シスターソフィア
目を覚ますと、天井が目に入った。
身体を起こそうとするが、身体に力が入らず起き上がる事が出来なかった。
部屋を見渡してみたが、ベットがいくつか並んでいるだけだった。
ここは、寝室なのかな、、、
窓の外を見ると、子供達が元気よく遊んでいる。
「目が覚めたようね。大丈夫?」
声がして振り向くと、優しそうなシスターが立っていた。
「助けて下さってありがとうございます。」
「困っている人を救済をする事がわたくし達の仕事ですから、、、」
そう言うと、シスターは優しく笑った。
「立てますか?」
シスターは私の腰に手を回し、私が立つのを手伝った。
「お腹が空いたでしょう?二日間も眠り続けていたから。」
「二日?そんなに、、、」
「ところで、貴方のお名前は何とおっしゃるの?」
私の名前、、、何だっけ?
「お、思い出せないです、、」
「気に病むことないのですよ。名前がないのなら私が名前を付けて差し上げましょう。そうですねえ、、シスターシャルロットにしましょう。」
「ありがとうございます。シスター、、」
「私はシスターソフィアよ。皆にはシスターソフィーって呼ばれてるの。貴女もそう呼ぶといいわ。」
「ありがとうございます。シスターソフィー。」
「貴女をみんなに紹介しなくちゃ、、シスターシャルロット」
ソフィーは微笑んだ。