ストーリー1:惑星(ほし)探し
登場人物
ラムル、ラムルの友人ポートル=ショウズ、おバカ3人組(コーター、ビットン、ウッダスの回想)
プロローグより少し前の時節、惑星ノアーナの衛星軌道上
ラムルの宇宙船、カーラント内のメインルームにラムルが居る。
ラムルの友人、ポートル=ショウズのOff
「ねーラムル、あんた本気でRJするつもり?やめた方がいいんじゃない?もー、なんたって時代遅れ、しかも危険!」
ポートル、フレームインして歩いてくる。
ポートル「最近、レーダーから消滅した1機があるって連絡回って来たし、やめよーよぅ……。」
ラムルの隣のシートに座る。
ラムル「あらポートル。一緒に行こうなんて言ってないわ。惑星探し手伝ってって言ったのよ。」
ポートル「どーせその時になったらポートルも一緒に来てぇ……って話になるんでしょーよ。」
ラムルのてへ笑い。
手は動かすもののモニターはほぼオート。投影された画面とモニターテーブル。会話する際も手や音声認識で操作できる。
ラムル「この天の川銀河にどれだけの恒星系があると思ってんの?私1人じゃ大変だからさー。有力候補の恒星系を見つけて、ハビタブルゾーンの惑星を探すのよ。生命体を調査確認して、しかも私達と同じ容姿の人間。…探すのなんて容易じゃないわ。」
暫くモニターを見ている2人
ラムル「宇宙に出て、衛星軌道で探す方が良いとは言え……。さっぱりだわ……。」
ポートル「ね、ラムル。同級生のコーター覚えてる?」
ラムル「あ?……うん。おバカ3人組の1人でしょ?コーターが何かやらかした?」
短い回想
おバカ3人組の数カットの後、
画面は宇宙船カーラントメインルームに戻る。
ポートル「確かに今でもつるんでて仲良し3人組だけどね。で、そのコーターのお兄さんが中心になってRJを実行したんだって。」
ラムル「えっ⁉︎ホントに?……よく該当惑星が見つかったわね。」
ポートル「ラムル、ちょっちコーターに話聞きに行かない?さすがに行先はRJ法の秘匿義務で聞けないかもしれないけど、準備に役立つかもしれないわ。」
ラムル「そっかぁ…連中には暫く会ってないし、何かヒントが見つかるかもね。じゃあ行ってみよっかー。」
衛星軌道の宇宙船カーラント、惑星ノアーナへの帰路につく画。