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君のおかげで世界が変わった

作者: 朴念仁

私に名前はありません。話しかけてもらったことはありますが、全部命令でした。それが常識でした。


それが初めてでした。命令以外の言葉は。質問すれば痛いことをされるのでずっと黙ってました。あなたは言いました。

「あなたの名前は?」

初めて自分に向けられた笑顔を見ました。奴隷には主人以外話しかけてはいけないのが常識でした。

そんな常識をあなたが壊してくれました。



私の名前はアリスです!今日は誕生日でおじいさまと「おーくしょん」に行きました。今日で5歳になります!おじいさまにはナイショで「そうこ」に来ました!「そうこ」にはつのの生えた女の子がいました。とっても臭かったけど可愛かったから「おなまえ」を聞いたけど、お返事がありませんでした。おはなししたいので明日も行こうと思います!

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