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短歌

骨の愛玩

作者: 三隅 凛

凹凸がある方が望ましい 骨を磨く用の魂なので


花じゃなくても湖に浮かびたいので内側をまるくくり抜く


翅は得られないのでしょうやわい表皮と溶けていない骨ですから


太陽が甘そうなオレンジでもわたし青いまま沈む(どこから?)


「幸福は遅れて来るから逃げよう」は恋 でも気安く請け合って


「嫌われたくない」に「私も」って言えなかった違う愛だとしても


白昼夢はチーズ とろけていたいから「わたしを燃やして」とささやく


花冠(はなかんむり)を編む指の骨はきっと高く響くシのフラットに


雨に負けた傘を飼い猫に差し出し休暇(バカンス)とする梅雨の続き


もう嫌だ雲の向こうから洗濯物まで落ちる月白いまま

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