お返し
放課後、学校から帰宅した俺は、柚木に渡した弁当の空を回収しに208号室の柚木の部屋を訪れていた。
今朝と同じようにインターホンを押す。回数を重ねたことで、もう緊張などはそいないでスムーズに押せた。
「はーい。今、「いきまーす!」とゆう声の後に出て来た柚木は朝、会ったときと同じ相変わらずの桃色のパジャマ姿だった。
「よっ!今朝かた振りだな。」
「それにしても、朝からずっとその恰好なんだな。」
俺は柚木「のパジャマ姿を見て言う。
「あのね!わたしを誰だと思っているの?!引きこもりだよ。そんな誰に会うわけでもなく着替えないよ。」
「そうでした。」
こいつは、生粋の引きこもりだった。
「ところで、何の用があってまたわたしの部屋に来たの?」
「ハッまさか性懲りもなくまたセクハラをするつもり?!ごめん、陵辱系はやめて欲しいんだけど。まさに歩く変質者ね。」
「誰が変質者だ!俺は変態じゃない!弁当の空を回収しにきたんだよ!返して貰っていいか?」
「あっ!?そうか。ちょっと待ってて。」
そう言い柚木は「トタタタと廊下の奥へと下がって行った。しばらくして両手に弁当箱の包みを抱えた柚木が戻ってきた。
「どうだ?美味しかったか?!」
「うーんまあまあかな~でも、また作ってくれるってゆうのなら貰ってあげなくもないよ」
「なんだ、美味しくなかったのか。作るの手間だしそれならもうあーげない!」
とわざと意地悪を言い柚木の反応を見る。
「あー!今の嘘だから本当は美味しかったからっだからまた作って!」
「ふーん。よろしい。」
もう作ってやらないと言うのは勿論嘘だ。俺が食事の管理をしないと柚木は確実に駄目になる。だから、拒絶されても作り続けるつもりでいた。
それに、妹達の分を作るついでだからそんなに手間とゆうわけでもないしな。
「美味しいお弁当を作ってくれたお礼になにかしてあげる。ただ、エッチなことは駄目だからね。」
「それなら、学校に登校してくれ!」
俺はここぞとばかりに登校してくれる口実を見つけて言う。
「え?行かないよ。何言ってるの?わたし、引きこもりだよ?!お願いを聞いてあげるって言ってるのにそのつまらないチョイスは無いよね。」
「クソーだめだったかー絶対お前をここから連れ出してやるからな!」
「そんあ恰好の良いこと言っても無理!学校へ行く以外なら聞いてあげるよ」
「じゃあ、頭なでなでは駄目か?」
「あっ!頭撫でながらエッチな気分「に浸るつもりでしょっ!変態が過ぎるよ。」
「あっ!ごめん。今のは無しだから冗談だからな!流石に会って間もない女の子の頭は撫でられないよ」
「なんだ撫でないんだ、意気地無し......」と柚木は俺に聞こえないように小声で呟くのだった。
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