、鼻の頭を擦り、「まあな」と言いつつコーヒーを一口飲む。「さっきの放課後デートは、楽しかったか?」俺は唯依に尋ねる。
「そりゃあもう、まさか、あんなお洒落なカフェでパンケーキの種類が、あんあに沢山あるなんて思わなかったし!」と先ほどのカフェを思い出して興奮気味に語ってくる。
まあ、唯依がここまで、堪能してくれたんなら、さっきのいざこざなんて、もうどうでもよく思えてくる。
「もしかして、放課後に友達と遊ぶのって初めてだったのか?」どう考えても遊び慣れした感じではなかったのだ。それこそ、今まで、遊び友達が居なかったんじゃと感じたんだ。
「まあね。一年の頃は、気の合う友達が居なかったから放課後に友達と何処かへ行くとゆうことがなかったんだよね。だから、藤也くんがわたしにとっての初めてなんだ!」
そう、嬉しそうに語る唯依は、とても輝いていた。この時の俺は、なんで唯依に友達が居なかったのかを考えもしていなかった。
「それは良かった。ところで、俺に何かしてあげたいことなんかはないか?」
「え?藤也くんにしてあげたいこと?して貰いたいことじゃなくて?」
「いや、違う!」
そうだよな。今まで俺が唯依にしてあげることが多かったから、こうゆう反応になるよな。
「あの、例の膝枕の件はどうなったのかな?」俺は、恐る恐る訊いてみる。
「膝枕?ああ、スゴいことしてあげるって言ったもんね」唯依は、思い出したかのように頷く。「じゃあ!」俺は、期待を高めて言う。この流れはきっと膝枕コースだろう。
「でも、今はダメ。おあずけ」
「えー!なんでだ?訊いていい?」
「それはね、なんとなくだけど今じゃない気がするんだ。それにこうゆうことって、何かを成し遂げた後のご褒美として、してあげるものじゃないかなって」
「そうか、特別な時のご褒美か...確かにそれは分かるな」
「そうだね、藤也くんの場合は、小説コンテストで八神先輩に勝ったらかな~」
「わかった!俺、頑張るよ!」唯依からご褒美を貰えるように俺は、八神先輩に勝つ!
そして、唯依から、膝枕をして貰うんだ!こうして、膝枕のご褒美の為に、打倒、八神先輩とゆう目標を掲げるのだった。
小説を読んでくれてありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
追伸
短編の方で新連載を始めました。
『陰キャな社畜の僕が、夢の中で美少女エルフと夢の異世界スローライフ!ーどうやらリアルでも一緒に暮らせるみたいですー』もよろしくお願いします。




