第7話 救いの声
洞窟......。
ガレット「お兄ちゃん!!危ない!!」
ぎりぎりでガレットがコープルを押し、助けた!!
コープル「サンキュー!!助かったぜ!!」
ガレット「ぼーっとしないでよ!!行くよ!」
ガレット&コープル「はぁ!!!」
二人でホットプックを突いた!!
ホットプック「ぐはあああっ!!」
ホットプック二体目撃破!!
ラズベル「二連斬り!!」
ホットプック「ぐはあああっ!」
ラズベルの素早い剣さばきで最後のホットプックも倒した!!
ラズベル「ガレット!お前も結構強いじゃん。」
ガレット「そう?あたし達の両親はすごい槍術士だったって聞いたわ。だからその血を受け継ぐあたし達も才能あるのかも!!
でもお母さん達は戦に出たきり帰って来なかった、それから親戚のおじさんが育ててくれた。」
コープル「そーそ。んでもって、親父たちは“呪われしデントラー”と言われる男“ラストポット”って奴の仲間だったらしい。なんで呪われしなのかはわからんけどね。」
ラズベル「ラストポット……か。」
その時ラズベルは何故か引っかかった。
ラズベル「(ラストポット……なんで、妙に懐かしい感じがするんだ……!?)」
とにかくラズベル達は出口を探した。
しかし出口は見つからない。
ガレット「もうだめよ!あたし達死んじゃうんだ!!」
コープル「最後に焼き鳥食いたかったな~。」
二人が弱音を吐いた。
ラズベル「何、あきらめてんだよ!!絶対に出口を探すぞ!!」
するとラズベルの砂時計が光った。
「岩を……。岩を調べて……。」
ラズベル「岩??」
その声の通り辺りの岩を調べてみた。
すると、一つの岩にくぼみがあった!!
ラズベルはそのくぼみを押して見た。
ラズベル「え!?何だ何だ!?」
行き止まりだった壁が崩れ、道が出来た。
コープル「すっすげえぜ!!最高な感じだな。」
ガレット「あ、ありえないわ…。何で岩にくぼみがあるってわかったの?」
ラズベル「わかんねえ。謎の声が俺に教えてくれた。」
ガレット「こ……、声!?」
ラズベル「とにかく行くぞ!!コープル!ガレット!」
ラズベル達はさらに進んだ。すると!!
ズザザザっ!!
ラズベル「くっ!!今度はヨーギンクルとプラズマグリーンとザイデンフラワーの群れか!!」
ヨーギンクルは一つの目玉が魔力で石ころを大量に集め目玉自体をガードしたモンスターだ!必殺技は石を投げつけ攻撃してくる石ころつぶてだ!!
プラズマグリーンはその名の通り緑色の電気をまとった魂のようなモンスターだ!!必殺技は瞬間移動しながら体当たりをしかける、アクセルタックルだ!
ザイデンフラワーは青い血を意味する“ザイデン”のような色合いの人食い花のモンスターだ!必殺技は青い血が吹きでる、ザイデンのキバだ!!
ザイデンフラワー「人間のガキだ。食ってやるぜ!!ギョッギョ!!」
ラズベル「来るぞ!!」
ヨーギンクル「石ころつぶて!!」
群れで石ころを乱射してきた!!
コープル「ずるいっつの!チキショー!!いてて……。」
コープルは避けきれず、当たった。
ガレット「きゃあー!!」
プラズマグリーン「アクセルタックル!!」
群れでぶつかって来た!!これも避けきれず当たった!
ラズベル「コープル!ガレット!大丈夫か!?くそー!!よくも二人を!!二連斬り!!二連斬り!!うおおおおお!!!」
ラズベルは怒りで二連斬りを連打!!!
ラズベル「ふう………。やったか……。」
敵をあっという間に全滅させた。しかし!!
ラズベルの背後に……!!
ザイデンフラワー「ザイデンのキバ!!」
ラズベル「ぐあああっ!!」
ラズベルは不意打ちを食らい腕を思いっきり噛まれた!!さすがのラズベルもこれはかなり大ダメージだった!!
ラズベル「ちくしょう!!よくもやりやがったな!二連斬りィ!!」
ザイデンフラワー「ギョッギョ…ギョ……。」
ザイデンフラワーを倒した。しかし3人はボロボロになってしまった。
ラズベル「くそぅ……。ガクッ………。」
ラズベルもとうとう倒れてしまった。
3人は意識を失った。しかしまたしてもラズベルが砂時計が光る!!
「ラズベル……。ラズベル……。起きて……。きみはここで倒れる人じゃない……。泉を……。泉の水を飲んで………。」
ラズベル「………泉…?の水……?」
ラズベルはなんとか起き上がりコープルとガレットを抱えて洞窟の奥の光る泉の所へ向かった。
ラズベルは声の通り、泉の水を飲んだ。
するとみるみるうちに傷が治っていった。
ラズベルはコープルとガレットにも水を飲ませた。
ガレット「は……!あたし……生きてる……!!助かったの?」
コープル「ラズベル…!!お前が助けてくれたんだな!?サンキュー!!ラズベル!!お前は命恩人だぜ!!」
ラズベル「いや、俺は声にしたがったんだ…。謎の声が俺を泉まで導いてくれた。」
ガレット「声?さっきのと同じ声?」
ラズベル「ああ、同じ声だった。けどこの声聞いたことがある声なんだ。まあいいや行くぞ!」
3人はさらに進んだ。すると謎の大きな扉があった。
その扉を開けると…!!
ラズベル「ここは?一体…!?
紺色の雫がここにあるのかも知れないぞ?ん?何だ!?嫌な予感がする!!気をつけろ!!コープル!ガレット!」
ガレット「え!!?どういうことよ!?何この霧!!」
コープル「なんですと?!」
謎の霧が3人を襲った!!
謎の霧は次第に人の形へと姿を変えた!!
???「なんじは何者だ…?なにゆえにここに来た……っ!!!」