リモートデート
日曜日の今日は唯依とのリモートデートの日だ。リモートデートだから実際に、唯依と出掛けるわけじゃないけど、待ち合わせと言うわけじゃないが、相手の顔も見ないで出掛けるのは、なんだか味気ないからこうしてお隣の208号室を訪れていた。最終確認とゆうか唯依からの要望があれば聞こうとも思っていたからこうしてデート相手の元に出向くことにした。「ごめん。待った?」と俺はデートの待ち合わせ場所にこ遅れ来た男の常套句を口にする。唯依は、眠たそうな目をこすり「大丈夫。今起きたとこ」と唯依は、いつものピンク色のチェックのパジャマ姿のままでベットの上で上体だけ起こした姿勢で言う。その横には」、幾つもの、可愛らしいマスコットキャラのぬいぐるみが置かれていてああ、女の子の家だなー。思わさせる。「おい、唯依その受け答え方はどうかと思うぞデートの待ち合わせ時間の10分前には全ての準備を終わらせおけよあとデート待ち合わせにパジャマ姿ってゆうのはどうかと思うぞ」
「ごめんね、昨日の夜に遅くまでネトゲしていたら白熱しちゃって寝るのがおそくなっちゃった」
「いや、デートの前日くらい早く寝なさい」
「ごめんね。今、着替えるからちょっと待っててね」と言いパジャマの上着のボタンを外していく。
「わっ!馬鹿。寝ぼけてるじゃないか!」と俺は両手で視界を覆い隠すも指の隙間から肌色が少し見えてしまい」、いたたまれない気持ちとなる。
「まったく、お前って奴は......」流石は現役の引きこもりといったところか。なんともムードもへったれもない。本来ならばここで「ううん。待ってないよ」と可愛く微笑んで返して欲しい。
「おい唯依こんな時間に起きてピュアキュアは見なくていいのか?確か、毎週、楽しみに観ていたよな」唯依はハッとしたように今、思い出したと言うように慌てる。「しまった!見過ごしてたー」
「ふん。デート日に寝坊するのが悪いな」とわざと意地悪を言ってやると唯依は拗ねたように唇を尖らせる。
「アニメはいいから、今日は、デートなんだから、わたしはそんな子供じゃないし女児向けアニメの話なんてしないで!」
「そのアニメを見ている奴が何か言ったか?」俺はすかさず反撃する。高校生にもなってまだ見ているのか。と思うも俺もかつては見ていた側なのでそこはとやかく言うつもりはない。
「さあ、」デートの最終確認するよ。ハンカチ持った?ティッシュは?」いきなり母さんみたいに言ってきて吹き出しそうになるのを必死で堪えた。「ってオカンか!」と言うと唯依は「へへっ」
と舌をペロッと出した。コイツわざとだな。と俺がジト目を送っていると、唯依が咳払いをして、
「いい?ちゃんとデート地であるカフェでのリポートをお願いね。それとお土産は必ず買って来て」
「ああ。任せとけ」と要望を全て聞き終えて、柚木宅を出ようとする。後者の要望は、ただの私欲に思えたけど、敢えて指摘しないことことにして言葉を飲み込み出発するのに玄関を出ようとする。唯依は俺を柔和な笑顔で手を振って見送りに「これ、耳に付けて。これでハンズフリーでいつでも通話ができるでしょ」と言って私室から持っていたインカムを渡してくる。唯そして俺はリモートデートへと出発した。
俺は、早速今回のデートの目玉のカフェがある駅前から徒歩10分のところにあるデパートに向かった。開店前のデパートの入口付近では、既に、行列ができていて流石は日曜な日と言ったとこころか。
デパート内に入り、3階にある国民的アニメ映画ジブ〇映画の専門店に寄っていくことにした。唯には内緒で、「少し寄っていくところが出来た」と言って例のカフェの開店時間まで個人的な用事を済ませることにした。本当は唯依が気に入りそうな物をプレゼントしようとサプライズを企画しようと敢えて唯依sには告げづに来店した。
色々とキャラクターグッツを見ながら物色していく。どうせなら机や枕元に置けるマスコットのぬいぐるみなんていいんじゃないかと思い見ていくと駆け出しの。魔女っ子の女の子が活躍する作品
『魔女の配達人』の黒猫のマスコットキャラのビビを見つけてこれをプレゼントしたら唯依は喜んでくれるに違いないとプレゼントを貰った唯依が喜ぶ姿を想像して、これにしようと決めた。
会計を済ませて、唯依に「今、用事済んだ」と伝えた。唯依は「何を買ったの?」と気になって聞いてきたが、そこは「後でのお楽しみだ」とだけ伝えて、唯依は「えーっ。ケチー」と拗ねてくるが気にしないようにして次なる目的地へと向かった。やっと、本命のカフェの開店時間となりパンケーキカフェを訪れたけど、既に多くのカップルや、家族連れのお客さんが整理券を手に入店の順番を待っていてこのカフェの人気具合を伺えた。そんな、カップルなどが多く来店してくるカフェに男一人での俺は半端ない場違い感だった。嫌だ。帰りたい。こんなところ俺一人、おひとり様だなんて恥ずかしい
「藤也くんここって?」と唯依はどんなカフェなのか気になっているようだ。
順番を呼ばれるまでここで、どんな店か教えておこうかと唯依存とのテレビ電話がMAINEで繋がっていてスマホ画面を見て俺は、羞恥に顔を歪めながら「「ここは恋人達に人気のパンケーキカフェだ」と告げる。「ふ、ふーん。そうなんだ恋人同士で来るカフェかー」唯依は明らかに動揺した声で言ってくる。明らかに動揺が顔に出ていてスマホ越しに見ても丸わかりだった。俺は、悪戯にこう訊く。
「もしかして、少し照れてのか?」と冗談交じりに尋ねると唯依はスマホの画面越しにでも分かるように、顔を真っ赤にして、「てっ、照れてない!」と強気で言ってくる。俺は、「唯依なんていいじゃないか。俺なんて周りがカップルだらけでポツンと男一人で恥ずかしくて死にそうなんだからさ」
と、羞恥に顔を赤くして言う。そうこうしているうちに、俺の整理番号が呼ばれてカフェの中へと来店するのだった。内装は広々とした空間にテーブル席が幾つも並びそこで、各お客さん達がパンケーキを味わっていた。「美味しー。幸せー!」と言うお客さんの声が飛び交いこの店名である至福のパンケーキとあるように皆が、各々が幸せな時間を過ごしていた。
「ところで、メニューはなんにする?どんなのがあるの?」
「色々とあるぞ。まず、いちごたっぷりのいちごショートパンケーキだろ。あとは....」
チーズムースのパンケーキベリーソースかけとか、季節のフレッシュフルーツパンケーキなどがあったけど、唯依が、一番心惹かれたのは、いちごショートのパンケーキだった。
唯依は運ばれてきたパンケーキを見て、「わぁー、美味しそう!」と歓喜の声を上げてくる。
一枚は自分で食べた。苺の酸味と甘さが苺クリームと合わさって、正直言って甘ったるい。
世の女の子達はこんなに甘ったるいものを好むのか。と少々理解できなかった。でも唯依が喜ぶのならと思えば関係ないか。と思い、残った二枚は、スタッフを呼んで「すいません。この二枚をテイクアウトで包んでくれませんか?」控えめに声を上げてて言う。唯依は「嬉しい。楽しみだなー!」と声を弾ませる。このお店のパンケーキは、本当に美味しかった。『至福のパンケーキと言う店名も頷ける。
欲を言うとすれば、唯依と二人で来たかったなー。としみじみと思うのだった。
リモートデート回でした。
次回も引き続きデート回です。
面白いと思いましたら☆の評価をお願いします。
続きが読みたいと思った方はブックマーク登録をお願いします。




