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テーマ詩集:風

春風 秋風

作者: 歌川 詩季

 幾つも、正しいヴァージョンがありますが。


「袖すりあうも多生の縁」が、お気に入りですかね。

 いまのところ、ですけど。

 木枯らしが転がした 乾いた悲しみを

 踏みしめるようにして訪れる あたたかな季節

 到来を告げてまわる春風(はるかぜ)に おれはなりたいよ


 吉報を待ち()びて

 肌をすり寄せあう孤独たちへの福音(ふくいん)


 春風(はるかぜ) 秋風(あきかぜ)

 一陣の風にも五()(ことわり)

 移ろえる季節の端役(はやく)(にな)う 透明な黒子に…



 涼風(すずかぜ)が吹き抜けた (ひぐらし) ()く森を

 駆け抜けるようにして振り返る 汗ばんだ鼓動

 往来をたむろしてる秋風(あきかぜ)に おれはなりたいよ


 後悔と二択して

 想い出を勝ちとるセンチメンタルな余韻


 春風 秋風

 一脈の(えにし)(そで)すりあって

 移ろえる季節の幕間をつなぐ 透明な黒子に…

 いちばん、よく使うことわざかも。

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