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NO SPARE ノースペア  作者: 桐ケ谷深月
7/10

カミサマの独り言07

美少女転校生か。


噂になってると思ったら……なるほどね。

表面的な美しさなら私以上のもの。


わたしはあの子の秘密をなんでも知っている。あの子もわたしに執着することしかできない。


何故ならわたしはカミサマだから。






「わたしを……おいて行かないで!!」

「ごめんね、リナコ……」

「やだよ……助けてよ!!!

痛い……痛いんだよぉ……!」


足を、強く挟まれた感触が足掻くたびに増した。

「第二波が来るぞ!!」

「!?」

「アナタガダイスキダッタ、リナコ」



わたしはあの時死んだ。

見えるものが全部陳腐なものに変わった。

はい、また誰かわからない事件でふ。


しかし、彼女の存在こそ終わりのほうまで不明なのですが、だんだん察しいただけるよう頑張ります。

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