表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/206

テイマーさんと一緒 -アルラウネの花言葉ー

 アルラウネ。


 人の姿をした植物の魔物。


 地面から引き抜かれると悲鳴を上げ、聞いた人を発狂させるが、大切に扱えば、主人に幸運をもたらす、とも言われる、不思議植物だ。


 でも、こうして見ると、その振る舞いは人と何ら変わらない。


 よいしょっ、よいしょ、と運んできた、山盛りキャベツの千切りをテーブルに、どん。


「マスター、朝食を作りました、食べてください。」


 何やら台所で、ザック、ザック、トントン、音を立てていると思ったら、このために包丁を振るっていたものらしい。


「えっと、ありがとう、キャベツの千切り?」


「ふふふ、ただの千切りではありません。いくばくか、私の手が加わっている・・・・・・・・・・のです・・・、クスン。」


 いや、それを食べさす気ですか・・・


 貴重な存在ではあるのだけれど。


「頭の中、お花畑だからなあ。」


「えへへ、そんな、テレちゃいますね。」


 彼女(しょくぶつ)的には褒め言葉らしい。






お手軽、お気楽な、ショートショート集です。


お気軽に、お読みいただけたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『みどりの竜』
 一話完結、ショートショートコメディです。


『月の音色』
 声優、大原さやかさんのネットラジオに投稿した400文字以下の物語


『いくとちゃんとおじいちゃん』
 子供に読み聞かせるとき、大人も一緒に楽しめる童話を目指しました。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ