VRMMO世界の排泄について
今度は脱線。VRMMO世界の排泄について
本題から逸れて、なろう界隈で非常に多いVRMMO世界の排泄について考えてみようと思う。
VRMMO世界にトイレがあるわけないじゃん?と思った人は、小説の制作論として正しいがシミュレートとしては甘い。
確かにVRMMO世界では排泄などと言う面倒な行為が必要とされないし、R18ものだと肉体的限界がないのを良いことに好き放題したりしている。
が、もう少し深く考えて欲しい。じゃあ生身のプレイヤーは?
有名なのでSAOを考察してみよう。あの世界(少なくとも1巻のデスゲームは)年単位でINしっぱなしである。その間トイレに行かないとかあり得ない。
というより人間点滴だけでは生存できないはずなので、胃ろうを行っているはずなのだが……胃ろうを行っているならば当然排泄物は出るのでおむつ着用である。
おむつ姿のアスナってスカトロマニアは喜びそうだけど一般受けはしないよね……でも排泄物という観点から考察した場合、SAOの登場人物は全員おむつ着用なのだ……
ただ胃ろう必須という事を考えると、いきなり動けた理由が説明できなくなるので、別の技術が開発されている可能性が高い。
(余談だがいきなり歩けた件に関しては今の医療技術でもリハビリしっかりやって貰えれば歩けると思う。要は筋肉使ってるかどうかの問題なので)
点滴で生存可能になったあたりが妥当かと思うが、点滴でも小便は出るので(水分摂取してるんだから当たり前)やっぱりおむつに変わりはないのだが……
排泄物的に、長時間プレイをするとVRMMO世界の中は良いとして、プレイヤーは悲惨なことになるということが理解して貰えたかと思う。まあ脳波読み取れるぐらいなのだから、ゲーム中に「プレイヤーの尿意が危険値に達しています」とか警告してくれるんだろうとは思うが。
VRMMOを実現可能な技術レベルで考えると、健康管理のかなりの部分をゲーム側で行ってくれそうではある。ゲームのやりすぎで過労死するとか無いだろう(その前にゲームから叩き出されて病院に自動通報とかシステムができていると思う)
一般的なVRMMOの世界はゲームから与えられる感覚が身体の感覚より優先されるという、極めて危険な設定なので身体の安全に関しては最大限の配慮をしていると考えられる。
排泄物の管理もその一環ということだ。
なろうの小説とか基本的にファンタジー全開でリアルガン無視なので(読者もリアルなんか求めていないと思う)排泄物のことなど無視してしまえば良いのだが、空想科学読本のノリで考察するとこうなりますよということ。
今回の与太終了。次回は本題に戻るかな?
結論・深く考えちゃ駄目……って当たり前すぎて面白くないですかね