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偉い人にはわからない

「これ、足はつかないんだろうな?」


「ああ、当然だ。」


 私は、確認のため、奴のいる倉庫に出向いていた。


「暴れられたりしたら大丈夫なのか?」


「がたがた言うな。」


 奴は、直に確かめると渋い顔をする。その上で私は、最終確認をとった。


「例のお客さんが来るまでに済ませられるか?」


「ああ、問題ない。俺の腕を信用しろ。」


「OK、ボスに報告してくる。」


 危険の芽は、あらかじめ摘んでおく、それが上に与えられた仕事だ。


「あっ店長、誕生日会の予約のお客様がお見えになるまでに、子供用の椅子の修理は済むそうですよ。」

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『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
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