表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/58

第二十五話  なんでうちで打ち上げを!?なぜかバレてた入れ替わり!

前回までのあらすじ

やぁみんな!超自意識過剰な合崎未来だよ!色々あって、孤高の王子様と称される川島玲斗と入れ替わった私!バレないように同居してたら、厨二病ポエムでお馴染みの霧山瑠輝も同居の仲間入り!文化祭で玲斗に告ったことがある村瀬恵麻と同じ班になったときは肝が冷えたけど、何とか終わった文化祭!打ち上げには参加しなかった私達だけど、さらなる面倒事がー!!

――文化祭後


色々あったけど、何とか終わった〜!

私は家でくつろぎたかったNaaaa!!


「カンパーイ!!(※全員烏龍茶)」


なぜか私の家で打ち上げが始まった。

数人しかいないけど。

村瀬さん、千佳、愛華がいる。

なんでかなぁぁああああ!?

玲斗も戸惑ったようにアワアワしてる。


「な、なんでみんな私の家で打ち上げしてるの?」


玲斗が言った。


「あー、今はフリとかしなくていいから」


村瀬さんが言った。

その爆弾発言に私と玲斗と霧やんは「ビシッ」と固まった。

え?

なっ、ばっバレっ。

え?


「な、何のフリかな?」


玲斗が冷や汗ビシャビシャで言った。

愛華が笑った。


「入れ替わってるんでしょ?」

「えっ……」


私は、思わず素の声を漏らしてしまう。


「入れ替わってるんでしょ?未来と玲斗」


愛華はニコッと笑って、まるで「今日の天気いいね」くらいのテンションで言ってのけた。


「な、な、なななな何で!?なんでバレてるの!?」


私は思わず立ち上がって叫んだ。


「いや、逆になんでバレてないと思ってたんだよ」

「割とバレバレだったよね〜」


千佳と愛華がクスッと笑って言った。


「多分中身が入れ替わってから、未来がめっちゃ猫背になったしさ。急に理科もできるようになって。あと、教室のドアを閉めなくなったし」

「愛華お前、そんなとこ見てたのか……」


玲斗が呆然と呟いた。


「あと、川島くんの方も人との距離感バグってたし千佳のことを睨みつけてたのに、いきなり睨まなくなった上に、私の友達になろうっていう提案に乗った時点で『あ、これ未来入ってんな』って思った」


愛華が真顔で言う。


「そんなところで……バレるんだ……」


私は魂が抜けかけた。

全員観察力がやばすぎて怖い。


「むしろ、最初からバレてないのは奇跡レベルだと思ってたんだけど?」


村瀬さんが言うと、みんながコクコク頷いていた。


「……で、どうやって入れ替わったの?事故?呪い?UFO?人体実験?熊に殴られた?」


村瀬さんだけテンションがちょっとズレてる。

ていうか最後の方は物騒なんだけど。

いくら最近、児童へのわいせつ行為とか、殺人とか、熊の増加とかのニュースがトレンド入りしてるとは言え、そんなことでは入れ替わらないよ。


「村瀬さん。それは聞かなくても分かるでしょ。多分半年前の未来が階段から落ちたあの日だよね」


この二人とは、長い付き合いだ。

千佳に関しては幼馴染だし、確かにバレるっちゃバレるか。

ん?

二人にバレたってことは、他の人達にもバレちゃったりしてる?


「大丈夫だよ。クラスのみんなは気づいてないと思うから」


村瀬さんが私の不安を感じ取ってくれたのか、笑って言ってくれた。

それは、文化祭準備のときに見た怖い笑顔とは違う、優しい笑顔だった。


「なぁ村瀬。お前やっぱり文化祭準備のとき、入れ替わってるか確認するために未来に何でフッたのか聞いただろ!」

「え?」

「……あーあ、バレちゃったか」

「えっ?えっ?」


私は戸惑いながら村瀬さんと玲斗を交互に見た。

何が起こっているのか。

玲斗は私の腕を引っ張って自分の方に寄せた。


「ちょっと玲斗くん?合崎さんと距離が近いよ?ほら、嫌がってるじゃん」

「あ?お前は目がついてんのか?めちゃくちゃ喜んで――」


私は零斗の腹を殴った。

その瞬間、全員が固まった。


「急に腕引っ張んなカス」

「く、口悪っ……」

「ブハッ!もう無理!!玲斗意識されてなさすぎんだろ!!」

「ま、まさかここまでとは……」

「川島くん、未来にそんなことしても意識されないよ……」

「……」


霧やんが吹き出したことにより、村瀬さんも、愛華も笑い出した。

千佳は無言だ。


「ていうか、まだ言ってなかったの?ヘタレすぎない?」

「うっせぇ村瀬!俺にもタイミングってもんがあんだよ!」

「あ、あのぉ〜」


私は喧嘩しそうな二人をみて、割り込むように声をかけた。

二人はこっちを向いた。


「村瀬さんにはかなり失礼なんだけど、文化祭準備初日になんで私の身体を睨みつけたの?」

「中身が玲斗くんだったから」

「ん?」


あれ?

この人玲斗に告白したんだよね?

何で中身玲斗の私の身体を睨みつけるんだ?

村瀬さんは私に抱きついた。


「こんっな可愛い子と入れ替わって、玲斗が好き勝手してないか心配だったから牽制してたのよ」

「おい村瀬、離れろ」

「嫌だね。合崎さんは私のだよ?」

「おめーのじゃねぇよ」

「おっ?何?ヘタレが私に喧嘩売ってるの?」

「喧嘩売ってんのはおめーだろ。いいぞ、その喧嘩、買ってやる」


◇◆◇


と、いうことでなんか勝負が始まった。

勝負は人生ゲーム。


「ねぇ未来。どっちが勝つと思う?」


愛華が私に聞いてきた。

久しぶりに玲斗と霧やん以外に名前を呼ばれて、なんか変な感じだな。


「うーん、玲斗は運がボロカスでこないだは借金まみれだったし、村瀬さんは正直分かんないからな〜」

「さぁ始まってまいりました、人生ゲーム勝負〜!いえーい」

「あいつが一番楽しんでる気がする」

「激しく同意」


愛華のノリに全員がドン引きしながら、私と千佳が言った。

ちなみに私も同意だ。


「さて、玲斗氏がルーレットを回します!あっ、一じゃん。出オチじゃん」

「やっば!玲斗出オチとか人生の汚点じゃん!!」

「全国の出オチ勢に謝れ」

「川島、もう未来は諦めて帰れ」


霧やんは爆笑、千佳は冷ややかな視線を送っている。

というか霧やん、プレイヤーじゃないのに何で一番楽しそうなの?


「内容はどんなの?」

「えっと、競馬で二万勝つ!?待て待て。スタートに『ピカピカの新生児☆』って書いてあるよな!?何でピカピカの新生児が競馬やってんだよ!」

「金もらえてるんだからいいじゃん」

「未来はもっと公民を学べ。絶対為替レートとかわかんないだろ」


なんだろう。

煽られてるよね?

私、確実に煽られてるよね?


「為替レートくらい分かるよ」

「おっ、じゃありんごがあります。昨日まで安かったりんごは値段が上がってました。なぜ?」

「えーっと。円高だから!!」


私がそう言うと、全員が固まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ