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カミサマの独り言07
美少女転校生か。
噂になってると思ったら……なるほどね。
表面的な美しさなら私以上のもの。
わたしはあの子の秘密をなんでも知っている。あの子もわたしに執着することしかできない。
何故ならわたしはカミサマだから。
「わたしを……おいて行かないで!!」
「ごめんね、リナコ……」
「やだよ……助けてよ!!!
痛い……痛いんだよぉ……!」
足を、強く挟まれた感触が足掻くたびに増した。
「第二波が来るぞ!!」
「!?」
「アナタガダイスキダッタ、リナコ」
わたしはあの時死んだ。
見えるものが全部陳腐なものに変わった。
はい、また誰かわからない事件でふ。
しかし、彼女の存在こそ終わりのほうまで不明なのですが、だんだん察しいただけるよう頑張ります。