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積ん読始末記  作者: 夏生由貴
2017年/59冊 (消化本45冊、再読本14冊)
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積ん読消化・事始め

 積ん読がヤバイことになっていた。きちっと数えたら250冊を超えていた。

 そんな暇があるなら1冊でも読めばいいのに……事態は急を要する。

 この先も読みたい本は必ずや発見するだろうし。発見した以上、わずにはいられないだろうし、購ったが最後、積ん読増加――という悪循環。



 そもそも、なぜ【積ん読】前提なのか。

「読む時間がない」という言い訳は使えまい。こうして、パソコンに向かっている時間はあるのだから。その数時間は、くだらない愚痴や戯言を打ちまくるという、しょーもない作業に費やされているわけだ。しょーもないとわかっている作業に、貴重な時間が食いつぶされていく……由々しき事態である。

 今日も積ん読は減りそうにない。明日もきっと減ることはない。

 増やさぬよう自制する意志は、もっとない。

 どうすればいいのかわからない(迷宮入り)。



 というわけで、積ん読非常事態宣言およびその打開策として、毎月強制的に消化のうえ、それを報告することにした。

 2017年9月29日現在、手元には296冊の積ん読がある。

 あらためて念を押すが、漫画をのぞいた数である。



  日本人作家および外国人作家の書籍 250冊

  ペーパーバックの洋書 46冊

  以上、合計296冊



 書籍には小説のほかエッセイ、詩集、ビジネス書、ブックガイドの類までふくめている。今後も増加は確実、との見通しから冊数の更新はしない。増加速度に消化速度が追いつけるはずもない。

 目標をかかげたしょっぱなから、その心が折れるようなことはすまい。

 ちなみに、積ん読地層(以下【ツン地層】と云う)の最下層を占めるのは――



  帝王の殻/神林長平

  眠狂四郎無頼控5/柴田錬三郎



 の2冊であった。購入時期は驚きの2004年4月。13年以上寝かせっぱなし……って、ワインか!!

 積ん読消化作業にあたり、シリーズ系はすこぶる弊害が大きい。

『眠狂四郎無頼控1〜4』は確かに読んだ。2004年5月から7月にかけて、手帳にその記録がある。しかし、内容にいたっては「眠狂四郎はニヒルなヒーロー・転び伴天連との混血児・必殺技は円月殺法」くらいしか記憶にない。

 宿敵とか大敵とか強敵とかいたはずなんだけど……これでは、5を読む前に1〜4を再読しなければならない。時間がよけいにかかってしまう。

 既読なのに、未読に等しい敗北感……むなしい。



『帝王の殻』も火星3部作の第2部にあたるため、第1部『あなたの魂に安らぎあれ』を再読しなければらならない。いつ読んだのか調べてみたら『眠狂四郎無頼控』を更にさかのぼること3年前、2001年8月であった(チーン)。

 そして第3部『膚の下(上下巻)』は2007年代【ツン地層】に埋もれている。

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