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Endless Story 番外編 ~コラボ&小話集~  作者: 楠木 翡翠
第1章 わずかな出会い ~Endless Story×Dream School~
5/12

第4話 最初で最後の闘い 前編

 ホワイトクロスに属しているエーブとホロはレジスタンスと闘っているが、彼女は今までのことがあまり活かせていかなった。


「エーブ、今まで修行してきたことを思い出して!」


 アルヌワが叫ぶ。

 セレスやクラウド以外のメンバーは彼女らにとっては見慣れない人がたくさんいる。

 彼らはもちろん闘いながら話している。


「今頃気づいたけど……誰、この人達は?」


 ホロがポカンとした表情を浮かべながらセレス達に問いかけた。


「ち、ちょっとホロ。失礼だよー」

「ほ、本当に今更だな……」


 それを聞いたエーブとクラウドは慌てながら、彼に指摘をする。

 一方のセレスは「仕方ないわね……」と少し呆れながら自分達の陣地にいるメンバーを指さした。


「今、私達の近くにいるのはホワイトクロスのメンバーで、あちらの少ない方(・・・・)はレジスタンスのメンバーよ」

「彼らが噂のレジスタンス……」

「ホロは何も分かっていなかったんだね」

「そうだったみたい」

「解決した様でよかったな」

「そうだな。セレスさん、ありがとうございます」

「いいえ」


 彼女らは再び武器を構え、闘い始めるのであった。



 *



 同じ頃、レジスタンスは闘いながら、エーブ達と同様に会話をしながら闘っている。


「こいつだ!」

「あの子、可愛いなぁ……」

「あんな可愛い子を殺められないよ……」

「だよなぁ……」

「全くお前らは……」


 ルジェは一旦言葉を切り、「お前らは本当に殺めるのか、殺めないのか、はっきりと決めろ」と叱った。


「……ハイ……」

「……殺めます……」


 彼らも武器を召喚し、ホワイトクロスに闘いを挑もうとした時、「どんなに可愛い子でも容赦しない……」と覚悟を決めた時、彼の背後から視線を感じる。


「黙れ、くたばれ、このクズが!」

「ひぃぃ……す、すみません……」

「分かればいいわ。わ・か・れ・ば・ねっ」

「……ハ、ハイ……」


 彼が振り向くと背後にはアルヌワが毒を吐きながら立っていた。

 彼女は怯えるルジェに首を絞めるようにしていることに対して、ポカンとしながらその様子を見ている他のメンバー。


「師匠ってこんな面があったんだ……」

「うん。師匠は嫌いな相手に対しては毒を吐くの」

「よって、アルヌワは毒舌家だよ」

「そうなんだ。意外だね」


 エーブとセレス、クラウドの3人はこう話していた。


 これからが本当の戦いの始まりだ。

 最初で最後の闘いの行方はどうなるのだろうか……。

2017/03/18 本投稿

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