第四十八話 玲斗と霧やんのVTuberデビュー!?コネを使った初配信!!
前回までのあらすじ
みんなー!!ほんとうにひさしぶりー!!合崎未来だよー!!前回はハロウィンスペシャルだったね!!その前は川島玲斗の兄である川島翠さん視点の物語だったね!!今回は私視点の物語に戻るよ!タイトル通り、私の双子の弟の霧山瑠輝と彼氏の川島玲斗がVTuberデビューするの!!初配信後にはちょっとした事件がー??今回も楽しんでいってね!!
「みなさん初めまして!!照月天也どえぇす!」
ノリノリで私の部屋で話し出した照月天也と名乗ったのは、私の双子の弟であり、同級生の霧山瑠耀。
この間翠さんに頼んでいた立ち絵が上がったから、早速配信することになったんだ。
ちなみに、霧やんが読み上げている台本を作ったのは、有名作家でもある立花愛華!
YouTubeの知識のない私達に手を貸して、YouTuberデビューさせてくれたのは、川岸愛都さん!
めっちゃありがたい!
「今回、僕と一緒『あなたといるとトゥインクルトゥインクル〜あなたと奏でる恋のメロディー〜』を一緒にプレイしてくれるのはー?」
「初めまして〜!青空美麗で〜す!天也!今日は初配信に呼んでくれてありがとう〜!!」
スマホで動画を開くと、コメント欄がすごいスピードで流れていく。
初配信でこんなに視聴者が来るなんて、イカサマでもしたんじゃないか!?
そう思われちゃうよねー?
実際しました☆
まず、翠さんは割と有名イラストレーター&デザイナーなの!
翠さんのアカウントで「Vtuberのママになりましたー♡」とSNSでツイートしてもらう。
愛華にも「もうすぐデビューするVtuberさんの名前とか考えさせてもらえました!光栄です!」とツイートしてもらう。
以上。
二人の有名人が宣伝をしてくれたことにより、閲覧数はかなり伸びてる。
すっげぇ。
「天也、今日やるゲームは誰もクリアしたことないゲームなんだよね?」
「そう!『あなたといるとトゥインクルトゥインクル〜あなたと奏でる恋のメロディー〜』ってゲームなんだけど、ゲームの進め方が分からないって炎上したりしてるんだよ」
「そんなゲームをやるの?」
「実は僕、進め方を完全に理解したんだ!」
コメントがすごい勢いで流れていく。
大体が「えぇ!?」「あのクソゲーの!?」みたいなのばかりだ。
ん?
あれ?
今赤色が流れたような……。
「わぁぁああああ!!赤スパありがとう!!」
玲斗が感極まったように叫んだ。
赤スパとは、現代っ子なら誰でも知ってる単語だ。
と、玲斗が言っていた。
ちなみに私は知らない。
どうやらスーパーチャット?
は投げ銭?
のデジタルバージョンらしい。
「スパチャは後で読み上げるね〜。それじゃあ」
「「ゲームスタート!!」」
◇◆◇
――数時間後
「初配信お疲れ様〜!!」
配信を終わらせた二人に、私は抱きついた。
案外楽しそうに配信してたな。
「未来、ちゃんと俺達の配信見てた?」
「え?何を申すか霧やん。ちゃんと見ていましたとも。別に後半ちょって寝てたりとかしてないよ?」
私が言うと、玲斗が私の頭をチョップしてきた。
「クソッ!なんでバレた!」
「お前が自分から言ったんだろうが」
おー、久しぶりのボケに鋭くツッコミを入れる玲斗さん。
流石だな。
「さてさて〜!初配信も終わったことだし、打ち上げするぞー!!」
私は二人の背中を押して、一階のリビングに誘拐した。
玲斗は呆れた声を出し、霧やんは乗り気で「おー!」と言っている。
リビングには私が配信の途中に買ってきたクソデカいコーラがある。
何ならポテチとか、チョコレートとか、大福とか、色々ある。
「うわー!すげぇ!!これ未来のおごり!?」
「ふふん!もっちろん玲斗のおごり」
私が言うと、玲斗が「え?」と言ってエコバッグの中に入れていた財布を出した。
そして、ファスナーを開けて中身を確認した。
「おっ、おまっ!なんで俺の財布から出した!?」
「いやぁ、急いで買ってきたからすっかり忘れてたんだよねー。来月返すから許して」
「まあ、それならいいけど……」
玲斗は少し安心したように言った。
「さてさてー!玲斗、コーラを開けて!」
私が言うと、明らかに何かを疑う目を向けてきた。
なんだよ。
なにもしてないゾイ?
「なんかしたろ」
「してないよ?自分の彼女のことを簡単に疑うんだぁ〜?」
「うっ、ごめん」
玲斗は反省したようにコーラの蓋に手をかけた。
私はそっと机から離れた。
霧やんも何かを察して立ち上がって後ろに下がった。
玲斗がコーラを開けると、思い切りコーラが吹き出した。
「おわぁぁあああ!!」
「あははははっ!!」
「最高ー!!」
慌てて注ぎ口を手で塞ごうとする玲斗と、爆笑する私達。
収まってから、玲斗は私をすごい形相で睨みつけた。
「やっぱりやってんじゃねぇか!!」
「メントスコーラドッキリー!!」
「ぎゃははっ!!」
「テメェら〜!!」
コーラでビシャビシャになっている玲斗がキレた。
手で押さえてペットボトルからの圧力に勝てるわけがなかろう。
玲斗が立ち上がって、私達は逃げる私達を捕まえようとした。
「おっと、動かない方がいいぞ。床にコーラがこぼれるじゃないか」
「そーだそーだ!」
嘲笑う私達に向かって、玲斗は不敵な笑みを浮かべた。
私達というか、私に向かって。
「未来、忘れてないか?この体はお前のもの。だから、体や髪を洗うのはお前だぞ?」
「はっ!」
そうだった!
忘れてた!
私と玲斗は入れ替わり中、今だに入れ替わったままなんだ。
生活に慣れすぎて忘れてた。
「さて、風呂に入れてもらおうかな」
「えぇん、めんどい〜」
「お前のせいだろ!!」
◇◆◇
「ていうか、いつになったら戻るんだよ。お前らの体」
風呂から出てきた私達に、霧やんが興味本位と言ったように聞いてきた。
半年も経つのに入れ替わりが戻らないのはおかしいと感じているのだろうか。
「分かってたら苦労しねぇよ」
「一回入れ替わった状況と同じ状況になってみたら?」
「大怪我するわ」
入れ替わった状況ねー。
確か、理科の授業に遅刻しそうになって、急いで階段を登ってたら踏み外して、玲斗にキャッチしてもらったんだっけ?
もう半年以上経ってるなんてびっくりだよねー。
「霧やんもいつか誰かと入れ替わるんじゃない?」
「そんなわけないだろ?俺は未来と違ってドジじゃないんでね」
「誰がドジで可愛いって?」
「そんなこと言ってなーい」
「あのさ」
黙って私と霧やんのやりとりを聞いていた玲斗が、飲んでいたコーラのコップを机に置いて言った。
どうしたんだろ。
私と霧やんは顔を見合わせた。
「お前らの会話息合いすぎじゃね?」
「「あー、確かに?」」
「俺より息合ってるじゃん」
「「ん?」」
「お前ら浮気してるだろぉぉお」
なんでそうなるの!?
霧やんも同じようなことを思ったらしく、動揺した顔をしている。
というかコイツ、私と霧やんが双子だって忘れてない!?
「れ、玲斗。私と霧やんは双子だよ?好きになるわけないじゃん!厨二病だし、オタクだし、何より顔がタイプじゃないし!」
「そ、そうだよ!ちょっと言い過ぎな気がするけど、俺は未来のタイプじゃないんだ!あと、俺もこんなガサツな女好きじゃないし!」
「浮気してるんだぁぁあ!!双子っていうのも嘘だぁぁああ!!」
最近玲斗がめんどくさい男になっていってる気がする。
仕方ない。
私はお母さんに電話して、あることをしてもらうことにした。
◇◆◇
翌日、合崎家の壁には、特大に印刷された霧やんと私のDNA検査の結果が張り出された。
みなさんこんにちは!そしてお久しぶりです!春咲菜花です!投稿が一ヶ月も止まってしまい大変申し訳ないです!「メッチャツオイ王国の第一王女ですが、名前のせいで威厳ゼロです」の執筆が捗り、ネタ切れ中の「転落事故で入れ替わり!」に手を出せませんでした!頑張って続きを書くので、飽きずに呆れずに見守ってください。よければ、リアクション、感想、評価、ブクマをいただけると嬉しいです!




