探し求めても、欲しい物は中々見つからない
身体を痛めてから暫くたった頃、日常生活に不安が無くなり小説を書こうと思いデスクに向かう。が、やはり長時間となると痛みがぶり返す。
「椅子があってないのだろうか? それとも、机か?」そう悩み始めた時に、デスクを購入した時期を考えて見た。
その頃は自分も若く活力が有り、創作に情熱もあったようなきがする。しかし、今はどうだろう? それなりに歳を取り、あの頃の元気は無くなっているな……。
そうなると、今の自分に合ったデスクを購入した方が良いかもしれない。だが、どういう物が良いのかは解っていないからなぁ、ちょっと考えてみるか。
まず、長時間座ってても背中を痛めない。ってのが第一条件になると思うんだが……普段、長時間する事って思い浮かべるのは、小説、イラスト、ゲームってところだな。前の二つはデスク、ゲームについては座椅子を使ってると。
んで、ゲームをしている時は背中が痛いとかは全く無い、コントローラーが合わなくて腱鞘炎になった懐かしい思い出は忘れよう。そして、ここから導き出される答えは「今使ってる座椅子は最高だ!」って事。これに合う机を買えば万事OKって訳だ。
そうと決まれば善は急げ! メジャーを手に取り手早く計測し、近くの家具屋さんに急行した訳だが……
サイズに合うローデスクが見当たらない、速攻で暗礁に乗り上げる俺の計画。全く自分で言うのも何なんだが、浅はかだよな〜。
この後、数件回ってみたが結果は同じものだった。肩を落とし溜息をつきながら「どうすっかなぁ」呟き、時刻を確認しようと携帯をポケットから取り出して気が付いた。
「あれ? ネットで調べればよくね?」
こうなると事の進みは早くなり、色々調べて行くうちに条件に合う物もいくつか見つかったのだが。人は欲深いもので座椅子に合うという条件の他に、低価格で済む物という条件もプラスされていた。そして、調べていた中にローデスクを手作りする方法があり、低コストで出来る事もあってそれに決め店を後にした。
ホームセンターに着くと、早速材料を物色し始める。一つ一つは安いものの、しっかりと作ろうとすると結構かかるもんだな。と、財布の中身と睨めっこをしながら思考に耽る。
そもそも、ローデスクに拘る必要はあるのか? そう考えると、ぶっちゃけ木の棚を作ってデスク代わりに使えばどうだろう? 後で自分好みに増設も出来るし、最近は簡単なキットみたいなのもあるし……
と、言うわけで木製の棚を作りデスク代わりにした。少々物足りなさがあったのでサイドテーブル的な物も作り、ようやく快適にパソコンを使えるようになった気がする。てな訳で、早速短編の小説を書いてみるか……。
久し振りに書くから不安もあるけど、それも含めて楽しんでいきたいと思う今日この頃でした。