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積ん読始末記  作者: 夏生由貴
2017年/59冊 (消化本45冊、再読本14冊)
4/36

2017年11月/14冊 積ん読が格段に増えた理由

 前回『わたしを離さないで』を1円で手に入れたと語ったが、ここ3年ほどは、積ん読、もとい読みたい本は、もっぱら古書で手に入れている。

 潔癖症ではないので、全体が薄汚れていても、カヴァーが破れていても、紙面がよれていても、気にならない。むしろ古書ならではの味わいを覚える。

 たまーに新刊をうこともあるが、ほとんどが二次元ブックストア。現存する書肆しょしへと足を運び、吟味しながら手に入れることは、もう久しくしていない。


 

 昔は、毎週金曜日の仕事帰りに大型書店へおもむき、すべての階を見て回りながら店内でまったり過ごすことを、なによりの愉しみにしていた。

 手帳に発売日を書き入れておき、その日を心待ちにし、当日は胸躍らせながら売り場を探す。新刊コーナーになければ機械で検索する。在庫がなければカウンターで取り寄せ手続きをする。入荷連絡のハガキ到達を心待ちにする――。

 このように、1冊購うだけでもずいぶんな手間隙てまひまをかけていたわけだが、少しも苦ではなかった。


 

 それが今では、パソコンの前にどっしりと腰をすえ、ワンクリックで決済完了、その便利さに慣れきってしまった自分がいる。

 積ん読が格段に増えた要因は《ネットで購入できるお手軽さ》これに尽きる。

 以前は2時間かけて購っていたところを、今や2分で購っているのだから。

 しかし、時間の節約というには、矛盾が生じる。外で過ごさなくてもよくなった1時間58分を、読書でなしにネットショッピングに費やしているのだから。

 積ん読が劇的に増えた要因は《ネットを利用する時間の増大》これもある。

 ということは、ネットを手放さないかぎり積ん読は減らないとの結論になる。


 

 無理(←48フォントの太字で読んでください)。


 

 テレビは手放してもちゃんちゃら平気だが、ネットはぜっっったい手放せない。

 本なき人生なんて考えられない。

《ネット=本》というおかしな構図になっているが、そこも考えない。



  エデン/五條瑛 2017年5月

  しをんのしおり/三浦しをん 2017年10月

  むかしのはなし/三浦しをん 2017年10月

  人生激場/三浦しをん 2017年10月

  乙女なげやり/三浦しをん 2017年10月

  桃色トワイライト/三浦しをん 2017年10月

  夢のような幸福/三浦しをん 2017年10月

  黄昏の百合の骨/恩田陸 2017年10月

  不安な童話/恩田陸 2017年11月

  木曜組曲/恩田陸 2017年11月

  あやかし兄弟と桜の事件簿/妃川螢 2017年10月

  翻訳家という楽天家たち/青山南 2017年10月

  夜中に犬に起こった奇妙な事件/マーク・ハッドン

  The Curious Incident of the Dog in the Night-Time/Mark Hoddon



【ツン地層】が、ぜっんぜん崩れてないんですけど。

確実に消化はしてるのに、当初の目的がまったく果たせてないんですけど。


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11月の「ちょっと一言云わせて本」

 該当本なし

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