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デントラーヒーローズ  作者: 山石木一ろき
6/19

第6話 ラズベルの旅立ち

 マルヴォーフ城下町。


ラズベル「ガレット!………とコープル!?」


ガレット「ああ…。コープルお兄ちゃん、勝手に着いて来たのよ。」


コープル「よーす!!ラズベル!!」


 なんとコープルとガレットは兄弟だった。


ラズベル「で…!自転車だな。親父!直してくれよ!!これ!!」


バグサルバ「また壊れたんか?どれや?」


ラズベル「いや~、角でぶつかっちまってさ。」


ガレット「あ、そうそう!ラズベル…!」


 なにやらガレットはかばんから取り出した。


ラズベル「あ!砂時計!!なんでガレットが持ってんだ?」


ガレット「落としてたよ?ってコープルお兄ちゃん!!人ん家の物勝手に触っちゃだめだって!!」


コープル「ふむふむ。面白い家だぜ。」


 コープルは冷蔵庫の中身や、タンスの中身を覗いた。


挿絵(By みてみん)


ラズベル「届けてくれたんか!!サンキューな!!」


 ラズベルは砂時計を受け取った。

 するとラズベルは……。


ラズベル「あれ?声が誰だったか忘れちまった。まあ…いいか。いつか思い出すだろきっと。」


ラズベル「あ!!そうだ!!旅に出ねえと!!親父!行ってくる!!」


バグサルバ「ああ!気ぃつけろよ!!」


コープル「あ!待ってくれよ!俺の良きライバルのラズベル!!」



 ラズベルは荷物をまとめて飛び出した!!


ラズベル「俺は…デントラーになるんだ!!ついにこの日が来たんだ…!!」


 嬉しさが止まらなかった!!


挿絵(By みてみん)


ラズベル「紺色の雫ってのも見つけないとな!!それにデントラーなら、デントレインがいるな〜!仲間も欲しいな~1000人欲しいな!!多すぎかな!まあいっぱいいる方が楽しいぜ!!」


 ラズベルは紺色の雫の情報を調べながら、デントレイン探しと仲間探しをすることに。

 林を越えようとしていると…。


コープル「おーーーーい!!ラズベル!!」


ガレット「お兄ちゃん!どこまで行くのよ!!」


 二人が追いかけて来た。


ラズベル「え?コープル!?それにガレットも……!」


コープル「お前が何処へ行くかはわかんないが“最初のライバル”がいなくなるのは、寂しいもんな。俺も行くぜ!!」


ラズベル「お前、ライバルいないのか?」


コープル「ああ、誰も見習いみたいな俺とは戦ってくれなかった。だからお前くらい強くなる!!」


ラズベル「………そうか。じゃあ来るなら勝手について来いよ。」


ガレット「待ってよ!お兄ちゃん!あんた、店入って大騒ぎとかしそうで心配!!この前だって武器屋の中で線香花火するんだもん!!あたしもついて行く!!」


 そして二人が強引について来た。


挿絵(By みてみん)


ラズベル「じゃあ、行くぞ?お前ら本当についてくるんだな?」


コープル「あったりめえっす!!」


ガレット「お兄ちゃんが行くなら、しかたないからね。」


 二人は深くうなずいた。


ラズベル「だったら命かけろよ!?」


 二人はその言葉を不思議にも引き寄せられた。


 ラズベル達は茂みに進む。

 ラズベルは何かに導かれるように、茂みへ。


ガレット「なんで茂み通るわけ?平地を進みたいわ。痛っ!トゲが刺さった。」


コープル「とにかくついて行こーZE☆」


ラズベル「ついた!!」


 茂みを越えた先、そこは………!!

 海が静かにたたずみ、星の砂が輝く、海岸だった。


挿絵(By みてみん)


ガレット「きっ、きれい………。」


コープル「最高じゃん!!」


ラズベル「ここは、昔も偶然来たことがある。でもなんで俺は今ここに辿り着いたんだろ?」


 と、その時!!


 バコーーーン!!


 ラズベル達の立つ大地が崩れた!!


挿絵(By みてみん)


ラズベル「うわっ!!わぁぁーーー!!」


ガレット「きゃあー!!」


コープル「最悪な感じっす~!!」


 3人は落ちてしまった!!





 そして…。



ラズベル「ううん………。はっ!ここは!?

おい!起きろ!ガレット!コープル!」


ガレット「ううん……。ラズベル。ここどこ?」


コープル「最悪な感じは…………。続きますね?」


ラズベル「俺達は地下の洞窟に落ちちまったみてえだ。」


挿絵(By みてみん)


ガレット「ど…、洞窟!?洞窟なんてあったの?」


ラズベル「とにかく出口を探すぞ!」


コープル「出口を見つけれたら!最高でえす!!さあ!探してみるかの…、コープールターイムッ!!」


 そして…3人は洞窟を進んだ。すると!!


ラズベル「気をつけろ!ホットプックだ!!ホットプックがいるぞ!!3体いるぞ!!」


 ホットプックは小太りな妖精型モンスターだ!かわいい容姿からは想像できない気性の荒い性格を持つ!!必殺技は左手で持つプク棍棒を回転させ繰り出す“プクリィハンマー”だ!!


挿絵(By みてみん)


ホットプック「おい見ろよ!人間のガキだ!ちょうど出れなくてむしゃくしゃしてたんだ!ぶっ潰してやろうぜ!!」


ラズベル「行くぞ!!コープル!ガレット!」


ガレット「え!?あたし!武器無い!!」


コープル「俺2本鉄の槍持っちょるからあーげる!ほい!ガレット!!」


挿絵(By みてみん)


ガレット「そんな重たいの使えないわよ!」


 だが……。


ガレット「あれ?槍持った瞬間体が軽くなった!!」


挿絵(By みてみん)


ホットプック「おらあ!!」


ラズベル「効くか!!とう!……おりゃ!!二連斬り!!!」


 ラズベルはホットプックの棍棒攻撃を軽々と避け、一秒で二回連続で剣を振り下ろす必殺の剣技“二連斬り”でホットプック一体の肩を切り裂いた!!


挿絵(By みてみん)


ホットプック「ぐはあああっ!」


 ホットプックを一体倒した!!


コープル「いやあ~!!さすがラズベル!俺の宿命のライバルってだけはあるな!!」


ホットプック「くそ!プクリィハンマー!!!」


 ホットプックはこ棍棒を回転させコープルめがけて殴りかかった!!


コープル「うおっ!?」


ガレット「お兄ちゃん!!危ない!!」


挿絵(By みてみん)

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