表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/184

ストーリー8:宇宙(そら)へ

登場人物

ラムル、バンズ、ポートル、ジャン、ピク、ピコ



場所はバンズのドック内メインルーム、ラムル、バンズ、ポートルの3人。と、ラムルのAnn、ジャンも一緒に来ている。


ピクが飲み物を用意(頭のテーブル?の上にセット)して待機モードになるまでの画。


3人の座るシートが近づく。


バンズに一部始終を話すため、2人はドックへやってきたのだった。


バンズ「通信で話すと都合悪そうだから来てもらったけど、面白そうな話だね。」


ポートル「そうなの。妙な話でしょ?いくらRJ計画管理部の管理下だとしても、ロックは必要?って。」


バンズ「確かにデータは管理部持ちって事だから、RJ計画の済んだ惑星だと言えるね。……オケー、でそのデータを見させてね。」


ラムル「うん、お願い。ジャン、こっちに来て。」


バンズ「ピコ、こっちに来てジャンと同期して。」


ジャンとピコの同期する画。


バンズ「うん、OKみたい、ラムル。」


ラムル「ありがとう。それじゃあジャン、さっきの惑星データ、バンズに見せてあげて。」


ジャン「かしこまりました。」


惑星検索からパスワード要求までの一部始終の画のリピ。


バンズ「この惑星が既に管理下なのは間違いないね。管理部でもこれ以上の拡大データは保存されてないみたいよ。多分、それなりに遠い惑星なんだよ。」


ラムル「そっか。私はこの水の惑星(ほし)がもっと綺麗な青の惑星なんじゃないかと思ってる。父曰く、水を多く湛えた星なんだって。」


バンズ「ふーん、それでもっと詳しく知りたいと?」


ラムル「うん。」


ポートル「私も一緒に探してた時には全く見つからずだったし、そうそう見つかるものじゃないでしょ?ノアーナの様な惑星(ほし)があるなら私も見てみたい気はするんだけどさー。」


シートから立ち上がり、ジャンとピクの側に寄るバンズ。


バンズ「データありがとう、ジャン。(ジャンの頭ポンポン) さ、ピコ。このデータから現在地を割り出して。」


ジャンはラムルの側に来て待機モード。


ピコ「バン、惑星B4571捕獲。但しノアーナ星の磁場等の障害の為、画像データにまとまりません。」


バンズ「やっぱり……。宇宙(そら)に出ないと無理って事ねピコ。」


ピコ「その通りです。衛星リターナの公転周期も邪魔しています。よって、リターナより外側での再観測が必要です。」


3人、顔を見合わせる。


バンズ「……だそうよ。かなり遠い惑星みたい。他の手段としては、RJ計画管理部の持つ探査システムをパクっちゃうしかないね。どうやら私のシステムでは規模が小さ過ぎてダメー。これからどうする?ラムル?」


ラムル「そうね。管理部の規模を真似た設備、私達に直ぐには無理ね……。」


ラムルの見た目、バンズ、ポートルがお手上げジェスチャー。


ラムル「ジャン、ピコとコンタクト。同期して。」


ジャン、待機モードから起き、ピコの側へ。


画面はジャンとピコの同期シーン。


ラムル「ジャン、距離から推測出来る観測位置をメモリー。観測方法を教えて。」


ジャン「……途中に銀河は見当たらず。障害となるエネルギーの歪みも無し。よって衛星リターナの公転軌道より外へ出るだけで観測可能です。」


ラムル「OKジャン。今日は2人ともありがとう。助かったわ。……ジャンもピコもご苦労様。」


3人、顔を見合わせ、


ポートル「……って事は、管理部のシステムに頼らずにリターナの外までお出掛けねー。」


バンズ「やれやれ、管理部のシステムが手に入れば何のことはないのに……。」


ラムル「私のカーラントのステルス全開でお出掛けしましょ。」


いたずらっぽく微笑むラムル。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ