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積ん読始末記  作者: 夏生由貴
2017年/59冊 (消化本45冊、再読本14冊)
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2017年9月/11冊 消化本だけでなく再読本ものせてしまえ

 趣旨からすると、消化本しかあげてはならないことになるが、その月に読んだすべての本をのせることにした。

 目標をかかげたしょっぱなから、冊数かせぎというセコイ真似に走る。

 著者名のあとに購入時期も併記したので「こいつ、○○年間も積んどいたんか。阿呆じゃないか」とあきれていただきたい。

 購入時期が記載されているものは消化本、購入時期が記載されていないものは

再読本である。



  探偵稼業は運しだい/レジナルド・ヒル 2016年9月

  文学賞メッタ斬り! リターンズ/大森望・豊崎由美 2017年8月

  文学賞メッタ斬り! 受賞作はありません編/大森望・豊崎由美 2017年9月

  ペーパーバック探訪-英米文化のエッセンス/宮脇孝雄 2017年4月

  寺山修司青春歌集/寺山修司 2015年5月

  なんらかの事情/岸本佐知子 2017年8月

  六道ヶ辻-死者たちの謝肉祭/栗本薫 2016年10月

  翻訳夜話/村上春樹・柴田元幸

  翻訳夜話2-サリンジャー戦記/村上春樹・柴田元幸

  青空のむこう/アレックス・シアラー

  The Great Blue Yonder/Alex Sheare


 

 こうしてみると9月は新しい【ツン地層】からの消化が多い。

 が、あきらかに軽いモノしか読んでいない。小説が3冊だけというのは問題だ。


**********************************************************


9月の「ちょっと一言云わせて本」


『探偵稼業は運しだい』


 あとがきを読むとシリーズものだという。1作目『幸運を招く男』は、1996年に邦訳が出版されているから息の長い作品なのかと思いきや、翌年に2作目『誰の罪でもなく』が邦訳されたのを最後に、翻訳は途絶えていた。

 3冊目となる本書の刊行は、何と驚きの2011年。15年も待たせっぱなしって……彗星か!

 しかも、原書の3作目4作目をすっとばし、5作目を邦訳したというのだから、のけぞった。2冊分ともなれば登場人物たちにも環境・心境の変化があっただろうに、シリーズ化されてる意味がない。



 ユーモア・ミステリとカテゴライズされてはいるものの、ゴルフにうとい私なので、高級ゴルフクラブが舞台の本作は少々手強い内容だったが、途中、P・G・ウッドハウスの名を見つけたときは「おおっ」と瞠目した。

 同氏にも『笑うごゴルファー』なる書があったことを思い出す。

 クライマックスをひかえた第26章ラスト6行は、不覚にも泣きそうになった。

 素晴らしい訳だった。



 蛇足で8月も――


  

  翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった/金原瑞人

  新編SF翻訳講座/大森望

  穴/ルイス・サッカー

  Holes/Louis Sachar


 

 ……え? 少なっ!

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