ストーリー7:水の惑星のデータ
登場人物
ラムル、ポートル、ジャン
冒頭シーンリピ画で。
宇宙船カーラント内、ラムルの後ろ姿
見ているのは惑星探査中のモニター
検索(サーチ中の表示)にヒットした画。青い惑星が小さく映る。
ラムル「拡大して。」
少し拡大の青い惑星。
ラムル「綺麗な惑星ね……。……もっと拡大。」
……ところが、ある程度の大きさまで画像が拡大するとストップしてしまった。
画面中央に大きく閲覧不可の表示が出る。
ラムルoff「妙ね、拡大出来ない……。それに惑星ナンバーも出ないなんて……。」
冒頭シーンリピ終わり
再びラムルの後ろ姿、側にAnn(アーレント=ナッグ)が見える。
ラムル「ジャン、座標をメモリーして。」
ジャン「了解、ラムル様。」
ラムル「続いてRJ管理データにアクセス。座標から惑星ナンバーを抽出。」
ジャン「了解。ナンバー抽出。」
アクセス画面、惑星ナンバーまで出るが……。そのままアクセス画面のままの画で、
ジャンoff「これ以上のデータ抽出不可能です。パスワードを要求しています。」
同じくラムルoff「こ、これはもしかして……。水の惑星?……父は既に管理下に有るって話してた。この惑星がそうなの?」
画面fade-out
同じくカーラント内、数時間後。
ラムルの側にポートルが居る。2人にお茶が出ているが、これはジャンが用意したものではない。ピクとは違いラムルが用意した。
ラムル「どお?ロック掛かってるのは何故だと思う?」
ポートル「うーん。RJ計画管理部で何か都合の悪い理由でも有るのか……それとも、どうしても閲覧を制限する必要が有るのか……ね。」
ラムル「前にも父の話してた水の惑星を一緒に探してもらったけど、もしかして、と思って。」
ポートル「確かに妙よね。ラムルのお父さんがデータにロックを掛けたとか?」
ラムル「私が興味を持ち過ぎたからってのがデータロックのきっかけなのかなぁ……。でも父の言う水の惑星かどうか分からない。もう少しデータ閲覧出来ればね。」
ポートル「でも、惑星ナンバーと座標が有れば、何とかなりそうな気がするよ。」
ラムル「さすがポートルね。で、どうするの?」
ポートル「直接座標の方向を見れば?どの程度拡大画像が見られるかは分からないけどね。」
ラムル「なんかすごい設備が必要そう……。」
ポートル「そうね。それなりに必要。バンズにも話してみようか。何か名案を思いつくかも。」
ラムル「そうだね。話してみよう。」
ジャンなめ、ラムル振り向き、
ラムル「ジャン、バンズに繋いでくれる?」
ゆっくりディゾルプ。