第18話 デントラー試験へ
デントラーの試練へ行く時が来た。
デントレインの操縦はまだできないので、ギクロズの言う通りデントレインを魔道士のボトルの中に吸い込んだ。
魔道士のボトルは吸い込むことで巨大なものでも運ぶことが出来る!!
ただし、生き物は吸い込むことができない。
ラズベル達は2年間城の兵士として修行し、力と知恵を身に着けたのだった!!
今日は出発の日。
シェイバーロン城。
ラズベル「アスタロク!今までありがとな!!お前と一緒に戦ったこと、修行したこと全部忘れねえよ?」
アスタロク「僕の方こそ、君達には散々世話になった。なんと礼を言えばいいのか。」
ブン「礼なんていいんだよ!」
コープル「そーそ!俺達はラズベルとロイディオの道を真っ直ぐ追いかけただけっぴょーん!」
ガレット「王子。世界はわたし達が救います!!」
セレデネ「帝国も雷王もあたし達で倒しちゃうんだから!!」
ロイディオ「王子は俺と同じく雷王に大切な人を奪われてる。王子の目的は俺の目的!!雷王を倒して帰る!!」
アスタロクの両親を亡き者にしたのは雷王ジストロナスだ。ロイディオ達はそのことをすでに聞いていた。
ラズベル「俺達は旅先で“セフィーロの水晶玉”を絶対見つけて持ち帰る!
お前の妹がそれで見つかる可能性があるんだろ?
そうと決まれば…さあ、行くぞ!グズグズすんな!お前ら!」
アスタロクの妹は行方不明である!
アスタロク「ちょっと待ってくれ。ナンヌを……、ナンヌを連れて行ってくれないか?」
「……!?」
アスタロクは急に親友である、ナンヌをラズベル達の旅に同行させてあげて欲しいと言い出した。
アスタロク「ナンヌは元々東の大地出身の貴族だという。だけど幼い頃東の大地に帝国が攻めて来た際にここに逃げてきた。そうだよね?」
ナンヌ「はい。わたしは確かに東の大地で生まれましたわ。
でもわたしを安全なシェイバーロンに預け父と母はすぐに旅立たれた。自らの故郷を守る!
それが“騎士としてのつとめ”だと言われたのです。
今まで貴族として育ったわたしは何も不自由なく暮らしていました…。
でもわたしはそれから気づいた。両親は貴族であり、騎士だったことに…!
いつか両親に再会するために、わたしはシェイバーロンで騎士になったのです!
わたしも騎士の娘ですもん!!」
アスタロク「ラズベル達は世界を旅するんだよね?だったら東の大地まで彼女を送り届けて欲しい!!僕じゃどうすることも出来なかった!!力になれなかった!」
ラズベル「いや、お前はナンヌに一番、力になれていた。俺はそう思う。
“親友”としてナンヌと支え合っていた。それがナンヌに最もくじけない心を与えた。」
ナンヌ「ラズベルさん……。」
アスタロク「そうだよね?自分のやってきたことは誇りに思うべきだ。」
ナンヌ「王子。では、行って参ります。ん?どうしましたの?王子。」
アスタロク「ううん。ナンヌ…、ちょっとね…昔、きみと城の中を走り回って…父上に二人ともしかられたこと思い出して………ん?あれ??涙が出てくるや……。」
ナンヌ「王子………。おう……じ…!!うう……うっ…うう…」
二人は昔の無邪気な思い出を思い出し涙が込み上げてきた。
アスタロク「ナンヌ!絶対無事に東の大地へ行くんだよ?」
ナンヌ「……はい!!」
二人は涙をぬぐい、別れた!!
そして城の外に出ようとした。
すると………。城の門番をしていたガラクザがナンヌの姿を見て驚いた!
ガラクザ「え?ナンヌちゃん!行っちゃうの?じゃあ!僕も行く!!いいでしょ?」
ブン「どうする?こいつ役に立つか?」
ロイディオ「まあ、一応弓にたけてるって言ってたしなあ…。活躍全然ないけど。」
ラズベル「ガラクザ!!お前、来いよ!お前はもう仲間だ!」
ガラクザ「ほんとに?」
ラズベル「一度共に戦ったんだ。それを仲間っていうんだ!」
ガラクザが仲間に加わった。
一行は城下町を後にした。




