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狂気とは狂喜でもある
森というのは木や草が生い茂っており文字どうり緑が沢山あるところである。だがこの森は違ったティミアを狙ったもの達の血で染まり地面は真っ赤な絨毯を敷き木は紅いカーテンに変わっていた。もう何人目だろうかティミアは何度も何度も赤い薔薇を咲かせた冒険者達の亡骸で。
「ふむ、やはりお腹がすきました」
ティミアはそう言うと目の前のエルフの足を切り落とす。
エルフは銃を落とし痛みで叫び声をあげる。
ティミアはそんなことを気にもとめずエルフに近づく。ティミアはエルフに馬乗りになるように跨りナイフを取りだし腹に突き刺す。エルフが叫び声をあげる中ティミアは鼻歌を歌いながら腹を捌く
「いっただきまーす♡」
グチャ、むしゃと音を立て捌いた腹から取り出した臓器を貪る。もはやシスターと言う皮を被った化け物である。ティミアが食べきる頃にはエルフは既に死に絶えていたその表情からとてつもない苦痛だったことが伺える。
「ごちそうさまでした♡」
食べ終えたティミアは口を拭い木に隠れていた冒険者を木ごと切り落とす。
「さぁ!まだまだ幸福でない子羊達よ!私が教えてあげますわ!」