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積ん読始末記  作者: 夏生由貴
2017年/59冊 (消化本45冊、再読本14冊)
3/36

2017年10月/16冊 ノーベル文学賞発表

※小説情報にも記載の通り、時事内容は積ん読消化時のものです。

 

 

 今年のノーベル文学賞は、英国人作家のカズオ・イシグロ氏に授与された。

 カタカナ変換しようとキーを押したら《和夫石黒》と出た。

 違和感がハンパない。正しい漢字表記は《石黒一雄》だそうだ。

 


 同氏の受賞には驚いた。候補にあがってたことも知らなんだ。ちまたでは村上某や某春樹が騒がれており、今年もオッズは高かったが、当のオッズ本場英国では、まさかの受賞者誕生に、喜びよりも驚きが先行したらしい。

 無欲の勝利というやつか(たぶん違う)。



 やれ『日の名残り』を読んだのは、いつだったかねぇ(婆口調)……と調べてみたら、2009年3月だった。購入時期が2009年1月だったので、逆に驚いた。

 早っ、読むの早っ! やればできる子だったのだ――昔は。

 読み始めたら止まらなくなり、風呂場まで持ち込んだ記憶がある。

 内容もさることながら翻訳も秀逸で、のちに原書も手に入れた。

 照らし合わせて読むのが目的だった。その予定だった。予定は未定だった。

『The Remainds of the Day』は、2009年代【ツン地層】に埋もれているのだった(チーン)。


 

 『日の名残り』は老執事による回想物語だ。

 数年前、ドラマや漫画、ライトノベルで執事モノ大流行の時期があったが、どいつもこいつも、吹けば飛ぶようなナマッチロイ若造ばかりで辟易した。

 作者らの意図は女性陣をキャーピー云わせることなのだから致し方ないだろうが、P・G・ウッドハウスが創りし万能執事ジーヴス様が刷り込まれた我が脳にあっては「執事たるもの泰然自若を常とし保守的なダンディズムを内包すべし」という一家言がある。


 

 Amazonをのぞいてみると、案の定、カズオ氏の古書はのきなみ高値になっていた。以前は1円で売られていた。私は『わたしを離さないで』を1円で買った。

 今なら高く売れるのだろうが、私はあなたを離さないから安心して。

 今も2014年代【ツン地層】に埋もれているから安心して。

 トイウカ、サッサトワタシヲヨンデ(幻聴)。



  六道ヶ辻 たまゆらの鏡-大正ヴァンパイア伝説/栗本薫 2017年9月

  翻訳という仕事/小鷹信光 2017年8月

  遠い声 遠い部屋/カポーティ 2014年3月

  翻訳万華鏡/池央耿 2017年9月

  帰宅部ボーイズ/はらだみずき 2017年9月

  悪しき妖精たちの吐息/カレン・マリー・モニング 2015年9月

  文学賞メッタ斬り! たいへんよくできました編/

                 大森望・豊崎由美 2017年9月

  アメリカ語を愛した男たち/小鷹信光 2017年9月

  闇の王子と求め合って/カレン・マリー・モニング 2015年10月

  熱氷/五條瑛 2017年4月

  翻訳はいかにすべきか/柳瀬尚紀 2017年9月  

  妖しき悪魔の抱擁/カレン・マリー・モニング

  プリンセス・ダイアリー1/メグ・キャボット

  The Princess Diaries/Meg Cabot

  あの空をおぼえてる/ジャネット・リー・ケアリー

  Wenny Has Wings/Janet Lee Carey



 消化数が増え、小説も全体の半分を占めている。

 10月は先月より頑張ったなと思ふ。


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10月の「ちょっと一言云わせて本」

 該当本なし


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