人体改造
ありの行列が出来ていた。
ありの行列を辿ると死体があった。
バレンタイン直前の日だった。
いかないでください。
あなたが死んでしまうかもしれないんですよ。
ごめん。行ってくる。
彼はそう言った。
帰ってくるって約束してください。
生きて帰るって。
私は彼にそう言った。
でも彼は答えてくれなかった。
そして何日か経ち私の好きな人は戦争に出て敵国に捕まったという報告を聞いた。
私は泣いた。捕虜は酷い目に遭うと聞いたからだ。
そして敗北し何年か経ち捕虜が帰ってきた。
そこには彼もいた。
見た目が変わっていたが見間違えることなんてない。
何年も会いたいと思っていたのだから。
私は彼に近づこうとすると彼は走って逃げた。
私は追いかけて捕まえた。
こんな姿嫌われるにきまってる。
あなたから嫌われたくない。
彼はそう言った。
私の抱きしめて愛を伝えた。
生きていてくれてありがとと。
私は涙が出てきた。
彼が受けた辛さを感じてだろうか。
やっと会えた嬉しさだろうか。
ごめんなさいなにもしてあげられなくて。
そんなことない。
あなたのおかげで生きられたんだ。
あなたのおかげで。
私達は森で二人で暮らすことになった。
家族や周りの人から酷い目に彼が合わされたからだ。
彼は自分のせいで他の人と仲良くできない生活をさせてしまって申し訳なさそうだった。
あなたといて楽しいし気にしなくていいのに。
それにみんな化け物と彼の事を言うけど優しいところなどなにも変わっていない。
私は動物に餌をやり野菜を収穫しにいった。明日はバレンタインだ。
すると兵士がきた。
兵士は私を見ると襲いかかってきた。
私は暴れて抵抗したが無味だった。
負けた国が勝った国に捕まってされることなんて一つだけだ。
そのとき彼が止めに入り殴りあいになった。
そして殺した。
そして私はここから逃げようと言った。
このままだっと殺されます。
私と一緒に逃げましょう。
無理だ。逃げられない。もう死ぬしか。
だったら一緒にしにます。
だめだ。君は生きないと。
生きていれば人の優しさを感じたり、愛を感じられる。
逆に愛したり優しくしてあげたりできる。
なにかを観て感動することができる。
ほんのちょとしたことだけど幸せなことだろ。
それを俺のせいでこれ以上大切な人生を台無しにする必要はない。
いやです。もうあなたがいない人生なんて。
私達は話しあい毒がある野草をチョコに混ぜ
お互い食べさせ死ぬことにした。