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かき消した不安


「大丈夫?」

ソフィーが心配そうに見つめていた。


「あ、ごめん大丈夫。」


「もー、私の話聞いてなかったでしょ?」


「ごめん、ごめん。何だっけ?」


「だから、シャルはどう思う?悪魔かな?」


「えっ?何の事?」


「もー!全部聞いてなかったの?シスターカミーユは悪魔に操られてると思う?逆に悪魔を操ってると思う?」


「悪魔、、?」

あまりに突飛な質問に、思わず笑い出してしまった。自分で考えてる事を他人の口から聞くとあまりに馬鹿馬鹿しかった。さっきまで、私はどうしてこんなに下らない事を真剣に考えていたんだろう。


きっと、昨日のこともシスターカミーユは誰か迷っていた人に道でも訊かれていたんだろう。闇に消える様に見えたのも、疑心暗鬼に陥っていたからだ。そうに決まってる。


「ありえないでしょ。シスターカミーユは普通の人よ。」


「えー、でもシャルだって疑ってたじゃない。」

納得せずにごねるソフィーを無理やり言いくるめた。


「お腹すいちゃった。早く食堂行こう?」


まだ納得してないソフィーとシャワー室を出て食堂へと向かった。



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