シスターカミーユ
ソフィーは気さくで明るい娘だった。
初対面でこんなに話したのは初めてだった。ソフィーと話したおかげで、緊張が溶けた。ソフィーは扉の目の前まで来ると、両手を前に出して待てのジェスチャーをした。
身だしなみを整えると、扉を三回ノックして言った。
「シスターカミーユ、彼女が目を覚ましました。」
中から短い返事がして、扉が開いた。中から四十代位の上品そうな女性が現れた。
「目が覚めたのですね?良かった。」
そう言うと、ふんわりと笑った。
「シスターソフィア、もう名前は決めてあげたのかしら?」
ソフィーは咳払いをして、言った。
「はい!彼女はシスターシャルロットです。」
褒めてと言わんばかりにソフィーは次の言葉を待っている。
「シスターシャルロット、、、素敵な名前ね。」
そう言うと、ソフィーは満足そうな笑みを浮かべた。
「シスターシャルロット、私は修道院長のシスターカミーユです。貴女に会えて嬉しいわ。」
「助けてくださってありがとうございます。お会いできて、私も嬉しいです。」
シスターカミーユにお礼を言うと、ソフィーが
「シスターカミーユ、私シャルロットの教育係に立候補します。」
右手をピンっと伸ばし、ソフィーが元気よく言った。
ソフィーの底抜けな笑顔を見て私は笑った。
「じゃあ、教育係は貴女にまかせるわ。さあ、食堂へ向かいましょう。」
シスターカミーユも合流し、私達は食堂へと向かった。




