お家デート
パンケーキカフェから出てデパートから自宅マンションに帰る途中で、「もう一店だけ寄りたいところがあるから」と唯依に告げて
駅前にあるチュロス専門店へとやってきた。「どうしたの?」と尋ねてくる唯依に店の看板をMINEのテレビ電話で見せる。「わぁーチュロスじゃーん!駅前にいつの間にこんなのできたの?!」とテンションを上げて言ってくる。「ああ、つい最近できたんだ。SHIROBOSHIと言うんだ」
「唯依はキャラメル味とチョコレート味だったらどっちがいい?」俺がそう訊くと「チョコレート」
と唯依から即答が返ってくる。「ん、わかったじゃあ、俺はキャラメルにする」と言うと唯依は
「やった、お互いに味をシェアしようね!」とウキウキして言ってくる。「ちょっとちょうだいってやつか」あれ、女の子とやるの夢だったんだよなー。今までは、むさい男友達と「ちょっと、それ貰うぞ」ならしょっちゅうやってた。そうゆう男同士でのシェアしかしてこなかったから今から楽しみだ。
唯依の自宅マンションに戻ると、私室へと招かれた。床のフローリングには、ピンクの可愛らしいマットが敷かれていてマットの中央に白いローテーブルが置かれている。その上に、ノートパソコンが置かれている。唯依は午前中に来た時はパジャマ姿だったけど、今は、白い花柄のワンピースを着てお洒落していた。肌の露出が多くて起伏のある胸も強調されていて、大変よろしかった。が、あまりガン見するのは相手に不快な思いをさせてしまうかと自重気味に視線を反らせば唯依が「なに視線を外してるの?せっかくおめかししたんだからちゃんと見てよ」と頬を膨らませて不満を露わにして
積極的に言ってくる。「い、いや、別にそんなことないし......」それより、今の唯依の言動からすると、まるで俺のためだけにお洒落してくれたみたいじゃないか。そんなのって.....。.
と急に気恥ずかしさを感じて動悸が激しくなる。唯依はそんな俺の気持なんかお構いなしといった感じにずいずいと迫ってくるものだから。俺は、後ずさり、持っていたお土産を掲げて、
「そんなことより、唯依。買ってきたチュロスでも食べようか」と話題を変えると、唯依は、
面白くないといった風にジト目になり、「藤也君、逃げたね。ほんと、ヘタレなんだから」と
からかってくる。「うー。もう!」いい加減にしてくれないかな!今日の唯依は積極的で困る。
「ほら、チョコレートチュロス。まだ、ほんのり温かいぞ。」俺はそう言い、唯依にチュロスを差し出す。「ん。ありがと、貰うね」そう言い、チュロスを小さな口で齧り食べ始める。「ん~~甘くて美味しいね!」
「それはよかった。キャラメル味も甘くて美味しいぞ」俺もチュロスを齧りながら言う。
この店のチュロスは、餅米を使用していることから、外はサクッと中はモチっとして美味しい。
その上からキャラメルがコーティングされていてスゴく甘味を感じる。
「ねえ、一口ちょうだい」とねだるように言ってくる唯依。出た!これが女の子特有おねだりか。
「ああ、いいぞ。ほら」俺は唯依に食べかけのチュロスを差し出すと、俺が齧ったところを、なんの躊躇もなしにパクリと小さな口で頬張る。あっ、これって関節キスになるのもお構いなしに食べる唯依の横顔をポーっと見ていたら、「藤也くんもわたしの食べたくなっちゃった?いいよあげるね」と言い、チョコレートチュロスを差し出してくる。「それじゃあお言葉に甘えて」と言い
さっきまで唯依が口にしていたとことは別の場所を一口、齧る。「あー、そこはチョコがかかってないのにいいの?甘くなかったでしょ」と聞いてくる唯依に、「いや、スゴく甘かったぞ」と言っておいた
「唯が齧ったところを齧るわけにはいかない。間接キスになってしまう」
「もう、藤也くんは、変なところが純情なんだから。わたしは、そんなの気にしないのに!」
「お、俺が気にするんだよ!」まったくこの胸に疼く甘ったるさは、チュロスによるものか、それとも、唯依とシェアしたことによるものなのか?恐らく後者だろうとその場で悶えたくなるのを必死で堪えた。
「さあ、今回のメインディッシュのパンケーキも食べようか」せkっかくテイクアウトしてきたんだ
唯依にも堪能してもらいあたい。そう思い告げる。「やった!パンケーキだぁ!」と喜ぶ彼女にに二枚のうち一枚を差し出す。「もう一枚は、後で食べるか?」と訊くと、唯依は「藤也くんも一緒に食べようよ」と誘ってくる。「えっ、いいのか?俺は店で食べてきたんだからいいのに」俺が遠慮していると
「わたしが、藤也くんと一緒に食べたいからいいの!」と押し切られてしまった。「え?いいのか」
唯依がそれでいいなら俺も頂くとするか。チュロスの次はパンケーキのシェアとなった。
二人して食べていると唯依がおもむろに、「はい、あ~ん」と言って俺にフォークに乗せられたパンケーキを近づけてくる。「ちょ、ちょっと待った!どうしたんだ唯依今日はなんでそんなに積極的なんだ?」今日は唯依とのデートだけど今日の唯依は可笑しかった。いったい、どうしたとゆうんだ!
「だってラブコメ小説を書くのにネタが思いつかないんでしょ。それならわたしが提供してあげようと思って......」駄目?っとっとお話目遣いに尋ねられた首を横に振ることなんて出来なくて頷くしかない。むしろ願ったり叶ったりの展開だった。唯依から「美味しい?」と訊かれて、
俺は、「ああ、美味しいぞ。俺が一人で食べに行ったのより時よりも美味しいぞ」と賞賛の言葉を言う。「え?だって、このパンケーキはお店で食べたのと一緒だよね?」と不思議そうに尋ねてくる。
「それはやっぱり、誰かと一緒に食べると美味しさも増すんだろうな」と言う。それは、大好きな唯依と一緒に食べてるからとゆう一方的な想いは言えなかった。
それから、唯依のノートパソコンで動画配信で映画などを鑑賞して過ごしていたらあっとゆう真に夕方になってしまい、俺は、急いで唯依の夕食の支度に取り掛からった。夕食を愛那達と4人で食べて
夜に俺は、今日あったことを題材にしてにして、秋雫先輩から出されていた課題小説を書き上げた。今回の小説は、部屋に引きこもり何か一生懸命に頑張り続ける結希の為にカフェへリモートデートへ行き、そこからお家デートへと発展する展開で書いた。そして結希との距離も縮まりお互いがお互いを意識していく。
でも、そのことは相手には悟られないようにする結びとなった。
***
今日は、藤也くんとのリモートデートは楽しかった。部屋の中にいるのに、まるで外に連れ出してもらっているような不思議な感覚だった。スゴく楽しかったし、藤也くんとだったら外の世界も楽しいんじゃないかと思えてきた。今までは、引きこもり生活の中で、一人で食事とかをすませていって誰かと一緒に食事を摂るといったことがなくなってきたけど、夕食を一緒に食べるよになってからとゆうもの、いつも虚しい気持ちを抱え一人で食事を食べることもなくなり、今までの淋しい気持ちが報われたような気がした。「あなたと一緒に居れば......」と一人言ちるのだった。
デート回、終了です。
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