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積ん読始末記  作者: 夏生由貴
2018年/119冊(消化本105冊、再読本14冊)
7/36

2018年2月/7冊 届いた洋書にビックリ仰天

 前回、はこ入り単行本に酔いしれる話をしておきながら、本をうなら断然文庫派という私である(山尾女史の書籍は当時、単行本しか出ていなかった。今なら1冊が文庫化されているが、装丁の美しさはおよぶべくもない)。



 理由はひとつ、安いから――ではなく(それもあるけど)場所をとらないからである。だって想像してごらんあそばせ、500冊近い書籍がぜぇぇんぶ単行本だったらと。自宅が広い豪邸ならば、ドミノができちゃうよ。

 積んどかずに遊んじゃうよ(いや読めよ)。



 洋書も、むろんペーパーバック派だ。

 アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ『The Complete Stories With Illustrations from the Strand Magazine (Special Edition Using)』がAmazonにて「OH MY GOD!」の929円で売られていたときには

「あんた、これで購わなきゃ莫迦だよ、阿呆だよ」

 という空耳にあおられて、購った。

 ホームズは、すでに『The Complete Novels and Stories VolumeⅠ』を地元の書店で入手していたのだが、破格の安さ、ストランド・マガジン掲載のイラスト入りというレア性、全話が1冊に収められた勝手の良さに、まんまとほだされたわけである。



 ところが届いた箱を受け取った瞬間、愕いたのなんのって。

 なにこれ、重っ! めっさ、重っ!!

 間違えて注文した? 1冊じゃなくて20冊きちゃった??



 慌てふためき箱をあけた瞬間、たまげたのなんのって。

 なにこれ、でかっ! そして、厚っ!

 そこには『広辞苑』もどきのペーパーバックが、納められていたのである。



 ぺーパーバックの利点、安いはクリアしていても、軽い、ハンディはかすりもせず。とにかく重い。重いうえに重い。重いだけならまだしも激重い。安くてレアで勝手が良くても、ひたすら重いが先に立ち、本というより置き物と化す。

 当然に我が家で最重量を誇る書籍となった。

 そして、2010年代【ツン地層】にめり込んでいる。

 以来、洋書を購うときは必ず、縦・横・厚さを確認する次第。



  キス・キス・キス 素直になれなくて/ローリ・フォスター

        ジャネール・デニソン ジル・ジャルヴィス 2017年12月

  フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ 上/ELジェイムズ 2015年9月

  ギフト/日明恩 2018年1月

  幻想の肖像/澁澤龍彦 2017年4月

  月の裏側/恩田陸 2018年1月

  長生きの決め手は「酵素」にあった/鶴見隆史 2018年2月

  ヴァイオリニストの音楽案内100/高嶋ちさ子 2016年9月


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2月の「ちょっと一言云わせて本」

 該当作なし


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