放課後デートと突然の来客
学校から帰る間際、立花からカフェに誘われた。そのカフェとゆうのが
街中にあるお洒落なカフェだった。『Mr&Mrsカフェ』
とゆう男の俺なんて入るのを躊躇してしまうほど、その店内のお客層が、カップルや女の子の同士での来店してくるお客が多かった。そんなカフェに立花と二人きりで来店とか、俺たちも恋人同士に見られてたいるのか?と淡い期待を抱いてしまう。
「今日は、いったい何の用があって俺とカフェなんかに来たんだ?それも
こんな恋人達で溢れるカフェに」俺は立花から好意を抱かれるような男じゃない。いきなり、こんなところに連れてこられて困惑していた俺は、そう
尋ねる。立花は、俺の目をまっすぐ見て、「それは、藤也さんに自信を取り戻して欲しくて、その為に少し話がしたいと思いこのような場所にご同行願ったのです」
「そうだったのか。それで話ってなんだろ?」
学校で話さずわざわざ、カフェに来るくらいだ。女の子だし何か、人に聞かれたくない話でもあるのだろうか?
「それは、とある女の子の話なのですが」と前置きを置いて、立花は語りだす。「以前、都会で暮らしていた女の子は、内気で気弱な人よりも少し弱い
人と関わるのが苦手な引きこもりの女の子が居ました。」
「ふむふむ、それが立花とゆうわけか」「いいから話は最後まで聞いてください!」
「ごめん。続けて」
ふざけて茶化すと立花から不満の声が聞こえたので静かに彼女の話に耳を傾ける。
「コホン。そんな彼女がある日。一つのWEB小説と出会ったんです」
「その小説とは?」
もう、茶化すことなく彼女に応えを促すと思いがけない応えが返ってきた。
「そう、それが藤也さんのWEB小説でした。当時はまだ二次創作でしたね」
「そう、なんだ......」
「あの頃は、異世界ファンタジーでドキドキワクワクするストーリーに
心を奪われていました」
なんだか、恥ずかしいな。あの頃はな......」
駄目だ。昔の小説の話なんてされたらこっ恥ずかしい!もう、穴があったら入りたいとはこのことか!
「あの小説と出会ったから私は、外の世界に出る勇気を与えられ、引きこもりを克服することができたんです。そんな藤也さんは、私にとっての恩人なのです」
「それはどうも、ありがとう。そう言ってくれて嬉しいよ」
それは思ってもみない言葉だった。俺の小説が誰かの助けになっていたなんて。それはもう、小説家冥利に尽きるものだった。
そんな前から、俺の小説を読んでくれていたなんて。
それで、勇気を与えていたなんて......
「だから藤也さんには、ここで立ち止まっていられ
ないんです。あなたの小説は、人を救っている。少なくとも内気で気の弱い女の子のことは救っていますよ」
「そう、だったのか......」
「だからもっと自信を持ってください」と立花からエールを貰う。
「そうだったのか、以前にも立花から聞いたことがあったけど、今の唯依と同じような境遇に、立花も立っていたとゆうことだったのか。唯依が引きこもりを脱するのも何かきっかけがあればいいと思う。外の世界に出たいと思う何かがあれば、きっと唯依だって......なにはともあれ、俺の小説で立花を外の世界に飛び出す勇気を与えられたなんて
こんな嬉しいことはないな」と藤也は、感慨深く思うのだった。
***
立花とのカフェを終えて、自宅マンションに帰るといつも通りに、柚木宅に
夕食を作りに行く。マンションに通されて、一言も喋らない唯依はどこか
不機嫌に見えた。なんだか無言の威圧感を感じる。俺、なにかしたかな?
ソファに座り、隣に座るように自分が座る隣をポンポンと叩いて座るように促してくる。「そこへ座れと言うことか」(なんだか怖いな)恐る恐る座る。
すると唯依は正面を見たまま、「放課後デートは楽しかった?」と冷淡な声色で言う。瞬間、周囲が絶対零度で凍えるかと思うほどの悪寒が走る。
「いったいなんのことでしょうか?唯依さん」
「しらばっくれたって無駄だよ。ネタは上がっているんだから」
と唯依はスマホを操作して、俺にディスプレイを見せてくる。そこには、
ツビッターの画面が表示されていてユーザー名を見ると、『立花しおり』
と表示されていた。これって、立花のユーザーアカウントか?!
唯がスマホを下にスワイプしていくと、『藤也さんと放課後デートなう。』
とツビートしているのがあった。「あ......」(これはやばいぞ!)
「なに、このツビート」「こっこれは......」(ま、まずい!)
立花の奴、いつの間に写真なんて撮ったんだ?!それも、ちゃんとツーショットになっているし!これは、どう言い逃れしたらいいんだー!!
「こっこれは違うんだ!学校帰りに立花からカフェに誘われて一緒にお茶しただけなんだ!何も疚しいことなんてないぞ」
「要するに、一緒にデートしてきたってことじゃない。やっぱり引きこもりよりああゆう子がいいんだ!この浮気者。」
「誤解だ。話唯依話を聞いてくれ」
「もう、藤也くんなんて知らない!昨日のわたしとのデートじゃ物足りなかったってことね。この、スケコマシ!」
「ほんとうに申し訳ありませんでしたー!」
「もう知らない!」と一喝されて」、部屋を追い出されてしまった。
俺は、せめてをの償いで、唯依が大好きなハンバーグを作ってやろうと
キッチンで夕食の支度をする。これで、機嫌を直してくれるだろうか。と
思い挽肉をこねていると、突然の来客が訪れる。その来客とは涼風だった。
どうしてお前がここに!?突然の招かるざる客に困惑するのだった。
「なにやってるの?藤也!君の家は隣でしょ」
「夕食の支度」
「見たら分かるけど、なんでお隣さんで?!」
「そう言う涼風こそ、なんでこんなところに居るんだ?」
「それは、藤也が今日、学校で機嫌がよかったからどうしてかなと思ってさ、
藤也の家に行けば何か秘密が分かるかと思って尋ねたんだ」
「そだったのか」
「そしたら、藤也んとこの妹ちゃんから、お隣に居ると言われてさ、それで来たわけなんだ」
「そうだったのかそれじゃあ、俺がここにいる理由、それはなお隣さんの不登校更生を、塚本先生から頼まれてだな」
「え?!どうゆうこと?まさか、ここってってうちの学校の生徒の家?」
「そゆうこと。同じクラス新学期から不登校の女子生徒がいただろ?」
「ああ、柚木さんだね。彼女の家だったんだね」
そして、俺は説明した。唯依の不登校を二学期までに学校に復帰させないと退学になること。彼女を助ける為に唯依の引きこもりを克服して貰おうと
取り組んできたことを。
「そうだったんだね。それで、学校へは復帰できそうかい?」
「それは、どうとも言えない。何かきっかけがあれば別なんだけどさ」
そう、何か唯依を外に連れ出すきっかけさえあれば......
それとこの計画に協力したくれる人材も必要となってくるだろう。
そのことに頭を悩ませる藤也だった。
「ねえ、藤也くん~ご飯まだー?」
とついさっき、激怒していたのにも関わらず、何事もなかったかのように平然とキッチンへと出てきた唯依。さっきの不機嫌さはすっかり直ってしまったかのように夕食をせがんでくる。すると、涼風の存在に気付いたのか、目視するや否や「えっ、誰?」と警戒してくる。俺は、端的にこう返す。
「ああ、クラスメイトの学級委員長だぞ」
「涼風爽太です。よろしくね」と爽やかな笑顔を見せる。コイツの天然なこの笑顔に何人もの女子達が落とされてきたことか。きっと唯依だって...
「わかった。わたしを学校に釣れ戻しに来たんでしょ?!そうはさせないんだから!」
「ち違うよ、僕は別に......」
どうやら唯依には通用しなかったみたいだ。とゆうかなんだ?このデジャヴ感は......
「そんなこと言って甘いマスクで誘惑して強引に連れ出そうって魂胆でしょ。ここから出ていけー!」と唯依は、盛大に、涼風を拒絶するのだった。
放課後デート回と来客の話です。
次回はいよいよ、唯依の引きこもり更生に向けて動き出します。
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