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厄介な相手
『厄介な相手』
「どうやら、例の人物が助っ人を雇い入れたようです」
「あの生意気にも我々に逆らおうとしている小僧か」
「はい」
「問題はない、いつも通りに、こちら側に着けば望み通りの額を支払うと、その助っ人とやらに伝えろ」
「いえ、おそらく買収は不可能と思われます」
「なに、一体、どれほどの額で雇われたというのだ?」
「きび団子がひとつです」
「あぁ…、そういうタイプか、厄介な相手だな」
『新訳、桃太郎』
期待しているところを申し訳ないのですけれど、まだ、この物語の主人公は登場しません。彼が登場するのは、もう少し先のことになりますね。
この時期の主人公が何をしているのかと言えば・・・、まあ、彼が何をしているのかを知るためにも、先ずは、ある老夫婦の日常について語らせていただこうと思います。
A LONG TIME AGO・・・




