第四十九話 霧やんのテストがクソすぎる!?みんなで勉強頑張るぞ!!
前回までのあらすじ
みんなー!元気ー!?合崎未来だよ!!前回は川島玲斗と霧山瑠輝こと霧やんがVTuberデビューしたね!今回はそれから数カ月経った日の出来事だよ!霧やんのテストの点数が大変で、私達は霧やんに勉強を教えることになるの!楽しんでいってね!!
「行くよー!いっせいのーせ!」
私達は一斉に中間テストの結果を机の上に出した。
うちの学校は順位が張り出されたりはしない。
プリントに総合の点数や、それぞれの教科の点数と順位を印刷して渡される。
私は24位で、玲斗が27位、霧やんが105位だ。
ちなみに学年人数は132人いる。
私と玲斗は霧やんをじとっとした目で見た。
霧やんは下から20番くらいということだ。
よくこの成績で偏差値高めの中高一貫校に入学できたな。
「霧やん、順位低すぎない?」
「いや、そうかもだけどさ、お前ら高すぎない?」
「そりゃ天才だから」
私は胸を張って言った。
正直、20位代になったのは理科と数学が戦犯としか言えない。
おそらくは玲斗も英語と国語あたりで点を逃したのだろう。
「霧やんは来月の期末テストまでにはこの点数をなんとかしないとね」
「えぇ〜!」
「文句言うな!そんなんじゃ進学できないぞ!」
来年は受験生として受験勉強する人もいれば、進学を希望して高校生の授業へ進む人もいる。
受験希望はそれ専用の授業があり、進学希望はその授業すると言った感じだ。
「ちなみに二人は進路どうするの?」
「進学するけど?」
「俺も〜」
「お前は今のままじゃ進学試験落ちるぞ」
「未来ぃ〜!玲斗が不穏なこと言ってくるぅ〜」
「事実だ」
まあ、確かに今の霧やんに進学試験に合格するほどの実力はないよね。
下から数えたほうが早く名前が見つかる霧やんには。
私は霧やんの手を取った。
「お姉ちゃんと頑張ろう」
「なんか玲斗の顔で言われるとすげぇ腹立つ」
◇◆◇
そこから霧やんの期末テストへ向けた猛勉強が始まった。
「一週間以内に五教科のワーク全部終わらせてね。できなかったらゲームもスマホもおやつも二ヶ月没収ね」
「さっきも教えたよな?こんな初歩的なところでミスってなにしてんだお前」
「三回目だよ?その英単語を百回書け」
「違うよな?これは青色じゃなくて赤色に変化するんだ。次忘れたらお前の食う飯はだいたい赤色と青色になると思っとけ」
「なに遊んでるの?やらないなら家から追い出すよ?」
「俺達にも試験勉強があるんだから真面目にやれよ」
「なに?できないの?殺すよ?」
「は?もうやりたくない?拒否権ないの分かってる?」
◇◆◇
――一ヶ月後
そんなこんなで迎えた期末テスト。
霧やんは「鬼畜だー!!」と叫びながらもしっかり勉強はしていたからあまり心配していない。
番号順の席では私の後ろに霧やんがいる。
川島玲斗と霧山瑠輝だからね。
合崎未来である玲斗は当然ながら一番左の一番前に座っている。
「最初の教科は数学だ。チャイムがなったら初めていいぞ」
しばらくしてからチャイムが鳴った。
みんな一斉にシャーペンに手を伸ばして、問題を解き始めた。
残り半分くらいというところで、先生が私の後ろで立ち止まった。
「霧山」
「え?」
「来い」
霧やんが廊下に連れて行かれた。
一体なにが……。
◇◆◇
家に帰ると、霧やんが一足先に帰っていた。




