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お隣りヒキニートの更正のしつけ方  作者: 高月夢叶
お隣さんは引きこもりニート
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目撃証言

放課後に立花とデートをした翌日のこと。2-Bのクラスに登校すると、教室内はいつもとは違う活気だった雰囲気に包まれていた。話題の中心に居るのは、立花でその周囲を男女のクラスメイト達が取り囲みなにやら賑わってていた。


立花は、転入してきてから数週間の間で彼女の男女供に分け隔てない女神のような神対応に彼女のファンクラブが出来るほどの人気っぷりだった。

(それは話題の中心にもなるよな。)、聞こえてくる話し声を聞く限り、昨日の放課後に立花とカフェででお茶しているところを同じクラスの女子達に目撃されていたようで、周囲のクラスメイト女子達から「二人は付き合っているの?」「カフェでまるで恋人同士のような雰囲気だったからてっきり」と興味の眼差しを向けられて、男子生徒達からは、「なんで、根暗な藤也なんかと...」と卑下ひげする始末。「そんな、藤也さんは、良い人ですよ......」と反論する立花だが、藤也のどこに惹かれたのかのかは彼のWEB小説を語る他ないが、今ここで語る訳にはいかない。


「辞めといたほうがいいですよ、あんな陰キャ。涼風ならまだしも、アイツは立花さんの評判を落とすだけだ。藤也より俺の方が...」


「...やまってください」


「え?!なんだ?」



「藤也さんを陰キャ呼ばわりしたことを謝ってください!」

「自分の方が藤也さんよりいいですって?彼はあなたのように人を貶めるようなことは言いませんよ。彼は誠実ですけど貴方のように不誠実な人とのお付き合いなんてできません!」立花は女神様から一変、激昂げっこうして目の前の男を完膚なきまでに言い負かしていく。清楚華憐はどこへやらといった感じで更に追い打ちを掛けようとする。でも、それが言葉になることはなかった。


「悪かったな、陰キャで。立花もういいよ。ありがとな、俺のために怒ってくれて」と立花の肩に手を置き、彼女を静止させる。立花は俺を目視すると

「藤也さん......」と、頬を朱色に染めてやんわりと目を細めてとろけそうな熱視線を向ける。



「おい!藤也。立花さんとはどうゆう関係なんだ?洗いざらい話して貰おうか!」



「いいけど、皆なにか勘違いしているぞ。俺と立花は、そんな皆が思っているような甘い関係じゃないからな!」



「それは、立花が好きとかそう言った感情は無いのか?」


「まあ、好きか嫌いかで訊かれたら、好きだな」そんな自分のことを慕ってくれている女の子を嫌いなはずがない。でも、それは恋愛感情からくるものじゃないが。


「「はぁぁぁぁ!」」男子達は一斉に声を上げ、俺を睨みつける。


一方、立花は頬を更に赤らめて、手を頬に当てて「そ、そんな。藤也さんが私を好きって...... 」と少し勘違いしていた。



「そんな怖い顔をしないでくれ。俺には、他に好きな人がいるんだ!」

それは勿論、唯依のことで、子供頃に一夏の交流があることでつい、先日転入してきた立花より深い親交がある。今では、好きな人となって俺の支えになっている。そう簡単に、好きな人は、変わらない。

「な、なに堂々と二股宣言しているんだお前はー!」


「え...藤也さんが他に好きな人が。あはは......」


「ほら見ろー。立花さんがポンコツになっちゃったじゃないかー!」


「ダイジョウブ。ワタシ、キニシテナイヨ。」


そうこうしている間に、ホームルームの時間となり、担任の咲良先生が、

ユルふわ系のショートボブヘアを揺らして「は~い。皆、席についてー」と朝のホームルームを行っていく。


「来週は、皆さんが待ちに待った中間テストですね。ここで赤点を取ってしまうと、夏休みは補講となるので気を抜かないようにね~」と鈴の音のような癒しボイスで恐ろしいことを言ってくる。



「待ってない。全然待っていないから!あと、夏休み前に怖いことを言わないでよ咲良ちゃん!」担任の咲良小春こと、あだ名は咲良ちゃん。年齢は20代前半らしくて、童顔で低身長なことから女子高生が教壇に立っているかのように生徒に近しい存在として男女供に人気があった。

生活指導の塚本先生がカッコイイ系の先生なら咲良先生は、カワイイ系の先生と言えた。



「あら、ごめんなさいね~。あっ、そうだわ、大事なことをもう一つ言い忘れていたわ~。進路希望用紙の提出は、来週末でだから忘れないようにね。」と言い生徒たちに追い打ちを掛けるのだった。


***

昼休みとなり教室で涼風と昼飯を食べながらのホームルームでの中間テストについての話題で盛り上がっていた。


「ところで、藤也はテストの方は大丈夫なの?」と尋ねてくる。



「うーん、そうだなー。現文や古文と英語以外は、正直ヤバいかな数学に至っては、なんのことかさっぱりお手上げだしさ」


「そうか、それはヤバいね。僕は比較的に、大体の教科の点は取れるんだけど、現文と古文だけは、どうしてもね......」



「そうかー、も人に教えられるほど得意とゆうわけじゃないからなー」


「どこかに、教えるのがうまい人は居ないかなー。はぁ~」


「どうしたの、テスト勉強で困っている系?」と下條が、会話に割って入ってくる。


「そう言うお前は、どうなんだよ」とどうせ出来ないであろう下條に訊く。

「わたしは、授業なんて真面目に受けている時間があったらBL漫画のネームを描いてるかな。聞きたい?ねえ、聞きたい?」と興奮しながながら尋ねてくる。「いや、よしておく。それより、授業中くらい真面目に勉強しろよ!」


「ふん。だが、断る!腐女子だからね」


「いや、そこは断るなよ!」


「こんな、頭が腐ってる奴の他に誰か良い家庭教師はいないかなー」



と困り果てていたところ、「朝はあ騒がせして、すみません。もしよければ、わたしが教えましょうか?」


とたまたまその場をかかっ通りかかってて話を聞いてしまった、立花が申し出てきた。   


「え?いいのか?!自分の勉強とかで忙しくないのか?」



「いえ、普段から予習復習をやっていて授業をちゃんと聞いているお陰で

さほど、勉強しなくても点は取れそうなので。それより、皆さんの役に立てて嬉しいです」とにこやかに微笑んでくる。


「聞いたか下條?これこそ学生の在るべき姿だろ。お前の汚れきった心も

浄化して貰え。」


「な、なんだとー!」

たちにも「ここは、お言葉に甘えてお願いして貰おうかな。都合のいい日とかあったら教えてくれ立花」

「わたし、土曜日がいいー」

「あ、僕も土曜の方が都合がいいな」

「お前たちには聞いてない!」


「いえ、私もその日で大丈夫ですよ」


「そ、そうか?なら今週の土曜日ってことでお願いするよ」


こうして、涼風も下條も同調してくれて土曜日に立花の指導の下、勉強会を開くことになった。



***

放課後のサークルで、秋雫先輩達にも進路についての話をしてみた。



「先輩は卒業後はどうするんですか?やっぱり、小説家として、活動していくのですか?」


「そうね、せっかく大学に行けば新しい知識を取り入れつつ四年間は好きに執筆活動が出来るから、大学へは青新大学の文系の文学部で通おうと思っているわ。県内大学では一番高い水準ね。あなたはどうするの?」


「俺も大学は文系の文学部を受けようと思っています」

俺が、そうゆう風に決断出来たのは、昨日の立花からの「あなたの小説は、人の心を救っている」との言葉があったからだ。その言葉が心に残り、自信がついた。唯依と書籍化の夢を叶える為に、大学への進学は、小説家に成るためのスキルアップの為だと思っている。小説を書籍化出来るのは一部の選ばれた天才だけだから。それこそ、八神みたいな人を魅了出来る小説を書けるような奴だけが夢を掴むことが出来る。でも、俺は、普通の人でしかない。ただ、数多くの作品を書いて、経験を積むしかないから。

そのために今は書けるだけ作品を書いて、実績を積んでいきたいと思った。













読んでくれて、ありがとうございます。


面白いと思ったら☆の評価と、ブックマーク登録をよろしくお願いします。


次回は、勉強会の回です。


また、来週。


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すれ違い 両片思い
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